One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 労働は芸術であるべき by T2021/11/04

労働は芸術である
先日、水道メーター調査員の方が、我が家のメーターボックスの蓋を入念に閉めていました。「適当で良いですよ」と言うと、「最近ちょっとでもズレていたりすると、子供がつまずくとか、何かと苦情を言われるんですよ」とのこと。

この国には何か違和感を感じます。海外を旅すると、特にヨーロッパ諸国を旅すると、お店の人とお客が対等に近い感じがします。その理由を伺ったことがあります。「何故ならば働くことは尊い行為でしょ。」とのこと。勤労行為は消費行為に劣らず、価値があるというわけです。

ところが日本の場合、お金を支払う客は、たとえお金を持たなく借金して買う場合でさえ、客の上から目線を感じる場合が多い。レストランの接客スタッフやコンビニエンスストアの店員に対し、タメ口で横柄な言葉を使う客を時々見かけます。一方でパリのカフェのギャルソン(給仕店員)は堂々としています。この違いは何でしょう。

日本では労働よりもお金の方が尊いのでしょうか?この国では、単にお金のために働かされているのでしょうか?

宮沢賢治が言ってました。「労働は芸術であるべき」と。
僕もそう思います。