One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ トムよ、野の草花のように by T2017/10/14

若かりし頃のトム
毎週土曜日の早朝は雨が降っていなければ、僕は2時間余り自転車でロードトレーニングに出かける。その際ラジオをイヤホンで聴きながらのライド。朝7時20分からNHK FMにてピーターバラカン氏の番組「ウィークエンドサンシャイン」を聴きながらのトレーニング。日本広しといえど峠道をシングル固定ギアの自転車で上りながら「ウィークエンドサンシャイン」を愛聴しているのは僕だけだろうな。

今朝は予告通りトム・ペティの追悼特集だった。バラカン氏いわく。追悼のリクエストがこれだけ集まったのは過去最高とのこと。トム・ペティは一般日本人の間ではあまり人気があるとは言えない。でも世界標準で見れば人気が高く、またミュージシャンの間でも評価が高く、ロックの殿堂入りも果たしている。そんなトムのリクエストが極めて多く集まったという事実に僕は嬉しくなった。本当にロックを愛している日本の仲間が多く存在することを。

トム・ペティの音楽はファッション性に走ることなく骨太で芯がしっかりしている。伝えるべきメッセージを直球で投げてくる。トム自身は言っていた。だからと言ってポップの要素を否定してはいけないと。ポップとは大衆のこと、流行やモードについつい流されがちの不安を抱えた大衆。そんな大衆に媚びるわけではないけれど、そんなロクでもない素晴らしき大衆に対し真摯に向き合ってくれたトム・ペティに心から哀悼を捧げます。

トムの歌声を聴きながらの里山道を走っていると、道沿いのセイタカアワダチソウやススキ、その他秋の雑草たちが愛おしく美しく見えてくるから不思議だ。在来種も外来種もすべての愛おしい。美しい。そして本当にたくましい。トムの楽曲「I won't back doun」のように。

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