One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ アイルランドの思い出_2016春 10日目:ダブリン再訪! by M2018/09/01

2016年4月14日(木)

いつも通りの朝ラン。ブッシュミルズの街の周囲を走ること1時間。太陽が昇り街が朝日に輝く頃、ブッシュミルズ蒸留所が見える高台に来ました。街全体が発酵臭に覆われ、朝からほろ酔い気分になれます。

ブッシュミルズ蒸留所

この日はひたすらダブリンに向かってのドライブ。途中ベルファストを抜け、国道1号線を南下。昼頃にはダブリンに到着しました。

最後の宿は奮発してグレシャムに。グレシャムは初めてのアイルランド旅行の初日に空きホテルが見つからず、止むを得ず泊まったホテルです。今回は事前に予約をしてあったので安心してチェックイン。その時、フロントスタッフから
「20年前に滞在されたMさんですね。ようこそ!」と嬉しい一言を頂きました。また、リノベーションされた館内はとても快適になっていました。

ホテルグレシャム

チャックインを終えて早々、街に繰り出しました。昼からパブでギネスを飲み、リフィー川の周囲を町歩き、夕ご飯もギネスで締めくくり、旅の最終日を終えました。

リフィー川

ギネスビール

翌日のフライトで帰国。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

■ アイルランドの思い出_2016春 最終日:帰国の途へ by M2018/09/02

2016年4月15日(金)

2016年4月5日(火)からのアイルランドの旅、とうとう最終日になりました。

3度目のアイルランド。初めての訪問は夫が30歳の夏でした。2度目は夫が40歳の夏。50歳のうちに3度目の訪問を果たしたく、50歳と11ヶ月でギリギリ訪れることができました。

先に記事にした通り、この旅の一番の目的は、アイルランドの南東部に位置するCarrick-on-Suirにあるスポーツショップ”OK SPORTS”の店主John O’Keefe氏のもとを訪れることでした。

そして初めての北アイルランド訪問もできました。初めての訪問当日、北アイルランドは治安が悪く訪問に躊躇する地域でしたが、そのような歴史があったことを感じさせないほど、落ち着いて美しい地域でした。

写真は最後の朝ラン時に撮影したもの。リフィー川に沿って街の中心を走ること1時間。今回はダブリンの街歩きはチョッピリでしたが、訪れるたびに街は美しく機能的になって行きます。

ハッピー橋

最後のビール

眼下にはダブリン

次に訪れるのはいつのことでしょう。飛行機の窓からリフィー川を眺めながら思いました。

アイルランド土産

翌日4月16日(金)に帰宅。お土産を撮影して・・・

「END」


■ 走り込みの季節 by T2018/09/03

『雑草さんぽ手帳』亀田龍吉著

猛暑の時期は早朝1時間走り続けるのもきつかったですが、ようやくロングランが可能の季節になってきました。富山マラソンまで60日を切っています。どんどん距離を伸ばしていきたいです。

先日購入した『雑草さんぽ手帳』(亀田龍吉 著)は、手軽サイズで、水に濡れても大丈夫。初心者向きの雑草辞典です。ジョグやスローロングランの時はランパンに忍ばせて走ろうと思います。

今年6月に購入したランニングシューズのアシックス ターサージール6。だいぶ馴染んできました。一見、ショボい運動靴みたいな外観ですが、その軽さとポテンシャルは極めて高い。このギャップが僕は好きです。

日曜日の太閤山ランドは、チラホラ、ランナーを見かけました。でも皇居の周りや駒沢公園みたいに混雑していません。ランニング文化は世界を見渡してみると断然先進国にて盛んなインテリスポーツ。そして断然都会派スポーツです。でも走る環境から見れば空気の悪い都会よりも、空気のきれいな田舎が断然適しています。ド田舎にて知的都会スポーツを満喫するのは何て贅沢なことでしょう!このギャップがたまらなく良い感じ。

本当の未来は誰も経験できませんが、未来のヒントは、探せば目の前に転がっているかも。

■ 30数年ぶりの上高地 by M2018/09/04

先月末、2泊3日で上高地へ行ってきました。昨年この時期に熊野古道へ行ったことを記事にしました。東京以外の国内旅行は1年ぶりになります。

昨年は南紀の夏ということで蒸し暑さの中での旅になりました。その体験から今年は涼しいところへということで選んだのが上高地でした。夫も私も中学3年生の夏に宿泊学習の一環で上高地を訪れて以来になります。あまり記憶に残っていなんだよなあ…。

