One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 長期使用投資 by T2021/11/15

ボルボV70
購入する時は高くついても、長期間大切に使用すれば、結果として得である。それは本当だと僕は思います。その事例を述べましょう。

我が家のボルボV70は初年度登録2001年6月、現在20年と5ヶ月使用しています。この20年あまりの間に、僕の知人の大半は2台もしくは3台のクルマを乗り継いでいます。

また、ボルボV70は現在販売されているグレードで言えばV90に相当しますが、現在価格は700万円〜1000万円です。20年前にV70を購入した金額からすれば2倍近くに上昇しています。この20年間は歴史上稀に見るデフレ時代で、消費者物価指数はほとんど上昇していないにもかからず。

この事例から言えることは、ただ単にモノを長期間使用するだけでなく、少々初期投資が高くついても、価値の高まる将来性のある良いモノを購入して、それを長期間使用することが有益であると考えます。

さらに、20年前のV70でボルボ正規ディーラーに乗りつけると、クラシックカーまではいきませんが、年々存在感が増しています。最近の若い営業スタッフの中にはリアルタイムでV70を知らないスタッフも出てきています。

昨年、我が家のV70は2度目のタイミングベルト交換を行いました。最低でもあと10年は乗るという意思表明です。人生初の新車購入が人生最後のガソリン車になるやも知れません。

■ カーボンニュートラル(炭素中立) by T2021/11/11

雑木林を歩く
植物は呼吸をして二酸化炭素を排出しますが、それ以上に光合成によって二酸化炭素を吸収します。また有機物の植物は大きく成長することによって体内に炭素を蓄えます。

カーボンニュートラルとは、排出した炭素を回収して、実質的排出量をゼロにすることです。

妻が言っていました。
「日本では炭素税を徴収され、2024年から森林環境税も導入される予定だけれど、森林を保護する個人には、その努力に対し税負担を回収してはどうか」

大量に二酸化炭素を排出する個人からは割増の環境負荷税を徴収し、二酸化炭素を回収している個人からは環境負荷税を減額する制度を作ってもらいたいと考えます。

環境保全活動を、単なるボランティア奉仕の精神のみで行なっていくというシステムは、決して持続可能ではありません。最近のSDG投資の流れもあるように、今後、環境意識なくしてビジネスさえも成立できなくなる時代です。

現状では環境に良いことをしてもしなくても、あるいは環境により負荷をかけても、殆ど差異がありません。さらに、環境に良いことをしている人が「意識高い系」と揶揄されたり、環境に負荷をかける人がフリーライダー(恩恵タダ乗り人)となっている場合もあります。

環境に良いことをすれば経済的メリットがあり、環境に負荷をかけるならば経済的に損をする、といった行動経済学に基づく仕掛けを構築することによって、国民全体に環境保全のモチベーションを高め、環境保全活動を加速させることを提案します。

■ Tシャツ・リサイクル by T2021/11/07

第一回大会記念Tシャツ
富山マラソンのスポンサーでもある株式会社ゴールドウインでは、もう着なくなった服を回収して、再びポリエステル樹脂の衣類にリサイクルする計画を行なっています。その一部は今後の富山マラソン記念Tシャツに生まれ変わる予定とのこと。

咋日の富山マラソン受付会場に、僕は大袋いっぱいの古着を持参して行き、回収してもらいました。受付開始直後だったので第一号一番乗り。ゴールドウインスタッフの方に大きな声で「ありがとうございます」と言われ、こちらこそ回収してもらい感謝です。

マラソン大会に出場するたびに記念Tシャツが溜まってしまい、これを機会に過去の東京マラソンや富山マラソンのTシャツも回収してもらいました。さすがに第一回大会の記念Tシャツだけはとっておきましたが。

