One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 人災か天災か by M2018/10/05

樹齢300年
また台風が日本に到来中。今年は台風の発生数、日本への上陸数とも統計をとって以来最大となっているようです。

これは天災なのでしょうか?天災だから受け入れるしかないのでしょうか?天災だからその復興に多額の税金が使われることは当然なのでしょうか?

アメリカの元大統領アル・ゴアさんが映画「不都合な真実」で世界各地で被害をもたらしている気候変動を告発してから11年経ちました。映画では、お金と地球とを天秤にかけていました。今の世界は経済優先、地球を軽く扱っています。しかし、その状態が続けば結局経済的に大きな損失を被るということが語られていました。

もし、地球温暖化に警告が発せられ始めた直後からその対策を世界全体で取り組んでいれば、ここまで大きな被害はなく、経済的な損失も少なかったのではないかと思うとやるせなさを感じます。

「ショックドクトリン」
大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義改革のことです。震災直後にも感じましたが、台風の被害に対してもこの原理がまかり通っているのではないかと危惧します。

災害処理を儲けのチャンスとする大手資本。投資家。被災者と納税者を欺き、災害をチャンスと捉える人々がいます。災害復興に投入される税金を地球温暖化対策に投資していたらどうなっていたのだろう…

天災が実は人災だったとしたら、それも経済効率を優先させた結果だったとしたら…。色々な言説がありますが、私はその言説で得をしてるのは誰かということに注目するようにしています。真実がそこにあると思うから…。

写真は台風一過の金沢の空です。樹齢300年の椎木が街中に残っています。