One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ダウンサイジング by T2021/09/30

野鳥
年齢を重ねるにつれて、完全な高齢年金生活者になる以前に、家計のダウンサイジングをなるべく早く開始した方がよいと僕は考えます。ダウンサイジングとは規模の縮小のことです。

何故早く開始した方がよいかと言えば、人間は急に習慣を変えることが苦手だからです。少しずつゆっくり無駄な支出を減らし、少ない収入内で生活する習慣化を図るためです。

ところで、都会から田舎に移住すると生活費は少なくなるでしょうか?たとえば物価や住居費の高い東京から、地方の里山田舎に移住すると生活費は少なくなるでしょうか?

2021年7月16日の日経新聞WEB版の「地方移住こんなはずでは・・」という記事によれば、特に自動車関連費の増加によって、かえって生活費が増大した場合があるとのこと。

事実、私たち夫婦は富山県の駅に近い街中から、バスの本数の少ない里山に移住しましたが、それと同時に車も1台所有から2台所有に変化しました。確実にその分生活費は増大しました。今後、自動車関連費は我が家のダウンサイジングにおいて優先事項となるでしょう。

「今まで苦労して働き、貯蓄や年金掛け金を支払ってきたのは、好きでもない車の運転を、高齢ドライバーの危険を冒してまでも続けるためだったのだろうか?」と、人生のエンディングにおいて、そんな悔恨の思いをするとしたら、何のために働いてきたのかと悔やんでも悔やみきれません。

老いとともに人間は、その身体経済能力においてもダウンサイジングせざるを得ません。さればこそ、いち早く足るを知り、精神的に満ち足りた人生の総決算に努めたいと考えます。