One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 我が家でプロジェクションマッピング? by M2018/07/17

宙に浮く部屋?

写真はリビングダイニングから撮りました。窓の向こうにもう一部屋あるように見えます。しかも、宙に浮いたように…。

プロジェクションマッピングは建造物に映像を映しているので違いがありそうですが、面白くて撮影しました。

今日も真夏の日差しが朝から降り注いでいます。この日差しが作ったマジック?!日差しは植物の成長に欠かすことはできません。お陰でキュウリが沢山穫れます。巷では悪者扱いされている感じですが、我が家では面白い現象を産み、野菜の成長に欠かせない日差しに感謝です。

■ 不要不急の外出 by T2018/07/10

打ち水後の前庭
地震や大雨の被害が続いています。災害時には人命救助、緊急車両の通行確保の観点からも、不要不急の外出は控えるというか、不要不急の外出は厳禁であることが社会通念です。

緊急時に限らず平時においても、僕は我が家が大好きなので、重要な用事でない限り、家で家族と一緒に過ごすのが優先順位一番です。夫婦で一生懸命作った家ですから。車の色もガレージに留まっている時にしっくりくる色を選んだほどです。

田舎はマイカーが無いと生活できないという先入観は、少なくとも僕に云わせればウソです。何度かブログにも書きましたが、我が家ではここ数年間の実測データによると、スーパーマーケット利用の年間回数が1年に5回以内に収まっています。

今日もつい数時間前に、キッチン換気扇の金属製フィルターがヤマト便で宅配されてきました。私達夫婦は庭仕事の休憩時で、かき氷アイスを食べている最中でした。かき氷アイスもみどり共同購入会の宅配品です。現代のネットショッピングや宅配を僕は公共交通機関利用の一種と認識しています。

重要なのは、単なる外出ではなく、精選された外出だと思います。どうでもよい買い物など不要不急の外出は、自分に残された貴重な時間の浪費でもあり、ガソリンなどの化石燃料の浪費でもあり、化石燃料浪費による地球温暖化を一層進行させてしまう大きな要因でもあると思います。

先日の記録的大雨も地球温暖化による海水温の上昇と捉えれば、不要不急の外出を平時から控えていれば少しは抑制されたかもしれません。たかがそんなことで・・と思われるかもしれません。焼け石に水かもしれません。

とはいうものの、梅雨明けした今日のような真夏日、前庭の石垣や苔生した地面に打ち水を撒くと、気持ちの良い涼を体感できます。この打ち水も微々たる焼け石に水と捉えればその通りですよ。

■ もうすぐ30年 by T2018/07/08

もうすぐ30年
結婚直前に、今は亡き僕の祖母が「しっかりした靴を買いなさい。」とお金をくれました。上等の服よりも、まず上等な靴を。上等な靴は10万円のスーツを15万円のスーツに見せてくれるかもしれませんが、下等な靴は15万円のスーツを10万以下にしてしまうかも。それにスーツよりも靴の方が、ソールを張り替えながらすれば絶対長持ちします。当時、僕は祖母からいただいたお金をそのようなメッセージとして認識したかどうかは分かりませんが、少なくとも現実にソールを張り替えながら、僕はその靴を28年履き続けています。

当時婚約者であった現在の妻と京都の高島屋で、内羽式ストレートチップの黒靴を買いました。その後、東山方広寺の近くにある日本料理店「はり清」に、高島屋の大きな紙袋一つぶら下げて、懐石料理を食べに行きました。

そして結婚し、新婚旅行の途中「はり清」に再び立ち寄った時、仲居さんに声をかけられました。
「高島屋の袋のお方ではりますね?」

この黒の革靴、祖母の葬儀、法要にも当然履きましたし、兄弟親類の披露宴にも出動してきました。そしてちょっとしたビジネスシーンにも。

フォーマルな場面から使用できる内羽式ストレートチップ黒。結婚披露宴や法要には僕は黒スーツを着用しませんが、葬儀の際はダニエルクレミュのブラックスーツを合わせます。日本で流通している黒の礼服は、肌触りや触感に馴染めないことと、いかにも冠婚葬祭用といった感が嫌いなので、慣例上NGなのかもしれませんが、僕は軽妙で清潔感のあるこのデザイナーズスーツを選択します。

