One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 雪国の薪の積み方 by T2021/09/18


薪ストーブ生活を開始した時、我が家には薪小屋がありませんでした。直ぐに薪小屋を作らず、最初の数年間はガレージの一部を薪置きに利用しながら、理想的な薪小屋とはどんなものか検討を重ねました。

結果として実現した薪小屋が現在のものです。雪国という条件に適した薪小屋になったと思っています。

薪小屋は密閉できません。何故なら通気性が良くないと薪が乾燥しないからです。しかし開放的だと雪が吹き込みます。雨ならば大抵屋根で凌げますが、雪は舞うので横からも吹き込み、朝起きたら薪が真っ白ということもよくあります。

そこで僕が考えたのは、薪積み自体を薪小屋の外壁にすることです。ストーブシーズン最終盤の3月頃になれば吹雪もほとんどなくなるので、薪積みの外側つまり薪小屋の壁となってくれていた薪を使います。つまりストーブシーズン中は、積まれた薪山の内側から外側へ徐々に薪を消費していくわけです。
薪小屋

薪小屋

しかし大きな薪山の内側から使っていくとなると、薪小屋への動線にひと工夫を必要とします。そこで我が家では母屋と薪小屋の間に敢えて通路スペースを取りました。その分薪を積むスペースが減りますが、損して得を取りました。

昨日、今シーズン用の薪が全て薪小屋に搬入されました。外側の薪の壁もしっかり完成しました。これで雪深い夜でも、乾いた薪をストーブにくべることができる。些細なことかもしれませんが、僕には大きな幸福感です。