One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 幸福を叫ぶことと、実際に幸福であること by T2021/12/18

初雪の早朝
最近の出来事から感じたことを書きます。

その前に、名作映画『イージーライダー』の中での、記憶に残っているセリフを紹介します。大体こんな感じでした。
「なぜ、みんなが君たちを攻撃するのか?そのわけはこういうことだよ。それは、君たちが自由だからなんだ。みんな自由を求め自由を叫んでいる。でも自由を叫ぶことと、実際に自由であることは違うんだ。自由を叫ぶ人にとって、実際に自由を享受している人を見ると、怖くなる。だから攻撃したくなるんだよ。」

僕の周囲の人々のほとんどは、世の中が良くなったっり、世の中の幸福を叫んだりしています。でも一方で、実際に幸福や豊かさを享受している人を見かけると、「君たちばかりが幸せを享受している」と、僕も含めて時々攻撃的になる。「自分は皆のために良いことをしているのに、君たちは自分たちのためばかりに行動している」と、攻撃したりもする。君たちは誰に迷惑もかけていないにも関わらず。

幸福を叫ぶことと、実際に幸福であることは、全く別物で、むしろ実際に幸福を享受することは、周囲を不安や恐怖、妬みに陥れるのかもしれません。本当にこの世は複雑難解で、生きるのが難しいです。

ところで、「人の為」と書いて「偽り」と読みます。本当にこの世は複雑難解です。「人の為に・・」と口走った時、自分の中の「偽り」に気をつけねば、と自戒します。