慣例上NGといえば、外羽根式やUチップシューズ、紐無し靴、挙げ句の果ては飾り付きローファーやスリッポンさえ葬儀場面で見かける日本ですから、それに比べれば僕のブラックスーツは全く微々たる問題と認識しています。肝心なのは足元。

スーツよりもシューズ。公式フォーマルには内羽式ストレートチップ黒革靴。(ただし正装靴とはいえタキシードと紋付袴には、当然ですがNG。)
ツボさえ押さえていれば、あとは人生大いに楽しみ、大いにドレスダウンし、米寿まで生きた祖母よりも長生きしたいと思います。

■ 選択と抑制 by T2018/07/06

自動霜取り機能のない冷蔵庫
数年前、東京の輸入冷蔵庫やガスコンロを取り扱っているショールームでスタッフの人が話していました。

「ヨーロッパ人は機能性を重視、アメリカ人はパワー性を重視、日本人は便利さを重視。」

よって日本の電気製品などは、僕に言わせれば要らない機能が過剰に付いていて、その分価格に上乗せされている。そしてシンプルな必要最低限の機能を持つ製品が入手困難であるということです。本当に困ります。例えば冷蔵庫では自動製氷機や自動霜取り機能などは僕にとって要りません。

ところで日本の軽トラックがアメリカで人気だそうです。その気持ちとても分かります。それは極めて機能的でよく働いてくれるから。機能的であるということは無駄な故障も少ない。

故障にも意味のある故障と無駄な故障があります。欧米人には機械は故障するものであり、修理して使うものだという感覚が明確であると知人が言っていました。そして修理するためにシンプルで機能的な方が修理しやすいです。これが意味のある故障です。無駄な故障とは、例えば車のパワーウィンドウの故障。かつての様に手動でクルクル回す開閉だと故障も少ない。以前乗っていた車のパワーウィンドウ修理に数万円出費した時、虚しさを感じました。その点軽トラックは手動ウィンドウ。マニュアルギアなのでコンピュータトラブルもありません。

便利な製品があっても良い。でも一方でシンプル機能的な製品の選択肢も保証してほしい。

便利な製品は価格的に高くなる傾向がある。値段が高いから良い製品だとは限りません。要は使う人のニーズとライフスタイルです。

参考に落合正勝『ダンディズム』2003光文社新書より
「選択と抑制を必要としないのは、本当の豊富ではない。限られたもので、足の先まで美しい調和をはかるのが、むしろ贅沢なのだろう。」と述べたのは川端康成だ。私はこの一文に触れた時、川端の云う「贅沢」とは、物質的な贅沢でなく「ダンディズム」そのものだと解釈した。ダンディズムを貫くことは、選択と抑制が必要だからだ。

■ 消費か投資か、搾取か成長か by T2018/07/05

マリーゴールド

暑くなりラジオやテレビの天気報道では「こまめな水分補給とエアコンを効果的に使用して熱中症に注意しましょう。」といったコメントが連呼されるようになった。そんな報道を聞くたびに悲しくなる。この国の人間はそんな事まで指示されないと自ら判断して行動できないのか?

「水の事故には注意しましょう。」
「自転車には鍵をかけましょう。」
「選挙には投票に行きましょう。」
「台風が接近しているので増水した川に近寄らないようにしましょう。」

サービス過剰だと思う。自転車に鍵をかけないと盗難に遭うのは当然である。何を平和ボケしているのか。

そしてサービスを過剰に刷り込まれると、サービスを受けることが当たり前で、自分は守られて当然で、サービスを受ける側が偉いような勘違いが生じてくるかのよう。よってこの国ではサービスを受ける側(消費者)が、サービスを提供する側(生産者、販売者、サービス提供者など労働者側)よりも圧倒的に偉い意識が強い。コンビニエンスストアのアルバイト店員に対する客の横柄な言動を見れば一目瞭然。

