One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 700円でお腹いっぱい?! 雨の休日の過ごし方 by M2021/11/24

昨日は、勤労感謝の日の祝日でした。朝から雨でしたので外仕事を諦め、以前からチェックしていた富山県美術館の企画展「TRIALOGUE」へ行ってきました。

観覧料はクマ割(クマがモチーフの小物持参による割引)で、大人一人900円のところが700円。2時間目一杯鑑賞し、ランチをしてから再入場。常設展も観てさらに1時間、入館から4時間滞在しました。美術館を後にする頃には、お腹も心も目もいっぱいになりました。

何がいいって・・・・・
1)休日にもかかわらず駐車場はガラガラ
2)展示室もゆったり
3)そして、展示作品

横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館の3つの美術館の「トライアローグ」により、それぞれのコレクションを組み合わせて20世紀西洋美術の歴史を振り返る展覧会でした。

とにかく展示作品が凄い!
ヨーロッパの美術館に舞い込んだような気分になります。20世紀を30年ごとに区切って展示してあり、20世紀美術の流れを感じることができました。

写真はSNS投稿が可能な作品の中で印象に残ったものです。


網の中の赤
ヴァシリィ・カンディンスキー<網の中の赤>1927年 幾何学的な図形の中に柔らかに浮かぶ赤と緑。抒情を感じさせる作品です。

女の館
パウル・クレー<女の館>1921年 リズミカルな音楽な聞こえてきそうです。


写真には収めましたが、投稿できない作品を一つ紹介します。
アレクサンダー・カルダー<片膝ついて>1944年 6つのブロンズの塊が絶妙のバランスで釣り合っています。今にも動きそう・・・

展示作品の充実度を考えると700円では申し訳ない気持ちで一杯になります。

ちなみに・・・・・
他館の観覧料は、横浜美術館:1,500円、愛知県美術館:1,400円でした。富山県の納税者のみなさまにも感謝します!

さらに・・・・・
鑑賞アプリが楽しい!
9作品について、鑑賞する際の視点や作者の背景などを知ることができます。

暮らしのデザイン誌:CasaBRUTUS(カーサブルータス)にも取り上げられていましたよ! 
記事には横浜美術館の展示写真が掲載されていますが、富山県美術館では、一味違う趣を楽しめるのではないかと思います。

そして、思いがけず・・・・・
夫の古い知人が【アートマルシェ】水辺のアーティストライブでギターとウクレレ演奏をしていました。悪天候のため、美術館での演奏になったとのことでしたが、30分の演奏中、時折雲間から青空がのぞき、心温まる時間を過ごせました。

家から30分で富山県美術館に行ける金山里山。ここから離れることはなさそうです。