One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 孤高の水仙 by T2018/02/21

ナルシスト
雪解けの早い遣水(やりみず)沿いに、水仙が芽を出していました。

水仙と言えばナルシスト、いわゆる自惚れ屋を連想する人もいるかと思いますが、僕はそんな水仙の花が大好きです。

花の少ない早春に咲き、まだ雑草も伸びていない時期のため世話いらずで、他の花々や雑草が茂る頃になると消えていきます。球根には毒がありモグラやイノシシに食べられることもありません。虫たちが活発に動き出す前なので毎年丈夫にスクスクと育ちます。また色々な種類の水仙があり楽しめます。

水仙は本当に目立ちます。比較される花々が周りに存在しないからでしょう。
鶏口となるも牛後となるなかれ
これが孤高の水仙が採択した生存戦略なのでしょう。ナルシストもここまでの域に達すれば立派なものです。

■ マンサクの香り by T2018/02/20

マンサクの花
帰宅すると、家の中にマンサクの枝が活けられていました。2日前に庭のマンサクが開花したことを妻は記事にしていましたが、そのひと枝を生けたようです。

室内の暖かさで開花が進み、これからマンサク特有の柑橘系の芳香を漂わせてくれることでしょう。楽しみです。

マンサクは花の楽しめる時期がとても長く、お得な花木です。南国の太陽を思わせるような甘酸っぱい香りと黄色い花。雪国の春にはとても有難い花木でもあります。

■ ひと玉の球根 by T2018/02/18

副賞にチューリップの球根を申し込む
今日は、TOYAMAハッピーライフキャンペーンの表彰式でした。

チューリップの球根が一つもらえるという話につられ、お互いにハッピーレターを出し合ったのが昨年の11月末。妻が書いてくれた僕宛のハッピーレターが入賞し、今日イオンモール高岡にて、富山県より妻は表彰されました。副賞も頂けることになり、富山の名産品の中から好きなモノを選ばせてもらいました。私達はほとんど迷わずチューリップの球根(何と!90個詰め合わせ)を選びました。

もし一粒の麦が地に落ちて死ななければ一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ。

だが、しかし・・

もしひと玉の球根が幸せをもたらしてくれたならば、さらに90個の幸せをもたらしてくれる。幸せはさらなる幸せを呼ぶ。

最初に頂いた球根は死んでいるわけではなく、この春綺麗な花を咲かせてくれます。そして、その次の来春は90個のチューリップを咲かせてくれるでしょう。

世の中には、誰かの自己犠牲によって周りに幸せがもたらされるということもあるでしょう。しかし、一人の幸せが周りの人をも幸せにするということだってあり得ます。誰かが撮影した幸せな写真、誰かが書いた幸せな手紙、幸福の波長は次々と不特定多数に伝播していくならば、本当に素晴らしいことです。

「TOYAMAハッピーライフキャンペーン2017」。このイベントを企画され関わられた全ての人々に、心から感謝申し上げます。

■ 白銀の生クリーム by T2018/02/18

今朝、久しぶりに雪かきをしました。空気が張りつめ、とても清らか。そして静かです。本当に幸せを感じます。

昨晩から15センチほど新たに積もった雪は、まるでホイップした生クリームのよう。というわけではありませんが、今朝はホットケーキに生クリーム添え。我が家ではハッピーな時に出てくる定番メニューです。

白銀の世界

ホットケーキ生クリーム添え

食後は、ホイップクリームをコーヒーに浮かべて、グラスホッパー流ウインナーコーヒー。

グラスホッパーとは以前、金沢香林坊にあった喫茶店の名前です。酸味の強いコーヒーには、自分で好きなだけホイップクリームを入れることができました。店内の壁いっぱいに、ベルナール・ビュッフェの油絵が飾られていました。確か黄色と赤が印象的なザリガニ料理の絵だったと思います。一瞬にして好きになりました。絵もコーヒーも両方とも。

