One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 懐かしい by T2018/10/06

母が「あなたの家の焚き火場で、塩を作るときにでも燃やしなさい。」と、保管しておいてくれた小中学生時代の賞状数枚をくれました。その中にとても懐かしい賞状が混じっていました。

中学2・3年生の夏休み読書感想文。それは僕の住んでいた町の図書館主催の読書感想文コンクールでの入選賞状です。

正直言ってこの賞は僕の自慢です。どこが自慢なのか?たかが町の読書感想文コンクールなのに、自慢にもなりません。

貴重な夏休み、たかが読書感想文なぞに自分の貴重な時間を浪費したくはありませんよね。というわけで僕は本を読まないで感想文を書き入選しました。それもよくある話です。自慢にもなりません。

僕の自画自賛するのはこういうことです。

僕は存在しない本をでっち上げ、当然著者もでっち上げ、その本の読書感想文を書き2年連続で入選しました。どうです?これなら自慢できるでしょう。

勘違いしないでください。架空の物語本を創作できるほど僕は才能ありません。ずる賢い僕は伝記を読んだことにしました。2年生の時のタイトルは『徳川家康を読んで』3年生の時は『武田信玄を読んで』としました。ストーリーは歴史の授業で習ったことでO.K.あとはテキトーに感想を書けば良いのです。要は如何に時間と労力をかけずに読書感想文を片付けるか、更に事もあろうか賞も頂いてしまった。そこが自慢なわけです。

しかし!
それはそれは大きな落とし穴が僕を待っていました。

表彰式が図書館の一室で行われ、そのあと図書館長と一緒に茶話会がありました。3年生の時の茶話会で僕は図書館長の横に座らされました。ケーキを頂きながら図書館長に話しかけられました。

「おめでとう。楽しく読ませてもらったよ。ところで君の読んだ本の著者、私の知らない作家なのだけれど、他にどんな本を書いている作家なの?」

・・・。

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