■ 阿蘇中岳第1火口噴火 by T ― 2021/10/21
昨日、阿蘇中岳第1火口が噴火しました。皆さんは阿蘇山に登ったことはありますか?登ったならばどういう登り方をしましたか?クルマ?ロープウェイ?
僕は1985年3月に、中岳第1火口内部を見下ろせる火口縁まで、自転車のみで登りました。テントなど野営道具一式を自転車に積んで。
当時大学生だった僕は、自転車で九州を巡り、雲仙普賢岳、薩摩開聞岳、桜島北岳(途中まで)、阿蘇中岳などに登ってきました。
最近の僕しか知らない人は、僕の顔を見れば薪ストーブやスローライフを思い浮かべるかもしれませんが、昔の僕しか知らない人は、僕の顔を見れば自転車を思い浮かべるかもしれません。人間のアイデンティティや印象は変化するものですね。
でも、僕の中では薪焚きスローライフと自転車は共通の哲学でつながっています。それは「人力をなめんなよ」という哲学。たかが1シーズン分の薪ぐらい斧一本あれば充分、標高1500mぐらいの中岳ぐらいなら自転車で上れる。
たかがちっぽけな人間、されど人力をなめんなよ。
人力で太刀打ちできないものがあるとすれば、それは大自然の力、火山噴火のように。
僕は1985年3月に、中岳第1火口内部を見下ろせる火口縁まで、自転車のみで登りました。テントなど野営道具一式を自転車に積んで。
当時大学生だった僕は、自転車で九州を巡り、雲仙普賢岳、薩摩開聞岳、桜島北岳(途中まで)、阿蘇中岳などに登ってきました。
最近の僕しか知らない人は、僕の顔を見れば薪ストーブやスローライフを思い浮かべるかもしれませんが、昔の僕しか知らない人は、僕の顔を見れば自転車を思い浮かべるかもしれません。人間のアイデンティティや印象は変化するものですね。
でも、僕の中では薪焚きスローライフと自転車は共通の哲学でつながっています。それは「人力をなめんなよ」という哲学。たかが1シーズン分の薪ぐらい斧一本あれば充分、標高1500mぐらいの中岳ぐらいなら自転車で上れる。
たかがちっぽけな人間、されど人力をなめんなよ。
人力で太刀打ちできないものがあるとすれば、それは大自然の力、火山噴火のように。
■ 日常的な里山活動としての自転車 by T ― 2021/07/07
最近、健康ブームと環境意識の高まりから、日本でもスポーツ用自転車(ロードバイクやマウンテンバイク)を見かけるようになりました。でもそんなブームは自転車に乗ることが目的で、日常生活の移動手段として積極的に自転車に乗るライフスタイル普及と言えません。
特に田舎では、公共交通機関が不便=クルマ必要 という方程式が当たり前になっていて、自転車を主たる移動手段に選択する人は年金生活高齢者であっても稀です。自転車は維持費も少なく健康にも良いのに。
ところで、自転車で10数キロの距離を通勤することは、僕にとって里山活動の一つだと思っています。何故ならば美しくキレイな空気の里山街道を、空気を汚さないで走ることができるからです。僕の所属している金山里山の会のモットーは、里山で活動して健康になろう、です。
里山を走って、里山の美しさに気づき、里山で健康になる。クルマでは得られないものが自転車にはあります。
特に田舎では、公共交通機関が不便=クルマ必要 という方程式が当たり前になっていて、自転車を主たる移動手段に選択する人は年金生活高齢者であっても稀です。自転車は維持費も少なく健康にも良いのに。
ところで、自転車で10数キロの距離を通勤することは、僕にとって里山活動の一つだと思っています。何故ならば美しくキレイな空気の里山街道を、空気を汚さないで走ることができるからです。僕の所属している金山里山の会のモットーは、里山で活動して健康になろう、です。
里山を走って、里山の美しさに気づき、里山で健康になる。クルマでは得られないものが自転車にはあります。
■ 雨が多いのに、どうして? by T ― 2021/05/28
僕が自転車競技をするようになった30年前に比べて、スポーツ用自転車でサイクリングを楽しむ人々が確実に増えました。スポーツ用自転車で通勤する人も目立ちます。