このような日本における「お客様は神様」的文化というものが、労働者の働き過ぎや過労死を助長しているのではないか、といった考察報道が先日ラジオから流れていた。とても同感である。

話は元に戻るが、暑くなって水分補給が重要になってくると、職場でもペットボトルのお茶や清涼飲料水を毎日買って飲んでいる人を多く見かける。自分でお茶を沸かして冷やして(つまりお茶を自ら生産して)持ち歩くのではなく、生産されたお茶というサービスを受けて水分補給しているとも考えられる。当然そのサービスには金銭という代償がつく。

先日も同僚が職場のミーティング時に、100円前後のペット清涼飲料水を飲んでいた。その時ふと思った。その100円があったらマリーゴールドのポット苗を買いたいな、と。

ペット水は消費するだけで終わるが、ポット苗は鑑賞しても楽しいし、畑のキュウリ横に植えればコンパニオンプランツとして良質のキュウリを生産してくれる。

あなたは100円を受け身のサービス消費に使い(使わされ)搾取されるか、それとも能動的な自己成長への投資に使うか?たかが100円、されど100円である。

■ 第2クオーター終了 by T2018/07/02

スパー前のトレーラー
今年も半分が過ぎました。恒例の如く今年の2分の1を振り返ります。

半年間で、スーパーマーケットで買い物をした回数はゼロ、と言いたいところですが何と!2回をカウントしてしまいました。

でもその2回は意味のある2回。5月にスコットランドのスカイ島とハイランド地方をレンタカーで旅行した時。海外では現地のスーパーマーケットを利用するのも貴重な経験と考えています。

今年の半年間で外食した回数は、65回とかなり多めでした。これはスコットランド旅行に加え、身近な葬儀があったことが原因です。それでも出来合いの食事を買ってきて食べる中食はゼロなので、妻は本当に調理を毎日頑張ってくれました。半年間で外食65回ということは、自宅調理食(弁当含む)が478回ということです。そのお礼と妻の誕生日祝いを兼ねて、近日金沢のレストランを予約してあります。よって外食プラス1回です。

ところで知人の話です。先日ショッピンモールの駐車場に車を停めていたら、知らぬ間にサイドミラーを壊されていたそうです。下手な車がすり抜ける時にぶつけ、逃げたのでしょう。やはりジャンキーなショッピングモールやスーパーの駐車場は危険。僕はモール地上階の入口に近い場所や、ヘコんだ車、室内がグチャグチャの車の横には駐車しないようにしています。急いでいても階上の立体駐車場に上り、高級車やキチンと停められた車の横になるべく駐車するようにしています。危うきに近寄らず!

■ これからが夏本番 by T2018/07/01

リゾート気分
蒸し暑くなってきました。高温多湿のモンスーン気候。これぞ極東アジア。僕は大好きです。だからここに住んでいるのです。だからここに自ら家を構えたのです。

温帯湿潤気候の良点は、作物や樹木が極めて容易に育ってくれることです。猫の額ほどの土地であっても、天然の雨と気温、大量の有機腐葉土によって、人工的対策も殆どせずとも穀物や野菜が育ってくれる。

そして冬は豊富な落葉樹を燃料とした薪ストーブ暖房を楽しむことができる。特に富山は多雪地帯なので、雪が夏でも残っており、梅雨の雨と共に一年を通じて必要不可欠の水を供給してくれる。

大地に根ざした暮らしとは生存することを中心に考える暮らし。主体的な生存欲求を満たすことが取りも直さず自己実現欲求に一致する暮らしです。そんな里山暮らしというものを楽しむには、ここはとても楽園だと僕は思います。嫌なら僕は他の土地に住んでいたことでしょう。たった一度の人生ですから、自分で道を探さねば。そして生命は自ずと道を発見するものです。

ところで大地に根ざす暮らしといっても、高温多湿の土地では高床の家が住みやすい。床下を風が通り、観音開きのドアを開け放てば、気分はバリ島のようなリゾート気分。そんな気分でブログを書いています。

