One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 栗をきっかけに布置に気づく by M2021/09/14

こうべをたれる稲穂
5月15日の記事にした通り、この4月から大学院で臨床心理学を学んでいます。
http://onesway.asablo.jp/blog/2021/05/15/

8月末に関東にある大学で1週間の実習・演習の授業を受けているはずでした。しかし、5月に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大のためオンラインでの受講となりました。

学ぶなかで、点であった様々な事柄がつながっていくのです。それを実感したのが「栗」でした。昨日、近くに住む知人に栗を届けた折に、大学院で学んでいる近況を伝えました。話しながら点がと点とがつながりはじめ、「コンステレーション」として立ち上がったのです。

コンステレーション(constellation)は星座を意味する単語ですが、心理学では布置(ふち)といいます。星座は星の見かけの配置から連想される事物の名前をつけたものです。それぞれの星までの距離は様々ですし、星同士の関連はありません。しかし、私たちが地球上からみた時に意味を持ったのです。

同じことが今、臨床心理学を学ぶ私に起こっていることに気づきました。

最初は2002年に出会ったS氏に始まります。「臨床の意味」を教えてくださった方です。その後、K氏が主催する勉強会に参加。さらにある研修会で講師だったO氏。記憶力に全く自信の無い私ですが、O氏の講義は20年近く経った今でも内容はおろか自分が座っていた座席まで鮮明に記憶しています。すべて富山県内のことです。

点であった様々な事柄が、今、つながり始め、3者が先生として講義やテキストに登場するのです。懐かしい先生方を映像で拝見し、驚きました。また、普段夢をあまり見ない私が、5月の講義の直前に見た夢も意味ある内容でした。

先の記事が5月。早苗の季節でした。今は、刈り入れの季節。自宅の近くの田圃では稲穂がこうべをたらしています。私が入学した大学の先生方の姿勢に通じます。謙虚で驕ることなく、学生一人ひとりを大切にしてくださっていることが、オンラインであっても伝わるのです。

栗をきっかけに気づいた「布置」。このタイミングで学ぶことに、何かしらの意味があることに気づかせてもらえました。