One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 変わらぬ風景 by T2020/04/14

タケノコ
銀座や原宿の風景がコロナによって豹変している時世にあって、我が里山では例年通り田おこしが進み、野菜の畝が作られています。例年通り今年もタケノコ掘りが始りました。そこには力強い変わらぬ風景が存在しています。

でも今年のタケノコ掘り作業は例年と異なった風景が見られます。それは70歳台後半になった実母が参加していること。いつもは今年80歳になる叔父と僕との二人で掘っていましたが、最近のコロナ影響で外出機会の少なくなった実母は、自ら作業に参加するようになりました。

人手が増えて生産性が上がるか否かは問題ではありません。タケノコを見つけるのも仕事、掘られたタケノコを袋まで運ぶのも仕事、タケノコの泥を落とすのも仕事です。一人で掘っているよりは人が多いとワイワイ楽しいもんです。それが一番です。

ところで、朝のラジオ番組にて、引きこもり問題の専門家で筑波大学教授の斎藤環氏はこう述べていました。
「今のコロナによる自宅生活には、引きこもり対策のノウハウが参考になるのではないか。健康的に引きこもる(自宅生活する)ためには2つの重要点が考えられる。それは①役割を持つこと、それと②対話が為されることである。」

タケノコ掘りは三つの密に該当せず、綺麗な空気の屋外で、適度な対人距離感で、それぞれのペースの仕事を通じて、心身を解放できる最高の条件です。