ぜい肉や古い細胞だけでなく、タンスの奥に眠った古着さえも、走ることによって無駄が削ぎ落とされスッキリしていくのは、とても気持ちが良いです。

写真は、富山マラソン(2015年)と東京マラソン(2007年)の第一回大会記念Tシャツです。

■ ホットプレート by T2021/10/08

ホットプレート
電気製品の寿命は傾向として、旧来の単純構造な電気製品の方が最近のマイコン制御製品よりも長寿命のようです。単純に通電をON,OFFに手動で切り替え、回転させるか電熱線を熱くするかのような電気製品は故障する場所がありません。それに対してマイクロコンピュータの基盤はちょっとした電圧の変化などで壊れてしまい、基盤が作動しないだけで全て動かなくなってしまいます。

30年前、私たち夫婦が結婚する際に、お祝い品の一つとして両親からもらったホットプレート。樹脂製の持ち手が破損した以外壊れることなく使用してきましたが、ここ2年ほどホットプレートの出番がありませんでした。

不燃物収集日に廃棄しようかと思いましたが、誰か有効活用してくれる人を探したところ、何と、送り主の母親が使うとのこと。ちょうどホットプレートを新調しようと思っていたとのこと。

ともあれ、収まるところに収まり良かったです。

■ 人生初のフィルター清掃 by T2021/09/28

朝もや
生まれて初めてエアコンのフィルター清掃を行いました。

というのも結婚して30年、今年我が家に初めてエアコンが設置されたからです。2ヶ月間ほど使用しましたが、結構ホコリって付着するものですね。換気扇や送風機と同様です。

我が家では暖房は薪ストーブ暖房なので、エアコンは来年夏までお休み。よってエアコン専用の200V電源のブレーカーを切り、室外機にカバーをしました。

ところで今年も現在、富山県生協の電気ダイエットコンテストに挑戦中です。9月中旬から10月中旬までの1ヶ月間における昨年同時期電気使用量に対し、どれだけ電気使用量を減らすことができるか、というコンテスト。エアコンは当然のこと、ドライヤーや電気オーヴン、電気アイロンなどなど、現在我が家では使用禁止期間なのです。

■ どう食べるかとは、どう生きるかということ by T2021/09/15

冷奴
突然ですが、僕は冷奴が好きです。僕流の冷奴の食べ方を紹介します。

先ず、豆腐の中央部をくり抜いて食べます。そこにおろし生姜などを入れて醤油で浸します。醤油が溢れないように注意します。

あとは醤油が豆腐から出て行かないように、豆腐の内側からくり抜いた穴を大きくしていくように食べます。

最後は豆腐の外側を食べ切るのですが、醤油の量も少なくなって豆腐に滲んでいるくらいですから、受け皿に醤油がこぼれることはありません。冷奴を食べ終わっても受け皿がキレイ!

ところで、僕の所属している金山里山の会のある若手会員は、自分で大豆を育てており、今年自家製醤油にチャレンジするそうです。

普段当たり前のように存在する醤油や豆腐。でもその背後には醤油や豆腐を作る人が存在していることを改めて思い知らされます。

生きるために食べる。
どう食べるかとは、どう生きるかということ。

とまあ、そんなに大げさに言うほどのことでもありませんけど。

■ 我が家の森林保護政策 by T2021/08/29

資源回収
本日、地元小学校による資源回収日。有難うございます。

写真は、資源回収に出した我が家の紙資源。年間4回の回収ですから、今回の分はおよそ3ヶ月分のダンボール、雑誌、紙類の総量です。我が家は夫婦2人暮らし。市の広報紙や共同購入のチラシ類、同窓会紙等、結構こまめに集めましたが、これだけの量に収まりました。最近は新聞、雑誌類を全く購入していません。ウェブによるペーパーレスの時代ですからね。ただ、オンライン宅配によるダンボール排出量を減らすことが困難になっています。

家庭から出される回収紙類の量を少なくする努力は、樹木伐採を抑制し森林保護につながると僕は考えています。

一方で里山整備を行なっているのに、他方で森林資源を無駄に浪費していては本末転倒と自戒しています。

■ 新しいペンケース by T2021/08/27

ステッドラー社製本革ペンケース
長年使用してきたペンケースのファスナー部分が壊れて開閉できなくなりました。残りの部分は大丈夫で勿体ない気持ちはありましたが、新しいペンケースを購入しました。

