One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 付け焼き刃でも身を助けることがある by T2021/09/17

紅葉の紅葉
先日、実母から「庭のモミジがシダレヤナギになっている。」という訳の分からない電話があった。要はモミジを剪定して欲しいということであろう。

実家へ行ってみると、確かにモミジは千手観音のようだった。2時間ほど剪定作業をして、一応モミジはモミジのようになった。

と書けば数行の文章で終わってしまうエピソードだが、これを実際に行うとなると、数々のハードルがある。当然、僕のような剪定技術の未熟さは大きなハードルであるが、ここでは割愛しよう。ここでは剪定技術にたどり着く以前の話をする。

先ず剪定鋏や剪定鋸が常備してある必要がある。そして何より剪定梯子やヘルメットがあること。まあここまでは大したことじゃない。問題はたくさん出る剪定枝を運び出すための車両(軽トラックなど)があること。そして最高のハードルは、剪定廃棄枝をサッサと庭から搬出し、それを捨てたり処理したりする場所や手段があること。専門業者に委託し有料焼却施設に持っていくと廃棄処理費だけでも結構の出費だ。

里山で暮らすということは、樹木と身近に生きるということ。自然とそう成らざるをえない。稚拙ながらも里山で鍛えられた付け焼き刃が身(身内)を助けることになったとしたならば、里山に感謝せねばならない。