One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ もうすぐ30年 by T2018/07/08

もうすぐ30年
結婚直前に、今は亡き僕の祖母が「しっかりした靴を買いなさい。」とお金をくれました。上等の服よりも、まず上等な靴を。上等な靴は10万円のスーツを15万円のスーツに見せてくれるかもしれませんが、下等な靴は15万円のスーツを10万以下にしてしまうかも。それにスーツよりも靴の方が、ソールを張り替えながらすれば絶対長持ちします。当時、僕は祖母からいただいたお金をそのようなメッセージとして認識したかどうかは分かりませんが、少なくとも現実にソールを張り替えながら、僕はその靴を28年履き続けています。

当時婚約者であった現在の妻と京都の高島屋で、内羽式ストレートチップの黒靴を買いました。その後、東山方広寺の近くにある日本料理店「はり清」に、高島屋の大きな紙袋一つぶら下げて、懐石料理を食べに行きました。

そして結婚し、新婚旅行の途中「はり清」に再び立ち寄った時、仲居さんに声をかけられました。
「高島屋の袋のお方ではりますね?」

この黒の革靴、祖母の葬儀、法要にも当然履きましたし、兄弟親類の披露宴にも出動してきました。そしてちょっとしたビジネスシーンにも。

フォーマルな場面から使用できる内羽式ストレートチップ黒。結婚披露宴や法要には僕は黒スーツを着用しませんが、葬儀の際はダニエルクレミュのブラックスーツを合わせます。日本で流通している黒の礼服は、肌触りや触感に馴染めないことと、いかにも冠婚葬祭用といった感が嫌いなので、慣例上NGなのかもしれませんが、僕は軽妙で清潔感のあるこのデザイナーズスーツを選択します。

慣例上NGといえば、外羽根式やUチップシューズ、紐無し靴、挙げ句の果ては飾り付きローファーやスリッポンさえ葬儀場面で見かける日本ですから、それに比べれば僕のブラックスーツは全く微々たる問題と認識しています。肝心なのは足元。

スーツよりもシューズ。公式フォーマルには内羽式ストレートチップ黒革靴。(ただし正装靴とはいえタキシードと紋付袴には、当然ですがNG。)
ツボさえ押さえていれば、あとは人生大いに楽しみ、大いにドレスダウンし、米寿まで生きた祖母よりも長生きしたいと思います。

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