今回は義母と一緒に3人での旅となりました。初日は新穂高ロープウエイで標高2156mの世界を満喫。気温は15度、上着を着ても寒いくらいでした。11時半ごろに山頂駅に到着したもの雲に覆われ見えるのは白と灰色の世界でした。山頂駅に併設のレストランで早めの昼食をとり終えてもまだ雲の中。3月に発売が開始されたというレアなソフトクリーム(600円!)を食べて最後にもう一度展望台に上がったら…、雲が切れ青空が見えているではありませんか!北アルプスの稜線も所々見え始めています。思わず「ラッキー!」と叫んでしまい、山頂にいたスタッフから笑いが…。写真を撮っている間も雲は流れ続け、今見えていた稜線が雲に隠れ、その先の稜線が顔を出し、慌ただしく景色が変わっていきます。


山頂駅でゆっくりとしていたお陰で景色を楽しむことができました。作戦成功!

新穂高ロープウェイ

この日はその後、平湯温泉あかんだな駐車場まで車で移動し、そこからはバスで上高地入り。3時半ごろ到着した上高地は雨上がりのよう。遊歩道の所々に水たまりは残っていましたが、冷たく澄んだ空気は狙い通りでした。

上高地_河童橋

夕ご飯までの間、河童橋周辺を散歩したり、お土産を物色したり。日帰り客が去った後は静かな上高地を満喫。私たちお気に入りの場所となりました。

■ 循環型雑木林に感謝 by T2018/09/05

循環型雑木林
強い台風21号が通過しました。

金山里山に移り住んで17年間に、2004年10月の台風23号、2012年4月の爆弾低気圧など数回暴風に見舞われてきました。その間にガレージの側面を板壁にリフォームしたり、庭の杉林を伐採し、代わって雑木林を育てたりして暴風に強い住空間を目指してきました。

人事を尽くしても手に負えないような自然の威力というのが現実でしょう。それでも過去の経験を生かしながら僅かでもできることがあれば実践していく、それが人間として価値あることだと認識しています。

10年ほど前の樹木苗移植等によって育ってきた庭の雑木林のおかげで、今回の台風では殆ど家の揺れや軋み音無くやり過ごすことができました。樹木が成長し以前より葉っぱのざわめき音は大きくなりましたが、以前よく耳にした建物等を風切るピューピュー音は無くなりました。

およそ20年前、富山県立大学の市民向け講座において、地球温暖化が気象を激しくするであろうことを学んで以来、夫婦で循環型生活の実践に取り組んできました。今後も引き続き、損得でなく良心に基づき実践していくつもりです。

と同時に、地球温暖化によって気象は想定通り激しくなっていくと僕は現実的・悲観的に想定しています。次にどのような手を打つべきか、我が家の微気候変化とアメニティー向上のための思考と実践を、楽しんで苦労していきたいと思います。

■ HOTAKA by T2018/09/06

上高地
先日、上高地へ行ってきてから僕のアルピニズムが再燃し始めた。でも今は我慢。したいことが多すぎる。富山マラソンそしてあわよくばボストンマラソン、庭作り菜園作り薪作り、サイクリング、そして時々仕事。

ボストンを完走し庭作りもひと段落したら、北アルプスを縦歩したい。とりわけ穂高連峰。地元立山から入山するも良し、飛騨の新穂高から入るも良し、当然上高地から入るも良し。2、3年先になろうとも穂高はそこに居てくれる。全く焦る必要はない。

槍ケ岳を含め穂高連峰は日本近代登山発祥の地。近代登山とは山岳信仰心から山に登るのではなく、狩猟採集の目的で山に登るのではなく、金鉱発掘のために山に登るのでもない。ましてや二十歳の成人登山とも違う。近代登山とはただ純粋に山に登ることに喜びを見出し、山に登ることを目的とした登山のことである。

金山里山に移住した当初、「便利な街中からどうしてこんな不便な田舎に引っ越したの?」と尋ねられることが時々あった。その都度適当に応えていたが、要は、ただ純粋に丁寧に日常を暮らしたいと思ったからだ。何かを成し遂げるために日常を暮らすのでなく、ただ純粋に夫婦二人で日常を暮らすことを目的に日常を生きたかったからだ。暮らしそのものが目的なのだから、どこかへ行ける便利な場所よりも暮らしのより快適な環境を選択したというわけだ。

そういう点で丁寧な暮らしは近代登山に共通する。ただ登るための登山とただ暮らすための暮らし。マラソンにも共通する。ただ走るためのマラソンとただ暮らすための暮らし。

日々生きることは何かのための手段ではないと僕は思っている。生きることそのものが目的でありたいと僕は思っている。ただしこれはあくまで僕個人にとってである。各人生きる目的は様々である。平たく言えば趣向性の問題である。ゴルフしたい人もいれば釣りしたい人もいて当然である。ディズニーランドへ行きたい人もいれば穂高へ登りたい人もいて良いのである。その中にただ丁寧に暮らしたい人もいて良いのである、と僕は思う。

