One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 1日にして成らず by T2020/06/15

リビングダイニングキッチン
写真は、我が家の玄関扉を開けたら視界に入るリビングダイニングキッチンです。如何でしょうか?もし統一感を感じてくださるならば、とても光栄です。

ワンフロアーには幾つかの木製家具があります。家も含め数々の家具を一気に揃えるならば、そこに統一感を出すことは容易でしょう。しかし一気に揃えることは金銭的に大きな負担となります。また、今まで使用してきた家具等を一気に廃棄することになるかも知れません。

一つ一つ家具やインテリア小物を時間をかけて揃えていき、かつそこに統一感を出すにはどうすれば良いか?私たちの取った方法は、素材を統一させて揃えていくことでした。

私たちの選択した素材は天然素材、特に天然無垢の木材です。ベースとなる家建材に関しては、柱と板物がスギ、梁物と建具がベイマツ、壁が漆喰、それだけです。そして家具の殆どがベニマツとアカマツです。

写真右のダイニングテーブル及び椅子それと壁に設置されたカップ棚は結婚直前の1991年KAKI製です。キッチン奥の食器棚は1995年頃KAKI製。カップ棚下のオーディオラックは2002年KAKI製。中央キッチン天板下のキャビネットは2013年BueDue製。キッチン最奥(食器棚右)のキッチンワゴンは2014年BueDue製。というわけでここまでに約30年かかっています。ちなみに家の新築が2000年12月入居ですから、家具の半数は家建築前のものということです。

家具材のベニマツ及びアカマツは時間の経過とともに赤みを増します。よって古い家具ほど色が濃い、でもそれは自然のことなので統一感を阻害しないだろうと考えました。

古いものを捨てて新しいものを買い、それが古くなったらまた捨てて再び新しいものを買う。それではいつまで経っても前に進みません。一歩進んで一歩下がるようなもの。いやそれ以上に、せっかく時間が作り出してくれた貴重な価値を古さと一緒に捨てることになり大きな損失。つまり一歩進んで二歩以上下がるようなもの。

私たち夫婦は身の丈の経済力しか持ち得ていませんから、僅かな一歩でも前に進めて行く道を選択しました。後ろに下がる贅沢な余裕など持ち得ていません。

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