■ 苦しい結末 by M2018/06/30

紫陽花
昨日、映画「万引き家族」を観ました。
是枝裕和監督の作品に初めて出会ったのは2004年に公開された「誰も知らない」でした。その時も大きな衝撃と悲しみ、憤り、様々な感情が沸き起こり、鑑賞後しばらくは心神喪失状態でした。

今回の「万引き家族」もそれ以上に鑑賞後に様々な感情が沸き起こりました。昨日は興奮が冷めず、日が変わってようやく落ち着きこうしてブログを書いています。

予告の映像で語られている登場人物の語りに込められたメッセージ。映画の中でその背景が理解でき、切なさ、怒り、哀しみ、愛情etc. 様々な感情の渦に取り込まれました。

「人は自分の経験と理解の範囲内でストーリーを作りがち。特に力を持っている人間は…」

映画を見終わった後に最初に口に出た言葉です。自戒を込めて、社会には自分の経験と理解を超える事実が存在することをイメージできるか否かで、他者への眼差しが変わると思いました。

未だ、ご覧になっていない方は是非、観て頂きたい映画です。ここ数年は単館系の映画ばかり観ていたので、久しぶりのロードショーでした。期待通り、否、期待を超える作品に大大大満足です。

写真は今朝、我が家の庭で切ってきた紫陽花です。混乱した心を沈めてくれます。

■ ようこそ新掃除機 by T2018/06/29

新しい掃除機
50歳をとうに過ぎ、人生で初めて掃除機というものを、自分達夫婦のお金で買いました。

先日妻が記事に書いていたように、これまで使用していた掃除機は結婚のお祝いに妻の両親が買ってくれたものでした。それから27年と4ヶ月使い続け、とうとうスイッチ部が壊れました。良く頑張ってくれたのか、私達があまり掃除をしなかったのか、電気掃除機の平均寿命からすればかなり長寿だったようです。

この27年の掃除機における進化はスゴイ!まずはとても軽いことです。ロフトに上がることも簡単、屋根裏の換気扇掃除も軽々できます。(夏の暑い時期、我が家の屋根の妻部分に設置された換気扇は24時間作動して、屋根裏にたまった熱気を排気しているため、時々ホコリを除去します)

我が家の床は全て木板張りで、カーペット掃除は一切無し。よってとてもシンプルな機能だけで充分。ダストフィルターも床ブラシも全て水洗いOK。今の日本ではシンプルな機能の商品はとても安価です。

そんなことより掃除機を購入する際どうしても譲れない僕なりの条件がありました。それは充電式掃除機や自動掃除機は除外、そして電気のコードが5メートル以上必要ということでした。なぜ5メートルかというと、5メートルの長さがあれば、家の1階中央にあるコンセントに一度プラグを差し込めば、玄関マットからリビング、キッチン、トイレの床、勝手口、バスルームの開戸サッシュの隙間まで全て届きます。2階も一度コンセントを差し込めば寝室からクローゼットの奥まで届きます。よって室内全てに掃除機をかけるのに2回プラグを差し込むだけで済むのです。小さく、間仕切りの少ない家はとても掃除がしやすいですよ。

そうか!なぜ掃除機が長持ちしたかというと、掃除面積が小さかったからかもしれません。

ところで、電気店の店員さんに電気コードの話をすると、「ほとんど全ての掃除機のコードは5メートルですよ」とのことでした。初めて掃除機を買ったもので何も知らなかった僕でした。

■ これが最後 by M2018/06/27

MITSUBISHI掃除機1990年製
写真は結婚時に購入した掃除機です。

27年4ヶ月使いました。使用時に接触不良で度々止まるようになったので廃棄を決めました。吸引力が落ちたわけではないので何とも複雑な別れです。

結婚当初に購入したり頂いたりした家電のうち、最も長くおつきあいした物が掃除機になりました。先日、新しい掃除機を近くの家電量販店で購入しました。店員さんが「よく使われる家庭ですと3、4年で壊れます」と言われたので、我が家ではよく使う家庭の9分の1の使用頻度だったのでしょうか。複雑な心境になりました。

次の不燃ゴミ収集の日がお別れの日となります。最後の姿です。