でもどうして、レースやレースに向けてのトレーニングでもないのに、ロードバイクやMTBのような泥除けの無いスポーツ用自転車で通勤やサイクリングをするのでしょう?趣向性の問題だから、他人がとやかく言えない領域ではありますが、サイクリングにはロードバイクやMTBを使うのが当然であるという先入観によるものならば、こういうスポーツ用自転車はいかがでしょう。オススメします。
それは、通称スポルティーフという車種の自転車です。スポルティーフとはフランス語でスポーツ用自転車のことです。戦後、日本に初めてサイクリング文化が伝わった時、それはフランスを経由して入ってきたので、こういう命名になりました。
スポルティーフは、レース用ではないけど、スピードを出してサイクリングするための車種です。ホイールやタイヤ、変速機等はレース用自転車と同様ですが、軽い昼食やワインなどを入れるための小さなフロントバックとキャリア、ライト、そして泥除け(フェンダー、マッドガードともいう)を装備しています。雨の日はカッパを着るのでなく、身体と自転車共に防水する為にポンチョを着ます。
荷物を背中に背負って、泥除けの無いロードバイクから背中に噴水のような雨水をかけながら、通勤やサイクリングするのはとても不快でしょう。比べてスポルティーフは天然革サドルさえも濡れませんよ。
そしてこのスポルティーフ、里山のカントリーロードにとても似合っています。写真は僕の唯一の自転車で、変速機無しのスポルティーフ。若い時に散々レースを走ったので、今や変速するのに飽きちゃいました。だから黎明期の自転車のような固定シングルギアのスポルティーフです。この方が里山丘陵のアップダウンをより味わうことができます。
でもどうして、レースやレースに向けてのトレーニングでもないのに、ロードバイクやMTBのような泥除けの無いスポーツ用自転車で通勤やサイクリングをするのでしょう?趣向性の問題だから、他人がとやかく言えない領域ではありますが、サイクリングにはロードバイクやMTBを使うのが当然であるという先入観によるものならば、こういうスポーツ用自転車はいかがでしょう。オススメします。
それは、通称スポルティーフという車種の自転車です。スポルティーフとはフランス語でスポーツ用自転車のことです。戦後、日本に初めてサイクリング文化が伝わった時、それはフランスを経由して入ってきたので、こういう命名になりました。
スポルティーフは、レース用ではないけど、スピードを出してサイクリングするための車種です。ホイールやタイヤ、変速機等はレース用自転車と同様ですが、軽い昼食やワインなどを入れるための小さなフロントバックとキャリア、ライト、そして泥除け(フェンダー、マッドガードともいう)を装備しています。雨の日はカッパを着るのでなく、身体と自転車共に防水する為にポンチョを着ます。
荷物を背中に背負って、泥除けの無いロードバイクから背中に噴水のような雨水をかけながら、通勤やサイクリングするのはとても不快でしょう。比べてスポルティーフは天然革サドルさえも濡れませんよ。
そしてこのスポルティーフ、里山のカントリーロードにとても似合っています。写真は僕の唯一の自転車で、変速機無しのスポルティーフ。若い時に散々レースを走ったので、今や変速するのに飽きちゃいました。だから黎明期の自転車のような固定シングルギアのスポルティーフです。この方が里山丘陵のアップダウンをより味わうことができます。
■ インフラストラクチャー by T ― 2021/03/02
3月に入ると、自転車シーズンが始まります。雪に閉ざされていた冬の間に回転部分の分解掃除とグリスアップを行います。この毎年の作業は、30年以上自分で行い続けています。
ひとくちに30年以上と言いますが、この継続が意外と地味で困難なんですよ。何故なら、最近のスポーツ用自転車部品は、分解してメンテナンスするのが日進月歩で困難になっているからです。別の言い方をすればメンテナンスフリーという名の使い捨てになってきているからです。
