One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 里山に帰る庭 by T2020/05/18

満開のタニウツギ
この時期、金山里山ではタニウツギの花が満開です。林道沿いの法面にピンク色の小さなラッパ型の花が咲き乱れています。

我が家の雑木林の斜面にもタニウツギが咲いています。

11年前、景観デザイン業者「リイフス」さんに、「ドングリの転がる庭」というキャッチフレーズで、我が家の雑木庭を整備してもらいました。敷地全てを植栽したわけでなく、自生の樹木も生かしながら整備しました。その時、コナラやクヌギに混ざってタニウツギやエゴノキ、コブシなどを植栽樹木の中に取り込んで下さいました。

ところが、自生の樹木の中にはタニウツギやエゴノキは既に敷地内に存在していました。コナラやコブシも裏山を見渡せばいっぱいありました。近所の人には「直ぐ近くの山でよく見かける雑木を、何でわざわざ庭に植えるの?どうせお金を出すなら、庭木らしい木を植えればよいのに。何でまた、フツーの雑木を?」と言われました。

特に反論しませんでしたが、私たちはフツーの雑木庭こそが良かったと今でも思っています。また、リイフスさんのセンスにも敬意を表しています。

私たちがこの世を去った後、我が家の雑木庭は里山の森に委ねたいと思っています。里山の森に自然と溶け込んでいき、子孫を増やしつつ、最終的に庭が里山の一部になってくれれば本望です。

そのために、庭の世話もしつつ、金山里山の会を通じて、帰るべき里山の保全にも参加させてもらっています。

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