■ 伊勢神宮の社殿のモデルは高床倉庫 by T ― 2017/09/02
伊勢神宮の気持ちの良さは簡素の一言にあると思います。萱葺きのヒノキ造り。ムク板の垣を廻らした高床の切妻造り。
それは弥生時代、自然の恵みとしての米を貯蔵した穀倉つまり高床倉庫にそっくり。
穀倉を拝むことを通じてその背後に坐す神=自然を拝むということなのでしょうか。
そして高床の穀倉つまり社殿は20年で新陳代謝。形あるものにはこだわりがない。重要なのは背後にある無形・抽象。
無形・抽象まで削ぎ落とされると、これ以上簡素なものはありません。
我が家も高床の切妻造り。でも建築物としての家という有形物にこだわりすぎるのは、簡素な暮らしというコンセプトから離れていくのかもしれません。そんなことを伊勢神宮にお参りして感じました。重要なことは家の背後にあると。
それは弥生時代、自然の恵みとしての米を貯蔵した穀倉つまり高床倉庫にそっくり。
穀倉を拝むことを通じてその背後に坐す神=自然を拝むということなのでしょうか。
そして高床の穀倉つまり社殿は20年で新陳代謝。形あるものにはこだわりがない。重要なのは背後にある無形・抽象。
無形・抽象まで削ぎ落とされると、これ以上簡素なものはありません。
我が家も高床の切妻造り。でも建築物としての家という有形物にこだわりすぎるのは、簡素な暮らしというコンセプトから離れていくのかもしれません。そんなことを伊勢神宮にお参りして感じました。重要なことは家の背後にあると。
■ 450kmで異国の雰囲気 by M ― 2017/09/02
8月26日から2泊3日で熊野旅行に行ってきました。距離にして約450km、時間にして6時間の移動でした。
驚きや発見はたくさんあったのですが、その一つに気候の違いでした。日中の暑さはもとより、朝晩も熱気が残り湿度は100%。明け方には雨が降り、バリ島を思い出しました。
気候が違えば植生も変わります。熊野三山にそれぞれ御神木がありましたが、こちらではあまり馴染みのない木ばかりでした。
熊野速玉大社の御神木は「梛」(なぎ)
樹齢千年と言われる梛の木が強い日差しを遮り、心地よい空間を作ってきました。
熊野那智大社の御神木は「楠」(くすのき)
幹にぽっかりと穴があいており、護摩木を持って潜ると願い事が叶うとのことでした。
熊野本宮大社の御神木は「多羅葉」(たらよう)
葉の裏に爪などで文字が書けることから「葉書の木」とも呼ばれるそうです。その隣には八咫烏(やたがらす)が止まるポストが…。ハガキを2通投函してきました。今頃は、RさんとMさんの手元に届いていることでしょう。
御神木はどれも力強く生命力を感じる木でした。佇まいは日本なのですが、周囲の植生は富山とは異なり南国を思わせました。九州や沖縄まで行かなくても異国の雰囲気を感じた旅行となりました。