One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 出くわしました。 by T2017/08/12

侵入者
今朝、自転車のロードワークで山道を上っていたとき、キツネに出くわしました。最初痩せた野良犬かと思いましたが、近づくとそれはまぎれもないキツネ。俊敏に崖を登っていきました。写真を撮れなかったのが残念。

早朝は、カモシカ、リスなどいろいろな野生に出くわします。時にはかつてツキノワグマにも一度出会いました。

ところで最近、外来の虫や動物、植物の侵入を危惧する報道が多く見られます。我が家の庭に咲いているキショウブも外来種で繁殖を危険視する見方もあります。

最近読んだ本にこんなことが書いてありました。

侵入生物が生態系を改変し、種を絶滅させ、多様性を縮小させ、深刻な問題となっていることはほぼ例外なく認められているが、侵入生物のカタログには明らかな漏れがある。(中略)現生人類は生物史上最も侵入的な生物だということだ。(にもかかわらず、現生人類は侵入生物カタログには記載されていない) 約20万年前アフリカでおずおずと進化の一歩を踏み出して以来、わたしたち現生人類は世界中に広がり、地理的領域を次々と侵略し、新たな土地に定着しては新たな生息地を開拓し、いまでは全大陸に生息している。 『ヒトとイヌがネアンデールタール人を絶滅させた』バット・シップマン著

現生人類は、森林を伐採し水資源を汚染し、無数の生物種を絶滅させてきました。そしてこともあろうか最悪なことに、私たち人類は自分たち自身が最大の侵略者であるという自覚さえも無いのです。

ひょっとしたら今朝出会ったキツネは、お前たち余所者は去れとは言わぬまでも、もう少し謙虚であれ!とメッセージを送っていたのかもしれません。

生態系の中で、人間だけが仲間はずれな存在にならないように

Everybody is talking AT human.(みんなが人間をシカトして話してる)

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