One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 里山生活は残業できない人間に適している。 by T2020/01/12

自分の道をマネジメント
ある人が言っていました。

日本の中学生はどうして遅くまで学校にいるのか?夕方4時頃に放課となるのに、部活動を強制させられて。どうしてか知ってる?あれはね、大人になって残業に耐えうる人間にするためだよ、と。
日本の中学生はどうして宿題が多く、保護者も宿題を多く要求するか知ってる?それはね、大人になってこなしきれない仕事を家に持ち帰る忍耐力を身につけさせるためだよ、と。
日本の中学校では、残業しているのは教師だけでなく、生徒もなんだよ、と。

これで判明しました!何故僕は残業に耐えれない大人なのかの理由が。

僕は中学生の時も高校生の時も部活動を真面目にしない帰宅部生でした。根性が無く学校に長くいることに耐えられなかったのです。僕は放課後の自由な時間を学校以外で楽しみました。予習復習を楽しんだり、サイクリングしたり、歴史の本を読んだり、映画館に行ったり、洋楽聴いたり。特に夏休みは全く自由で、家の風呂掃除したり、立山に一人で登りに行ったり、電車で一人旅行したり。本当に楽しかったです。

つまり僕が帰宅部生として学んだことは、自分の自由な時間を自分でマネジメントすることでした。

そして予想を裏切ることなく、僕は残業できない大人に成長しました。だから今でも自由な時間を自分で考えてマネジメントする里山生活をしています。
里山生活には、残業できない人間がとても適しています。もし残業して里山の自宅に帰るならば、寝るだけの里山に終わっちゃいますから。

人生とは面白いものです。ひと昔は忙しく働くことが美徳だったのに、最近は残業を減らせと叫ぶ時代になりました。でもそれはかつて働けと強制されていたことが、今働くなと強制されるようになっただけで、受け身的なことに何ら変わりはありません。誰かに敷いてもらったレールを必要としていることに変わりはありません。

今でも相変わらず残業できない僕ですが、こんな僕でも良き家庭や友人に恵まれ、人並みに厚生年金受給資格も取得できそうです。
部活動でしごかれた経験が無いおかげで運動することにトラウマがありません。だから50歳代になってもマラソンを完走できる心身に恵まれました。有難いことです。

定年退職後、何をしてよいか分からないとか、歳をとって仕事辞めたら認知症になるかも、といった悩み不安は、今まで全く考えたことがありません。だって、自由な時間は、僕にとって、水を得た魚の「水」ですから。