One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 何風より何物? by T2017/12/30

One's Way風
先日の妻の記事に続けます。我が家は何風?
http://onesway.asablo.jp/blog/2017/12/29/8757127

和風?洋風?和洋折衷風?そもそも和風とはどんなもの?洋風とはどんなもの?突き詰めていくと本当によく分からなくなります。和風で行けば洋式トイレを選択できません。洋風で行けば土足で家に入らねばなりません。何風かにこだわると暮らしの快適さが損なわれるような気がします。

よって私たちが家作りを進める際に、何風にするかというスタンスは特に持ちませんでした。私たちが厳格にこだわった点、それは本物か偽物かという点です。

私たちは高温多湿な日本の風土を考慮し木造建築を選択しました。だから本物の木材を使用しました。銘木である必要はありません。ただ本物の木材であることを大切にしました。

我が家は合板のフローリング床にせず、杉の無垢板床材を使用しました。デッキの踏み板もプラスチック樹脂製にせず米杉の無垢板材にしました。外壁は木目調のサイディングにせず、杉板下見貼りにしました。

また内壁はビニールクロス貼りではなく、漆喰壁にしました。

合板もビニールクロスもプラスチック樹脂も否定しているわけではありません。素材としては立派な工業製品です。しかし合板やプラスチック樹脂で木材を模したならば、それは偽物つまり木材風ナンチャッテ材です。ビニールクロスで塗り壁を模したならば、それは偽物つまり塗り壁風ナンチャッテ・シートです。

偽物で安易安価にプチ高級感を出そうとせず、本物で真面目に身の丈の簡素感を出す。見栄は決して張らない。本物は初期投資が割高かもしれませんが、最終的にお得だと想定しました。その理由は人間同様、家も歳を重ねるからです。歳を重ねるということは本物が似合うようになるということ、そして偽物はみすぼらしくなるということだからです。

そして本物という軸で家作りを貫けば、和洋問わず家としての統一感が出るはず、そう考えました。本物は世界何処へ行っても本物だからです。

家作りに限らず家具やインテリア等にしても然り。合板でなく無垢材の家具、プラスチックでなく陶器や木の食器、電飾でなく本物の炎の薪ストーブ、等など。

決して逸品、芸術品でなくても良い。本物の日常品を大切に末長く歳を重ねさせる。それがOne’s Way風だと思っています。

■ 毎年恒例の… by M2017/12/30

お餅つき
今日12月30日は毎年恒例のお餅つきでした。私の実家では、毎年杵と臼でお餅をつき、鏡餅とお雑煮用ののし餅を作っています。

今年も父親の監督の元、夫、弟、甥の3人が餅つき担当、弟と義妹、私が返しを担当しました。母と妹、二人の姪は、つきたての熱々のお餅を丸める係でした。

年々大人は年を取り体力が衰えてくるのですが、甥と姪は腕をどんどん上げていきます。甥がつく姿、今年はとても様になっていました。写真は高2の甥です。

3軒分の鏡餅とのし餅をつき終えた後は、つきたてのお餅をみんなで食べました。きな粉、餡子、大根おろし、ゴマ、砂糖醤油、お餅があまり得意ではない私でもつきたてのお餅の美味しさに箸が進みました。

いよいよ今年も残り1日となりました。無事に年を越せそうです。