One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ フェーズフリー by T2021/09/02

薪
災害の多い日本の現在。非常時における備えや避難訓練の重要性が叫ばれています。でも、その重要性が認識されている割には、日頃の備えや意識を高めているかと問われれば如何なものでしょうか?皆さんのご家庭はどうですか?

フェーズフリーという言葉があります。フェーズとは区分という意味で、フェーズフリーとは区分しないという意味です。つまり平時と非常時を区分しない暮らし方をしようという意味だそうです。

例えば、僕は独身時代に日頃家でも寝袋で寝ていたことがあります。自転車にテントやキャンプ用品を積んで日本各地をツーリングしていました。これはある意味、毎日が避難生活のようなものです。

ここまで極端でなくとも、日頃家族でキャンプやバーベキューをして楽しんだり、天気の良い日は歩いて仕事場まで出勤したり、家の簡単な補修を自分で行ったり、車のガソリンは半分を切ったら満タンにするように習慣化したり、そんな日常がそのまま非常時への備えとなるような暮らし、それがフェーズフリーです。

我が家のフェーズフリーの最たるもの、それは薪ストーブ生活。電気やガスなどライフラインがストップしても薪エネルギーは健在。暖房のみならず調理や照明の道具としても利用できます。薪を作る一連の作業を通じて、チェンソーやアウトドア道具の使用技術も維持できます。そして何より、里山活動によって健康体力を維持できます。

一気に涼しくなりました。あと1ヶ月余り経てば薪ストーブに炎が帰ってきます。