One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 何故ドングリが不作なのか by T2020/10/21

里山再生
最近、山のドングリが不作で、熊が人里に現れるようになったと言われています。
何故、ブナやミズナラ、コナラなどのドングリが不作なのか?山に人が入らなくなって木を伐ることも少なくなったのに、何故ドングリが不作なのか?木を伐らないとドングリが多く実るのではないか?

実は、コナラなどブナ科の樹木は伐られても根株は生きており、ひこばえを成長させ再び樹木となります。伐られることで樹木は新陳代謝を繰り返し健康的な樹木を維持できるわけです。

ところが、樹齢30年以上の古木になると、伐られてもひこばえを出すことができなくなります。新陳代謝しなかった古木はカシノナガキクイムシ(カシナガ)という虫に侵入されやすくなり立ち枯れします。富山県の森でもコナラの立ち枯れが多くなってきています。

古木は樹高も高く暗い森になりがちで、次世代のコナラなど落葉樹が成長しづらく、代わって日陰に強い常緑樹が増えていきます。

このようにして人が山に入ってコナラなどの樹木を伐らなくなったことで、反対にドングリが少なくなっていくというわけです。

私たち金山里山の会では、コナラなどの樹木を伐って薪や椎茸の原木として活用しています。でもそれが、同時にコナラなどの新陳代謝を促し健康な森を維持することにもつながっています。

一般的には消費と生産は対義語です。しかしながら、森整備の過程で生じた薪燃料を消費することは、イコール新たな森の再生産というわけです。