One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 柴は自産薪焚き人の誇り by T2018/11/29

柴
かつて森林組合から薪用の原木を購入していた時は、コナラなど広葉樹の幹部分を割った薪が我が家の薪小屋に積まれていました。それはちょうどお菓子バウムクーヘンを切り分けたような年輪のある薪でした。

それが現在はちょっと違います。そんなバウムクーヘン薪の中にポッキーを折ったような細かい薪が積まれるようになりました。これは雑木の小枝つまり柴と呼ばれるものです。「お爺さんは山へ柴刈りに」の柴です。

柴の処理は落ち穂拾いのようにとても面倒な作業です。柴は火持ちも悪くすぐ燃えてしまいます。乾燥もしづらく燃やすと小口から水泡がジュージュー出ます。でも里山やカイニョ(屋敷林)にて生命宿る木を伐り倒した人ならば、できるだけ枝まで大切にしたいという気持ちになるのも人情です。

既成の薪を購入する場合、柴は商品にならないでしょう。でも自産の薪だったら柴にも愛着が湧きます。

それでも一本の木を倒すと大量の柴が生じるので全てを薪に処理できません。だからチップ化して肥料にしたり道に敷いたりしてなるべく早く土に還すことも今後重要になってきています。かつてのカマドや風呂焚きまでいかなくとも暮らしに柴を少しでも活用できないか考案中です。

ともあれ、薪小屋に柴が堂々と積まれている家は薪を自産自消している証拠です。
柴は自産薪焚き人としての誇りです。

コメント

トラックバック