One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 大活躍 by T2021/12/21

セラミック製おろし器
この冬、大根おろしをとても頻繁に食べています。

その理由は、家庭菜園で順調に大根が収穫できていることもありますが、もっと大きな理由があります。

それは新しいセラミック製のおろし器を購入したことです。以前はアルミ製のおろし金をずっと使っていましたが、とても疲れる作業でした。それが今のセラミック製おろし器になって、とても楽になったのです。最初はセラミックの針の部分が折れたりしないか心配でしたが、全く問題なし。年末の餅つき時には、おろし餅が楽しみです。

ところで、大根の先端と葉っぱに近い部分とでは、どちらが大根をおろした時に辛いかご存知ですか?答えは先端ですよね。では、なぜ先端が辛いかご存知ですか?理由はこうです。

地下に埋まっている大根先端部は、常に虫に食べられるリスクがあります。大根は虫除けのために、細胞が食いちぎられた時、辛味成分を出す仕組みになっているのです。それに対して、葉っぱに近い部分は根ではなく茎に相当するそうで、栄養分の通り道であり糖分が多く甘いそうです。

何事も、理由や根拠を知ることが、自分の行動を選択する際の手がかりとなり、行き当たりばったりの行動を避けるヒントになるのではないかと考えます。

■ 梅干し開始 by T2021/07/23

梅干し2021
梅雨明けしてから安定した(安定し過ぎるほどの)晴天続き。妻が梅干し用の梅干し(?)を開始しました。夫婦2人分の梅干しには多すぎるほどの量です。

でも、自分たちの土地で育った梅と、自分で作った天然塩(里山の塩)と、妻の実家から頂いた赤紫蘇で、こんなにいっぱいの梅干しを作ることができて、とても有難いことです。

日本の花と言えば、今でこそ桜ですが、かつて古代においては、花と言えば梅でした。梅は早春の開花に芳香、夏の果実に芳香。もしも2021年の香りを思い出したくなったならば、パントリーにて静かに眠る梅干しの缶を開いてみれば良い。

■持続可能な宿根草 by T2021/06/07

自家製味噌
今年の冬に妻が仕込んだ味噌を先日から使い始めました。上出来です。大豆はみどり共同購入会に配達してもらったオオツル大豆(富山県産)、塩はもちろん自家製「さとやまの塩」。

味噌も塩も薪も、自産自消を毎年続けています。アレもしたいコレもしたいと里山生活における好奇心は広がりますが、一方で時間と労力は限りある貴重なものなので、どこかで取捨選択と集中化が必要だと考えます。

取捨選択の基準は、我が家の場合、①持続可能であること、そして②持続させる意味があること、その2点です。その2点を意識することによって、高いプライオリティ(優先順位)を持つ選択になると考えるからです。

ところで、草花には一年草と宿根草があります。派手な花火のように種を飛ばし一年でお終いなのが一年草、一方、地上部は枯れますが地下では地道に根や球根が生きていて来年も芽を出すのが宿根草。

味噌も塩も薪も、宿根草のように地道に長く続けていこうと思っています。

■ 小夏、いろいろ by M2021/05/27

小夏完食!
5月の初めに知人から小夏を一箱いただきました。そのまま食べてよし、ママレードにしてよし、しかし…

一箱あり、どうしたものかと最初は思ったのですが、結局、完食しました。

・そのまま食べる
・ママレードを5瓶作り、一瓶は実家へ
・ポン酢がわりに、絞り汁と醤油を混ぜてしゃぶしゃぶなどの鍋料理に
・ドレッシングの材料の酢と砂糖がわりに
・皮を刻んで蜂蜜につけ、炭酸やお湯で割って飲む
・上記のものをパウンドケーキに混ぜ込む
などなど

残っているのはママレード3瓶。大切に、大切にいただきます。

■ 初もの by T2021/04/04

今シーズン初の筍
今シーズン初の筍です。長さ15cmほどで晩御飯の味噌汁に入れてもらいました。初ものはこの一本のみ。今日明日と雨の予報なので、雨後の筍が楽しみです。

毎年筍を収穫する竹藪は、これまで僕の叔父がずっと手入れをしていましたが、今シーズンから僕がメインで世話することになっています。

実はこの竹藪の1キロ程のところに、昨年スターバックスのお店がオープンし、週末は駐車場は賑わっています。近くには富山県立大学や片山学園初等科があり、竹藪のある丘陵地は学園都市化しています。

この竹藪、「世界で最もお洒落な竹藪」と、僕は勝手に命名しています。

■ 食事 目的か手段か by M2021/02/24

家にある食材で

昨日の夫の記事に触発され、PCに向かっています。

皆さん、食事についてどうお考えですか?
私はこう考えています。

私は、食事を生きていくための手段とは考えていません。
私は、食事を生きることそのものだと考えています。
つまり生き続けることが人間の目的ならば、食事も生きる目的であると私は考えます。

何故、食事は生きることそのものだと私は考えるのか。それは私は動物だからです。葉緑体をもつ植物とは異なり、光合成で自分の体内で栄養を作ることができない動物だからです。

最近コロナ禍で、家で食事をとることがこれまで以上に増えました。そのせいで食事を作る機会も増えています。

テイクアウトやデリバリーで食事を調達することも可能ですが、私は食事のために料理をする一連の行為を退屈で面倒だとはほぼ思いません。むしろ生きている手応えを感じます。食事をとることは生きることそのものだからです。