それにしても穂高は魅力的。里山暮らしの次に魅力的。

■ 河童橋から大正池へ by M2018/09/07

3日前に記事にした上高地への旅行。2日目は朝ランから始まりました。河童橋近くのホテルから梓川左岸を上流に向かうこと30分。途中、キャンプ場を通り抜け、数組の登山者を追い抜きました。折り返しは梓川右岸に渡り、整備された木道を通りました。往路とは逆に数組の登山者、ウオーキング者とすれ違いました。そこで見たのが登山用ストックを持って歩く人たちの姿でした。昨日夕刻の散歩時に階段を降りるのに少々苦労していた義母がストックを使えば楽に歩けるのではないかと思い、ホテルに戻ってフロントでストックのレンタルの有無を尋ねたところ、お借りできるとの返答が。早速、2本のストックをお借りし、この日のウオーキングに備えました。

明神橋
※ 明神橋
桂川左岸 明神橋から河童橋に向かう途中
※ 岳沢湿原

汗を流して朝食。ゆっくりと準備をして、河童橋から大正池へ向かい梓川右岸道を歩きました。早朝のランニング時とは異なり、中学生の団体、家族連れ、外国人観光客、カップル、女性グループなど様々な人々とすれ違いました。(逆コースを歩く人の方が圧倒的に多かったですね。)雲間に時折顔を出す北アルプスの稜線、青い流れの梓川、道端で咲く草花、カラマツ林。梓川左岸に渡り大正池沿いを歩いてフィニッシュ。約4km弱のルートを2時間ほどかけてゆっくりと歩きました。ホテルでお借りしたストックは効果抜群。とても歩き易かったと義母には大好評でした。
ウェストン碑
※ ウェストン碑

上高地の水源 六百山
※ 六百山

カラマツ林
※ カラマツ林

大正池と焼岳
※ 大正池と焼岳

大正池からバスで帝国ホテルまで戻り昼食をとりました。地ビール2種類を飲み比べながらオムライスをいただいていると雲行きが怪しくなり、食事を終える頃には本降りに。外へ出るのを諦めて、ホテル内のカフェで雨宿りすること1時間。雨はやみ再び日差しが戻ってきました。

帝国ホテルからは歩いて河童橋まで戻り、この日のウオーキングは終了。全く汗をかく事なく過ごせ、高原リゾートを実感しました。小休憩の後、上高地ビジターセンターで展示物や映像を鑑賞していたら再び雨が降り出しました。ホテルで借りた傘はあったものの小降りになるまで映像鑑賞をしながらビジターセンターで過ごしました。

ホテルに戻って2回目の夕食。この日のメインは炭火で焼いた鳩でした。私は昼の雨宿りで食べたプリンがお腹に残っており、折角の料理を食べきれず残念なことに!今もかなり後悔が残っています。

上高地 花1

上高地 花2


■ お得な打算的草取り by T2018/09/08

玄関アプローチ
市道に面した玄関前の橋掛りコーナーには、我が家の基礎下に打ち込んであるコンクリート杭の切断部分が埋め込んであります。一般的には廃棄されるであろう切断部分を敢えて玄関アプローチのデザインに活用しました。埋設工事は町内の基礎屋さん。

この三角コーナーとガレージ前の砂利敷きアプローチは、草がシュポッ、シュポッと抜けるので結構楽しい草取りになります。結構病みつきになります。

ちょっと間が空いた時、楽なこの場所の草取りはとてもお得です。何がお得なのか?これは僕の100パーセント打算的戦略です。

草取りの楽なこの場所はどちらも市道に面しており、近所の人などの往来が時々あります。僕は夕暮れ時を狙って玄関前とガレージ前の草取りをします。何故夕暮れ時なのか?それは田んぼ帰りの人などの往来が多い時間帯だからです。僕の草取り姿が視界に入る確率が高いのです。僕の住む地域では草取りをして玄関前を綺麗にしていると評価が高いようです。僕は周囲に良い評価をしてもらうのがとても大好きな性格です。だから意図的、打算的に草取りをします。しかも辛いことをして高い評価を受けるのではなく、楽で楽しいことをしていて高い評価を受けるのですからこんなお得なことはありません。

たかが草取りなのに、何故草取りをする人が高い評価を受けるのか僕にはわかりませんが、ともかくこんなことで外ズラが良くなるのだったら、玄関前の草取りをして良い人ポーズするにかぎります。スミレの株を残して草取りします。

