One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 20℃ by T2021/11/29

薪ストーブ暖房
先日、薪ストーブ生活をしている知人が話していました。
「最近友達とPCのZoomを使ってリモート会話していると、相手から半袖シャツで寒くない?と聞かれるんですよ。薪ストーブって暑いんですかね。」

同じ室温20℃だったとしたら、薪ストーブは快適でもエアコンやファンヒーターだと少々寒いことでしょう。これを説明するのに、僕は日向と日陰の話をします。

ある芝生広場に一本の桜の木があります。今日は4月、桜の花は散ってしまい新緑が目立つようになってきました。気温を見ると20℃。日向は快適ですが桜の木の日陰では少々肌寒い。でも日向も日陰の同じ20℃。だって空気は穏やかに対流していますから。

何故、同じ20℃でも、日向は暖かく、日陰は肌寒いのでしょうか?答えは太陽光線(とくに遠赤外線)が身体に当たっているから。遠赤外線は身体を構成している分子に当たると、分子を振動させ輻射熱を生じさせます。だから暖かいのです。

さて、エアコンやファンヒーターですが、これらの暖房器具は暖かい空気を作り放出する暖房器具なので遠赤外線を出しません。だから日陰の20℃と同じ。20℃だと寒いので、だいたい24℃くらいに皆さんエアコン設定するでしょう。

一方、薪ストーブや昔ながらの石油ストーブは、熱源から発せられる遠赤外線によって輻射熱を生じさせます。だから日向の20℃と同じ。20℃で十分快適なのです。

この快適な温度差は、当然月々の燃料費にも差が生じると同時に、家の寿命にも影響を与えます。室温を高くすることは外気との温度差を拡大させます。すると家の壁内での結露を生じさせる可能性が高まります。結露はカビや建材の腐朽の原因にもなり、グラスウールなどの断熱材を傷めます。

さらに最近では、換気が重要になってきました。ところがエアコンやファンヒーターの場合、温かい空気による暖房なので、換気すると暖房効率が急激に下がります。一方、薪ストーブのような遠赤外線暖房の場合、空気が入れ替わっても直接身体を暖めてくれますから、暖房効率が下がりにくい。

以上、薪ストーブのPR広告でした。

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