One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 土間のない玄関 by M2017/10/13

土間のない玄関
今日は玄関の内側の話です。

我が家の玄関には土間がありません。玄関ドアの前にキリムのラグマットを敷き、その上で靴を脱ぎ履きしています。

こうなった理由は…
家の設計時、夫は広い土間が欲しいと設計士の天野さんに要望していました。その理由は、自転車のメンテナンスをするため。その一方で、小さくシンプルな構造も合わせて要望していました。その結果が、土間のない玄関となったのです。

天野さん曰く、土間でなくても自転車のメンテナンスはできるでしょう。土間は土間としてしか使えなくなり、居住スペースが減るのでもったいないとのこと。これに夫は納得して、土間がなくなったのです。

3年前に床下を土間打ちしたので、今はそこで自転車のメンテナンスをしています。以前は2階の書斎スペースにビニルシートを敷いて、自転車のメンテナンスをしていました。

小さい家ですが、暮らしているのは大人二人です。1日活動すれば使わないスペースがないほど、無駄なく使っています。天野さんの発想に脱帽です。

■ 補助暖房、使い始めました by M2017/10/13

補助暖房としての蓄熱式暖房器
昨日、今日と最低気温が10度程となりました。薪ストーブは焚けるばかりになっているのですが、火入れは週末までお預けとなっています。

そこで補助暖房を使い始めました。我が家の補助暖房は蓄熱式暖房器です。新築当初は薪ストーブで家全体を温めるつもりでした。薪ストーブの暖かさは格別ですし、我が家より広いスペースでも薪ストーブで十分に暖かい体験もしていました。

しかし、住んでみて甘かったことに気づいたのです。新築時、フルタイムでの共働きでした。早朝にストーブを点火するも2時間ほどで出勤。帰宅時にはすっかり冷え切った室内で、また点火。薪ストーブは焚き始めてから部屋が暖まるまでにかなり時間を要します。さらに、薪ストーブ初心者ですから、今ほど上手く着火できるはずもなく、冷え切った室内で震える毎日でした。

1シーズン目は何とか耐えたのですが、これが続くかと思うとゲンナリしました。そこで、寝室に補助暖房を入れることにしました。そこから私たちの暖房器探しが始まったのです。

当時はインターネットが今ほど発達はしていなかったので、書籍と口コミが主な情報源でした。さらに、上京の折にショールームやお店を周り、私たちの暮らしにあう暖房器を見つけるのに数ヶ月。

東京でこれという暖房器が見つからず意気消沈して帰宅したら、郵便受けに電機屋さんのチラシがポスティングされていました。そこに蓄熱式暖房器が紹介されていました。空気を汚さず、暖房原理が輻射熱というところが気に入りました。

ただ、ヒーターからの電磁波が気になり、即決はできませんでした。電磁波測定器を手にいれてショールームで測定し、一安心。機種を選ぶ段となり、シンプルで歴史のあるスティーベルの蓄熱式暖房器を選択しました。決め手はアナログで操作できるところでした。温度設定、風量設定はダイヤルです。最初のシーズンに色々と試して、今ではこのくらいの気温の日は、このくらいの設定で…という具合に手動でダイヤルを回しています。

蓄熱式暖房器のおかげで布団はふっくら(北陸の冬は湿度が高いため通常布団は湿ってしまいます)、朝は暖かく、寝起きが良くなりました。かつて使っていた電気毛布はお蔵入り。靴下をはかずとも快適に睡眠を貪れます。