秋の日は釣瓶落とし。仕事から帰宅して晩御飯までのちょっとした時間を有効に使って打算的草取りに励みます。この玄関前打算的草取りは防犯にも効果があるという噂です。一石二鳥です。

■ 上高地五千尺ホテルの魅力 by M2018/09/09

2泊3日の上高地滞在中にお世話になったのが河童橋すぐそばの五千尺ホテルでした。義母と旅行をすることとなり、上高地の宿を調べたどり着いたのがこのホテルでした。予約したのは6月の上旬でした。その時点で、8月末の2泊で予約が可能だったのは、私たちが滞在した1階の梓川側の2部屋だけでした。滞在して知ったのですが、今年100周年を迎え、井上靖の長編小説「氷壁」にも登場していました。

上高地五千尺ホテル


魅力 その1 立地
バスターミナルから徒歩5分。林間の歩行路を歩いても、梓川沿いを歩いても、ほぼ同じ距離です。私たちは行きは川沿いを帰りは林間を歩きました。2泊3日くらいの荷物であれば苦労なく歩けます。また、梓川の下流に向かい大正池までと、上流に向かい明神池までの距離がほぼ同じですから、散策にも最高の立地でした。

魅力 その2 眺望
多くの部屋は梓川に面しています。河童橋の周囲の風景、穂高連峰、梓川の眺望を部屋から楽しむことができました。河童橋は上高地の中心ですから、人々の往来を眺めるのも楽しかったです。ファッションやグループの構成、写真撮影の様子など、ドラマの一シーンを音なしで観ているようでした。

上高地河童橋

魅力 その3 インテリア
落ち着いた雰囲気のインテリアは松本民芸家具で統一されていました。元々私たちは民芸に興味があり、3日間その空間に居られるのですから大満足でした。壁にかけられているタペストリー、絵画など、どれもがこの地域で制作されたもののようで統一感がよりましているように感じました。

魅力 その4 食事
ホテルのレストランで夕食と朝食をそれぞれ2度いただきました。夕食はフランス料理のフルコースでした。地元の旬の野菜を使い、そのアイディアに驚きの連続。選りすぐりのワインも美味しくいただけました。朝食は具沢山の豚汁に卵料理、地元産の野菜や果物のジュース、決して量は多くはないのですが、丁寧にサービスされ、ゆっくりと味わう朝食はリゾートならではと感じました。

魅力 その5 スタッフ
チェックインからチェックアウトまで、心地よい距離感で接しいただけました。要望には期待以上の対応をしてくださり、ホスピタリティーの高さを実感。短い滞在にも関わらず顔と名前を覚えてくださっていて、外出時や食事の時など名前を読んでいただいてびっくりしました。

魅力 その6 ゲスト
満室で夏休み中でもあり騒がしいことを覚悟していたのですが、滞在中は静かな時を過ごせました。その理由はゲストのマナーにあるのではないかと思いました。夕食時、朝食時も満席にも関わらず、落ち着いた雰囲気に代わりはありませんでした。ゲストの年齢層は高めでしたが、子供連れであっても騒ぐことはなく、非常に快適に滞在できました。

滞在中にホテル併設のカフェ5HORNの利用は叶いませんでしたが、部屋に置かれていた焼き菓子で5HORNの美味しさを確認ずみ。次の滞在ではぜひ5HORNも利用したいですね。

※ 五千尺ホテルにご興味をお持ちいただいた方は、こちらもご覧くださいませ。



■ 秋の長雨にはランニング by T2018/09/10

休日の朝食
僕の趣味はトライアスロン。それはサイクリング、ランニング、そしてガーデニングのトライアスロン。

でも、9月の雨のガーデニングは不快です。雨具は蒸し暑いし、かと言って半袖作業は虫刺されや安全面でNG。長靴や道具も泥だらけになって作業効率も悪い。

サイクリングも不適。自転車のメンテナンスも大変。レースじゃないんだから雨の日に無理して走る必要もありません。

ところが秋雨のランニングは結構イケます。この時期だと雨が体温の上昇を抑えてくれるし、ウエアが濡れてもどうせ洗濯するだけ。身体はシャワーすれば済むし、道具の雨後処理もありません。マラソン大会は雨天決行ですから練習にもなります。雪中や路面凍結時のランニングに比べ、雨中なんて全く問題なし。

低体温症で救急車なんて極めて恥ずかしい失態を絶対しないために、朝食をしっかり食べて、雨中ランニングで身体に適度な負荷をかけるよう努めたいと思います。