One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 自転車の不思議 by T2018/07/19

シングル固定ギアのスポルティフ
僕がロードバイク(レース用自転車)に乗り始めた30年以上も前に比べて、現在は爆発的にロードバイク人口が増えた。しかし、自転車レース参戦人口は横ばい若しくは減少傾向だと、僕の通っているスポーツ自転車専門店「富山サイクリングセンター」店長の上野茂氏が述べていた。

レース用自転車人口が爆発的に増加しているのに、レース人口が横ばい減少ということは、レース用自転車で非レースつまりサイクリング等を楽しんでいる人が極めて多いということであろう。

僕が30年以上も前にロードバイクに乗り始めた理由は、自転車レースを走るためだった。現在僕は自転車レースを走らない。よって現在の僕はロードバイクに乗らない。代わりにレース用自転車でなくサイクリング用自転車に乗る。カテゴリーで言うとスポルティフ(仏:スポーツ快走車)に乗る。写真の自転車が僕のスポルティフだ。スポルティフにレース用と同じ径のタイヤをセッティングしているので、結構スピードが出る。レースに出るわけでないので変速機の無いシングル固定ギア。それで充分楽しめる。

そもそもロードバイクというものはサイクリングに不向きだ。当然通勤にも不向きだ。ロードバイクはレース用なのでフレームが固く疲れる。フェンダー(泥除け)が無いので雨が降ると衣服が汚れる。ちょっとした荷物すら載せられない。ライトや反射鏡も無い。それにロードバイクは概して派手だ。50歳代にはダンディさに欠ける。

そんなロードバイクなのに、レースにエントリーしないのに、サイクリングや通勤にロードバイクに乗る人が多い。車で言うと長距離ドライブにF1カーを使用するようなものだ。好みの問題と片付ければそれだけだが、なんとも不思議なことだ。

雨の日に衣服を泥だらけにして、ザックを背負って背中に汗をかき、ロードバイクでサイクリングする。そんな人がいても確かに悪くはない。しかしみんな一様と言うのが不思議で、しかも怖ささえ感じる。老若男女を問わず、同じ様なスローピングフレームの派手なロードバイクが極めて多すぎる。

なんとも日本の自転車の不思議であると思いませんか?