ホイップクリームがコーヒーの熱で溶けていきます。まるで春の淡雪のよう。


■ パンと見世物とボーッと by T2018/02/16

ボーッと眺めるには最高
実家の母が言っていました。一日中、どこのチャンネルを見てもオリンピック番組ばかり、と。

「パンと見世物」、古代ローマ帝国が市民を支配するためにとった政策です。市民に食べ物と娯楽さえ与えておけば、時の権力に歯向かうことはしないという策略です。

かつて戦後日本において、アメリカ主導のGHQがとった日本国民愚民化政策、いわゆる3S政策も同様の策略と言えましょう。3つのSすなわちスクリーン(screen)、スポーツ(sport)、スピード(speed)。国民は大スクリーンのテレビでスポーツにでも熱狂させておけば従順になるというわけです。

話は変わりますが、最近デフォルト・モード・ネットワークという言葉を時々耳にします。この言葉は脳科学における言葉です。ボーッと何もしていない時間にこそ脳のある部位は活発に働き、自分を客観視するメタ認知や記憶の整理を行っているということです。NHKでも取り上げていました。そしてデフォルト・モード・ネットワークに費やされるエネルギー量は脳全体のエネルギー消費量の何と70パーセント!近くに上るということです。すなわち脳はボーッと何もしていない時にこそ最も働いているというわけです。

ボーッと何もしていないとはいえ、何か考えたり雑念が浮かんできたりするわけですが、ネガティブな雑念を反芻し続けて疲れてしまうのも、デフォルト・モード・ネットワークのマイナス面かもしれません。だからといって嫌なことを考えることから逃避するためにTVをダラダラ見たり、考える暇も与えずスマートフォンをいじっていたりするならば、デフォルト・モード・ネットワークは不活発となり、客観認知や記憶能力を低下させることになるのかもしれません。当然、政治的なことや哲学的なことを考えることが困難になります。それこそ、考えない→考えることができない、に脳機能が退化するわけです。

またボーッと何もしないと認知症になるかもと不安になり、あくせく何かせねばと強迫的になる人もいるかもしれません。でも何もしないでデフォルト・モードに切り替え、じっと瞑想したりする方が、脳はエネルギーを消費し活性化されボケないということかもしれません。何もしなくても呼吸だけはしなければなりませんから、瞑想し呼吸を真剣に行うのも良いのかも知れません。

また散歩したりジョギングしたりして軽く身体を動かしつつ、頭の中はデフォルト・モードにしておくのも良いのかもしれません。実は僕の場合、軽くジョギングしている時、ブログに書く話題が浮かんでくることが多いのも事実です。

ボーッと何もせず、禅僧のように堂々と落ち着いていられるのも、極めてハイレベルな人類の能力の一つだと僕は思います。まだまだその領域に程遠い僕ですが。

写真は、ボーッと眺めるには最高の薪ストーブの炎

■ 千年生きるつもりで選びなさい by T2018/02/16

bue-dueのタマちゃん製作TVラックに、新たに引き出しを作ってもらいました。

というのは、昨年末、町内全体におけるケーブルテレビの配線交換によりケーブルボックス機器が不要となり撤去されました。それによってTVラックひと段の空きができたのです。その空間を有効活用するために引き出しを作ってもらおうということになりました。(写真:引き出し製作前→製作後)

引き出し製作前

引き出し製作後

正直申しまして、家具のオーダーメイドは、市場に流通している大量生産の家具に比べて割高です。おそらく引き出し一つの価格で、安価なTVラックならば購入することができるでしょう。実際我が家のTVラックは我が家のTVの倍以上の価格でした。

でも考えて見てください。TV本体とTVラック(木製オーダー家具)と、どちらが最後まで残るでしょうか?おそらく、いや絶対に木製オーダー家具の方が長持ちし最終的に残るでしょう。電気製品は10年程で寿命ですが、木製家具は一生もの、否、何世代に渡って受け継がれてゆくものです。そう考えれば当座の価格だけでお得感や対費用効果を判断できないということです。

千年生きるつもりで選びなさい。最後まで残るものは、あなたが所有するモノではなく、あなたが後世に譲ったモノである。

自分よりも長生きするモノに囲まれて生きることは、とても安心感があって幸せなことです。


■ 涅槃会 by T2018/02/15

ニルバーナのCD
2月15日は涅槃会、いわゆる釈迦入滅の日です。釈迦が亡くなったとは言わず入滅と表現し、入滅とは迷いや不安のない悟りの境地として涅槃(ニルバーナ)と表現されています。

