One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 見栄え良く薪を積む by T2020/04/13

ノルウェー流原木の積み方
先日紹介したノルウェー発薪生活に関する実用書『Hel ved』(邦題:薪を焚く)には薪の積み方についていろいろ書いてあります。その中にあった原木の置き方について紹介しましょう。

写真のように玉切り前の原木は、ただ横に積み上げていくよりも、片方の木口に一本の原木を差し込んで上下の原木の間に隙間を作るように積んでいくのがノルウェー流のようです。森の中で木を伐り出し枝を落した原木を一時的に森の中に放置しておく際に、このように積んで置くとのこと。風が通るし外観も気持ち良く見えます。その後の作業性も向上。

薪文化の先進国ノルウェーでは、薪の積み方で人格を判断する慣習があるようです。例えば
・真っ直ぐがっしり積まれた薪=真っ直ぐでしっかりとした人間
・背の低い薪棚=注意深い、恥ずかしがり屋、又は軟弱。
・背の高い薪棚=野心的
・大量の薪棚=長期展望あり、信頼に足る
・薪が少ない=その日暮らし
・崩れそうな薪棚=意志が弱く優先順位付けができない
・大量の薪を地面に放置=無知、堕落、怠惰、大酒飲み
・古い薪と新しい薪が入り混じっている=信頼できない
・大小の薪が入り混じっている=節約家、思いやりのある人物
・薪棚が無い=結婚する資格無し

2000年前、詩人オウィディウスが言ったそうです。
「愛する人にはできるだけ自分の良い面を見せておくこと」

人は見かけで判断されます。