One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 学校がすべてではない by M2018/11/30

ドイツ_コトブス_ピコロシアター

ドイツでは社会教育が充実していました。学校から早々に下校し、学校外での活動を楽しむ青少年の姿がありました。大人も然り。退社後に会社の同僚と時間を共にすることは稀で、多くは地域のスポーツクラブなどに所属しており、退社後は社外の方と過ごすことが多いそうです。

所属する学校や職場以外の文化に触れることはとても大切なことだ私は思います。特に青少年にとって多様な文化、価値に触れることは、その後のキャリアに大きな影響を及ぼすでしょう。

学校の価値を内在化し、社会に出てから苦しんでいる若者に接する機会が私にはあります。とても真面目で真剣に物事に取り組む若者たちです。学校文化の中ではうまく回っていた歯車が、学校を離れた途端に噛み合わなくなりドロップアウトした若者たち。就学期に学校以外の価値に触れていたらと思うと憤りを感じます。自ら学校以外の場を求めて行動できる青少年は良いのですが…。知的に高く、内面も豊かで、多くの可能性を持つ彼ら。

彼らに言いたい。
「ドロップアウトしたのはあなたの責任ではありません。あなたの可能性を奪ってしまった私たち大人の責任です」と。

彼らは持ち前の真面目さで自分の人生を切り開く努力を続けます。その姿にいつも心を打たれます。その努力に報いることができれば本望です。応援することはできます。チャレンジの場を一緒に探すこともできます。

ドイツ研修の経験を自分自身のキャリアにどのように生かして行くのか、それが私に問われています。

写真はベルリンから南へ約140kmコトブス市のピコロシアター。多くの青少年が本格的な演劇活動をしています。

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