One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ターシャ・テューダーとポール・スミザーから学んで by M2017/04/25

水路脇のギボウシ群
以前にターシャ・テューダーの庭を手本にスイセンを植えたことを記事にしました。もう一人、私たちが手本にしたガーデナーがポール・スミザーです。

庭づくりを考え始めた頃、日本ではイングリッシュガーデンが流行していました。しかし、私たちは雑木の庭、里山の風景に溶け込む庭づくりを理想としていました。

今では雑木の庭が流行で書籍も多数出版されていますが、当時は造園家の方に説明しても全く理解してもらえませんでした。

そのような状況で、何人もの造園業の方に相談しようやく巡り会えたのが、leaf’sの柿谷さんでした。「どんぐりの転がる庭」のコンセプトのもと、私たちが望んだ以上の庭を設計してくださいました。

とはいっても経済力に限りがあり施主任せとなったところも多々ありました。ですから、造園工事が終わった後、私たち自らが手を加えたところは多数あります。その一角が、水路の脇のギボウシ群です。

ポール・スミザーさんはイギリス出身。そのポールさんが日本の庭を日本人以上に理解し、その魅力を発信されていました。最初にポールさんを知ったのは書籍「ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン」でした。そのエッセンスを私たちは取り入れ水路脇にギボウシの株を移植したのでした。

元はと言えば、私の実家にあったギボウシ。大きな株を2株譲り受け、それを細かく分けて水路に沿って埋めました。最初は小さかった株が今では葉を広げると1mほどになります。

2週間ほど前に芽を出した株、日に日に大きくなっています。若葉は食用にもなるとのこと。ギボウシは他にも庭のあちらこちらに植わっています。庭づくりをする以前は、ギボウシは見たことはあっても、名前を知らない草でした。

この10年で植物名をかなり覚えたと思います。それはほとんど、我が家にあるものです。庭づくりを通して世界が広がったと言えるかもしれません。

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