One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ いざという時頼れるヤツ by T2018/11/03

頼れるヤツ
最近、ポイントやマイルを賢く貯めている人が増えている。だけど僕はどうも消極的だ。その理由を述べよう。

ポイントをより多く貯めようと思えば、より多くお金を使わねばならない。仮に公共料金や税金などどうしても支払わねばならない出費をポイントに還元したとしても、公共料金や税金をより多く支払いたい人はまずいないと思われるので、ポイント加算には限りがある。衣食住の必要経費にも限りがある。人間の胃袋の大きさに大差は無いから。だいたい必要経費というものは低く抑えたいものだ。ポイントを加算するために1円でも高いガソリンスタンドを探す人はまずいないだろう。

つまりより多くポイントを貯めるということは、より多く必要以上の出費をするということだ。簡素な暮らし、シンプル・エシカルライフを目指す僕は、必要以上出費をしてポイントを貯めるよりは必要以上出費を抑制してお金を貯めることを選択する。そして必要経費によってどうしても貯まってしまったささやかなポイント分だけを楽しむに留める。

では何故、僕はお金(金融資産)を貯めるのか。紙切れの お金の資産価値は変動するのに何故?

確かに国難等によってお金の価値が下がるリスクは否定できない。しかしお金の価値低下リスク以上に、お金というものは国難そのもののリスクに強いと僕は考える。

例えば大地震や大津波、原発事故、戦争など国難級リスクによって家や土地や収入源を奪われたとする。その時お金があれば他の場所で新たに生活を立て直すことのできる可能性は、お金が無いよりも高くなる。つまりこういうことだ。

「お金はいざという時に頼れる。」

お金で幸せを買うことは保障できない。欲望は限りないし、お金では買えない幸せというものが確実に存在する。しかし!
お金は危機を脱出する際にはとても大きな効力を発する。お金のコストパフォーマンスが最大になるのは危機に遭遇した時である。お金では幸せを増やすことができなくても、不幸を減らすことができる。 と僕は考える。

いざという時のため、僕はポイントよりある程度のお金を備荒貯蓄することを選択する。

写真は、これもいざという時頼れるラジオ。

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