One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 鳥の餌箱じゃないんだけれど by T2017/06/17

鳥の食べ残し、宮重ダイコン
宮重ダイコンの種を採取しようと思っていたら、鳥達に先を越されました。本当はもう少し種のサヤが乾いてから採取するのですが、急きょ半乾き状態で採取することにしました。残りは鳥の食べ残しをどれだけ採取できるかに期待するだけです。

10年以上ダイコンの種を採取してきましたが、こんなに鳥に食べられたのは初めてです。

しかしダイコンの立場に立ってみれば、人間に種を採取されるより鳥につつかれた方が、辺り一面種が散らばって嬉しいのかもしれません。今年の秋は至る所から宮重ダイコンが発芽するでしょう。

自然は僕を中心に動いているわけではないということを再認識させられました。

■ 何だこりゃ!(松田優作風に) by T2017/06/17

散り始めた栗の花
写真を見て下さい。大量の毛虫みたいなモノは何でしょう?

正解は散り始めたクリの花です。

約1ヶ月前、小さな紐状の花を付け始めたクリは、昨日の強風で花を落とし始めました。ここ数日蜂がよく蜜を吸いに来ていました。秋にはたくさん実を付けて欲しいです。

昨年、一昨年と我が家の庭にクスサン(クリケムシ)という毛虫が大量に発生しました。クスサンはクリの花に似た大きな毛虫です。刺すことはないのですが大きくグロテスクで、クリやトチの木の葉っぱを食べ尽くします。幸い今年はほとんど被害がありませんでした。

ところで先日発見したのですが、近所のクリの木にクスサンがびっしり取り付き、葉っぱがほとんど食べ尽くされていました。もうしばらくしたらクスサンはサナギになるのでそれまでの辛抱ですが、ちょっと悲惨です。仏教で言うところの捨身布施とはこういう境地なのでしょうか。悟りというものは軽々しく口に出せないくらい壮絶な境地なのでしょう。軽々しく農薬散布をする煩悩深き人間を見て、仏やクリの木はどんな思いを抱いているのでしょう。南無阿弥陀仏。

※ クスサンについてはこちらをご覧ください。
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/situ/zoo/catalog/9gaichu/kususa.htm