涅槃の日であり迷妄を断ち切った悟りの日ですから、飽くなき欲望を喚起するような経済活動にそぐはないのでしょう。日本におけるキリスト教のクリスマスやハロウィーン、はたまたバレンタインデーのような経済活動とは一線を画しています。

ところでお金の話です。先日面白い文章を読みました。それはニセ金とは何か、という話です。

お金はそもそもニセ金であるというわけです。お金とは本来「金(ゴールド)」が本物のお金でした。私たちが俗に言うお金=お札は、金の代わりの約束手形だったものが、金に変えられる兌換紙幣から、金に変えることができない不換紙幣になって現在のお札として流通しています。さらに最近は、ATM決済や仮想マネーなど実態の消失した概念数字が本物のお金として流通しています。つまり本物とは形が全く異なっていても本質が一致すれば本物になり得るわけです。一方、ニセ金とは形だけを限りなく同じにしようとして作られるが故にニセ金となるわけです。

形だけを一方的に求め、本質をないがしろにすれば、どこまでいってもそれは偽物、リアルな形を作ろうとすればするほどそれは偽物臭くなるというわけです。

宗教や宗教行事は真理や愛といった精神であり実戦であるべきです。そんな宗教や宗教行事が本質を失い形だけを追い求めることの無いよう心からお祈りしたいと思います。

■ 繋がる by T2018/02/14

車庫の屋根雪がほとんど軒に繋がりそうです。ここは母屋の屋根雪と車庫の屋根雪が共に溜まる場所なので、我が家の雪山山脈の中で最高地点となります。

雪山の下にはパヴェ(石畳道)が続いていますが、そのようなことは想像もつかないくらいの風景です。

今朝のパヴェ?

雪がない時期

この雪山が、本当に全て解けて無くなるのかなあ?



■ 水拭きして年輪を刻む by T2018/02/13


寒い時期、薪ストーブを焚くと我が家の室内の湿度は一階で約50パーセント、二階で40パーセント台になります。空気が乾くとホコリが目立つようになります。時々掃除機をかけた後、雑巾で床の水拭きをします。

我が家の延べ床面積は約30坪、その内バスルームと脱衣場、勝手口の3、5坪を除き全て杉板張りの床ですので水拭きが可能です。

キッチンシンクやレンジ下も杉板で、ワゴンを引き出して水拭きします。bue-due製の木製ワゴンも引き出して後ろも水拭きします。清潔が重要なキッチンに死角を作らないのは大切だと思います。

<キッチンシンク下>
キッチンシンク下

キッチンシンク下の清掃終了

<キッチンワゴン>
キッチンワゴン奥

キッチンワゴン定位置

杉材は柔らかいのでキズが付きやすいということで嫌う方もいます。むしろキズは付くものだからと認識してしまえば、かえって気になることは少ないと僕は思います。更に杉の木目が経年によって浮き出てきます。これが何とも言えない味わいなのです。階段の踏み板に浮き出た木目は自然の滑り止めにもなります。

これが堅木の床材だったらキズは付きにくいかもしれんませんが、一旦キズが付くと目立ってしまいとても気になると思いました。また合板のフローリングはキズに注意して大事にしていても、表面の印刷塗装が剥げてしまい、経年の味わいを楽しむことができません。

杉材の床板

浮き出た木目、節の割目、時間と共に刻まれる様々なキズ、全てこの家に刻まれた年輪です。

■ 音と視覚の暖かさ by T2018/02/13

KAKIのオーディオ・ラック
寒い日に聴く音楽があります。それはサッチモの歌声とトランペット。サッチモことルイ・アームストロングの音色が流れると気温が確実に2度は上昇する気分。今流れているのは1956年、エラ・フィッツジェラルドとの共演音源CD。

我が家ではCDもLPもレコードと認識していますが、寒い夜、少しでも暖かさを求める時は、やっぱりLPアナログ・レコードが良いですね。というわけで、ビル・エヴァンズ・トリオの『ポートレート・イン、ジャズ』に変更。

ターンテーブルを回転するレコード、薪ストーブの揺らめく炎、雪明かりの青い夜。

プレーヤーとアンプを納めているのは、KAKIのオーディオ・ラック。現在はKAKIを独立しbud-dueを設立したタマちゃんが作ってくれました。その事実も暖かさの熱源です。