One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 富山里山でのイノシシ対策(その2:庭) …by M2017/01/09

竹と萩で造った「ししがき」
1昨日の記事の続きです。
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/01/07/8309864

去年の7月下旬、庭にイノシシが侵入し、百合根をほとんど食べ尽くされました。実家で母が栽培していたものを譲り受け、毎年少しずつ増やしていき20株ほどになっていました。お盆の墓参りに初めて持参できるのではないかとほくそ笑んでいた矢先の出来事でした。

電気柵は景観にそぐわない、青色発光ダイオードにしたら何m必要なのだろう?、経費はどの程度必要なのか?試行錯誤を重ねました。

その結果、たどり着いたのが「ししがき」。
夫によると、古書でみた「ししがき」の画像が頭に浮かんだとのこと。枝付きの木や竹を逆さに立てたり粗く組んだりして造ったものです。

「これだ!」
竹林を所有している知人から間伐した竹をいただき、割って地面にさしていきました。一部、剪定した萩の枝を編んでいます。

先人の知恵には感服します。猪突猛進というように固い柵は突進して突き破ることもあるようですが、軟らかいししがきの場合、その感触が嫌なのでしょうか。垣のそばまでイノシシが近づいた形跡は度々みましたが、庭への侵入はありませんでした。

残念なことは、庭で小動物を見る機会が減ったことです。野うさぎ、リス、カモシカ。これまで年に数回、うっかり庭に入って来た姿を見られたのですが、ししがきを設置した後は、姿を見ません。