ステッドラー社製本革ペンケース リミテッド2020。皮革を縫ってあるだけのシンプルな構造で、壊れる要素もなく、補修もでき、一生使えそうです。またペンケースを持ち運ぶ時、中の大切な筆記用具がガチャガチャ傷つく心配がありません。

ところで、僕は同じ構造の自転車工具入れを40年近く使っています。皮革製でなく綿製品ではありますが、自転車整備用の工具を収納しており、数週間に及ぶサイクリングツアーに携帯したりして酷使してきましたが、現在も使っています。クルクル丸めてヒモで縛るという構造が、本当に丈夫という証明です。

里山での簡素な暮らしの実践のために、不必要なモノは所有しないと同時に、必要なモノは長期間保持使用していきたいと考えています。

■ 合併効果 by T2021/08/15

寝室のエアコン
今年我が家では、はじめてエアコンを設置使用しました。どれだけ電気使用量と電気料金が変化したか。7月12日から8月11日までの結果が出ました。

それによると、前年同時期と比較して電気使用量は約1.58倍になり、使用料金の方は1.54倍と僅かに低め、電気料金には使用量の大小に関わらず基本料金が含まれているので、そういう結果が出たと考えられます。

ところで、毎月の電気料金などの光熱費において、支出額そのものを減らすことも重要ですが、光熱費について家族で日頃から話し合うことも重要だと僕は考えています。先日あるブログ記事で、お金の貯まりやすい人の特徴を幾つか列記した記事を見つけました。その特徴の一つに、毎月の光熱費等の固定費額を把握している人という特徴が挙げられていました。

話は変わりますが、平成の市町村合併において合併効果が主張されました。しかし現状はその効果は思ったほど上がっていないと僕は考察しています。何故ならば年々公債額が増える傾向だからです。その理由を僕はこう見ています。
「帰属集団が大きくなればなるほど、その支出は自分と無関係なものに思えてくるから。自分で負担している意識が薄れ、誰かが支払ってくれていると錯覚してしまうから」

このことは二世帯・三世帯同居にも言えるのではないでしょうか。本来ならば、世帯合併は基本料金の一元化などによって光熱費等は、別々に暮らすより減少するはずです。ところが現実はどうでしょうか?あなたのお宅は如何でしょうか?合併によって経済的に楽になりましたか?光熱費等に毎月幾ら支払っているか、家族各員が共通理解しているでしょうか?もしも理解されていないならば、傾向として無駄使いしても罪悪感や勿体ない感が希薄になりがちではないですか?

このことは、単にお金の問題だけではありません。家族という小さな集団の光熱費を考えることは、地球規模の大きな集団のエネルギー問題や環境問題を考えることだと考えます。

■ 宅配を止める理由 by T2021/08/12

田代湿原_上高地

「田舎では、クルマが無いと買い物難民になる。」果たして本当でしょうか?
少なくとも、僕の住んでいる金山里山では、クルマが無くても毎日の食材調達に困ることはありません。その根拠は明確です。

過去5年間にわたって、我が家では毎日の食材を週2回の宅配サービスにて調達し、1年間におけるスーパーマーケット利用を10回以内におさめています。この実績が明確な根拠です。

ところで、同じ里山地域に住んでいる知人で、宅配サービスを止めた方がいます。その理由を尋ねると、「スーパーで買い物する楽しみがなくなったから。やっぱりスーパーへ行きたくなったから」ということでした。

そういうことか!と納得しました。必要に迫られてスーパーに行かねばならないというより、スーパーでの買い物自体が楽しくて、スーパーに積極的に行きたいということですね。

でもですよ。それだったら、スーパーで買い物するのが楽しくスーパーに行きたいからクルマが必要なのだ、と明確に言ってもらいたいです。それを田舎の公共交通手段の不便さに責任転嫁して、クルマが無いと生活できないからと言わないでもらいたい。田舎のイメージダウンになるじゃないですか!

宅配サービスは、コロナ感染リスクも低く、ガソリン高騰にも安心です。クルマの事故の心配も無く、個人的には宅配サービスを止める理由は今のところ見当たりません。