食事に関わる労を面倒で、極力避けたいものとして認識するならば、生きることそのものを面倒で極力避けたいものと認識することに他ならないでしょう。

生きることが楽しいということは、食事も楽しいということです。

お気づきでしたか?
昨日の夫の記事の「暖房」を「食事」に、「僕」を「私」に変え、少しだけ文章をいじっただけです。

生活そのものを楽しいと感じることは、とても豊かで贅沢だと思うのは私だけでしょうか。

ちなみに写真はちょっと贅沢な昨日の夕食。家にあった食材で作りました。

・湯で大豆のサラダ
・豚肉とキャベツのトマト煮
・ゴルゴンゾーラとりんごのパスタ
パンは射水市のパン屋さんtoitoitoiのカンパニュー、ワインは週末の残りをグラスで・・・

■ かぶら寿司 by T2020/12/28

自家製かぶら寿司
妻が、かぶら寿司を作ってくれました。実は、蕪栽培が我が家の菜園で初めて成功したのです。

我が家の菜園は、無農薬・無化学肥料・無除草剤を10年以上続けています。それ以前は少なくとも25年間休耕地となっていたので、少なくとも35年間は脱ケミカルです。

蕪や白菜などアブラナ科の野菜は虫にとても食べられやすく、毎年、有機無農薬栽培だと虫に負けてしまっていました。今年はネットで畝を覆い防虫対策をしました。ネットは間引きや草取りの際とても厄介で手間がかかります。それにネットをしていても虫はどこかから侵入して被害も見られましたが、なんとか不屈の蕪が成長してくれました。

無農薬・無化学肥料・無除草剤で正直に育った蕪と人参、富山湾海洋深層水の自家製天然塩、妻の実家から頂いた餅米などを材料に作られたかぶら寿司、とても上品な味に仕上がりました。

■ シンクロニシティ by T2020/12/08

鹿肉のステーキ
毎週日曜日の夕食はワインディナー。今日のメインは鹿肉のステーキ。それにシラーとカベルネソーヴィニョンの赤ワインを選択。

出てきたお皿を眺めてみると、あるものに見えてきました。何に見えますか?

今年の夏に収穫して冷凍保存されていたオクラのきざみ、鹿肉ステーキの塊、そして鹿肉にちょこんと置かれたドライプチトマト。ドライプチトマトは薪ストーブで数時間乾燥させたものです。

そうです。星空のオーストラリア大陸ウーメラ砂漠に無事帰還着陸した「はやぶさ2」からのカプセルです。料理した妻に尋ねると全然意識していなかったとのこと。偶然にもワインもオーストラリア産(Wine Men of Gotham Shiraz)。

意味のある偶然の一致 シンクロニシティです。

■ 今年もドライフルーツ! by M2020/12/07

昨年末にトリコノート のイベントで知った薪ストーブで作るドライフルーツ。
昨日、冷蔵庫にあった林檎と柿、そしてミニトマトで作ってみました。

スライスして金網に並べるだけ。昨日の日中は陽が入ったので薪ストーブは一時フェードアウトしましたが、余熱でみるみるドライ化しました。天然無添加安全おやつです。夕食後、バニラアイスにトッピングして食べました。甘味が凝縮され美味しい!
ドライフルーツづくり

ドライフルーツ完成間近

ドライフルーツアイスにトッピング
健康、安全、安心は日々の生活を丁寧にすることで得られるのかもしれません。丁寧にできるゆとりを確保することが大切そうです。

私のゆとり確保の極意は…
抜けるところでは徹底的に手を抜くことでしょうか。例えば、1日3食の献立は毎日ほぼ同じ。献立を考える時間とエネルギー、買い物に費やす時間とエネルギー。これだけで大分ゆとりが生じます。

さらにルーティーンの日課。朝起きてから夜寝るまで、毎日ほぼ同じ行動。昔から飽きっぽかった私が、ルーティーンの日課を苦なく続けられています。その結果得られるゆとりの価値の方が高いことに気付けたからかもしれません。

■ 日常の 親しき中にも 礼儀有り by T2020/12/01

夕暮れ
毎週日曜日の自宅ディナーはワインコース料理です。これは我が家のルーティーンです。

ワインの選択は、ワイン卸商カーヴロンド(富山市)の浅野さんにお願いしています。現在は1回の宅配に8本、豚肉、牛肉、鴨肉、鹿肉、羊肉、鶏肉などに合う主に赤ワインを選んでもらっています。選んだワインの特色が記述された解説書も同封されていてとても参考になります。

鴨肉、鹿肉、羊肉などは、みどり共同購入会に宅配してもらっています。特に蝦夷鹿肉は牛肉よりも安く、野生のため化学飼料や抗生物質の心配が全くありません。

野菜は自家菜園からの採れたて野菜です。

薪ストーブの熱源も利用しながら調理し、薪ストーブの炎を眺めながら食事を頂きます。

休日しかも自宅の食事ですが、きちんと襟のある服を着用してディナーに臨みます。白洲次郎氏のように「ネクタイを着用していなくて失礼」ではありますが。

「日常の 親しき中にも 礼儀有り」そう思っています。特別な場所やイベントは必要なく、ステイホームの日常の中にメリハリがあれば良いと思っています。

写真は、先日の自宅ディナーにて、食卓からの窓越し風景です。夕暮れの空色がとても美しく、妻が思わず撮りました。