僕は旧式のシンプル機能の部品を使用し続けていて、従来通り分解してメンテナンスできるため、30年以上続けていられるわけです。専用工具も新たに購入する必要もありません。
機械やモノは壊れるものです。モノを購入する際に、新品の時だけを考えるのでなく、維持管理がしやすいかも長期的に考慮すべきだと考えます。
話は変わりますが、僕の住む里山地域でも新たな道路建設が行われています。少子化に伴い、今後移動人口が減少するにも関わらずです。雪国なので道路が増えると除雪負担も増加します。融雪装置工事も増えます。そして最近、道路等のインフラストラクチャーの老朽化が問題になっています。そしてその負担を次世代・次次世代に残そうとしています。次次世代は生まれて来るのも嫌になり、少子化するのも納得できます。
モノを所有する時には、短絡的・衝動的にならず、長期的思考を働かせる必要を感じます。子孫のためにも。
■ 30年間未経験 by T ― 2021/02/27
先日、親友がEメールで私たちの結婚記念日を祝してくれました。よく記念日を覚えてくれていたものです。感謝。そうなんです。今日で結婚して満30年。
ところで、この30年間を通じて未経験のことがあります。それは顕著なインフレーション。
結婚前、1990年代に、僕は自転車(ロードバイク)のオーダーフレームを作ってもらいました。その時の値段が12万円。そして、2015年に現在乗っている自転車のフレームをオーダーしました。その時の値段も何と12万円。
今まで最高の投資方法は預貯金でした。バブル時期は高利率、バブルが弾けリーマンショック時に株価は暴落しても、預貯金はゼロ金利で資産価値が下がることはほぼありませんでした。よって愚直な預貯金が最強の安全資産でした。
しかし、これからはそう単純ではありません。今後いつ、私たち夫婦は顕著なインフレーションを経験することでしょうか。インフレは忘れた頃にやって来る。皆さんは、今後どのようなリスク管理を考えていらっしゃいますか?
ちなみにこの30年間、里山産の自家野菜や自作薪の価値は不動でした。今後も自産自消する野菜や薪の価値は不動です。何故なら私たちが年間に消費する野菜や薪の量は不動だからです。
自産自消できる健康に投資するのが最高のリスク管理かも。健康に投資すれば、100歳時のプラチナ婚式に届くかも知れません。
ところで、この30年間を通じて未経験のことがあります。それは顕著なインフレーション。
結婚前、1990年代に、僕は自転車(ロードバイク)のオーダーフレームを作ってもらいました。その時の値段が12万円。そして、2015年に現在乗っている自転車のフレームをオーダーしました。その時の値段も何と12万円。
今まで最高の投資方法は預貯金でした。バブル時期は高利率、バブルが弾けリーマンショック時に株価は暴落しても、預貯金はゼロ金利で資産価値が下がることはほぼありませんでした。よって愚直な預貯金が最強の安全資産でした。
しかし、これからはそう単純ではありません。今後いつ、私たち夫婦は顕著なインフレーションを経験することでしょうか。インフレは忘れた頃にやって来る。皆さんは、今後どのようなリスク管理を考えていらっしゃいますか?
ちなみにこの30年間、里山産の自家野菜や自作薪の価値は不動でした。今後も自産自消する野菜や薪の価値は不動です。何故なら私たちが年間に消費する野菜や薪の量は不動だからです。
自産自消できる健康に投資するのが最高のリスク管理かも。健康に投資すれば、100歳時のプラチナ婚式に届くかも知れません。
■ 自転車オフシーズン by T ― 2021/01/29
現在、自転車はブレーキを外して室内トレーニングマシンとなっています。
と同時に今後、回転部分のグリスアップと消耗品(タイヤ、ブレーキシュー、チェン、ワイヤー)の交換を、部品を購入してきて自分で行います。
今冬は、後部フェンダー(泥除け)の取り付けボルト部分に亀裂が見つかりました。フェンダーを新品に交換してもよいのですが、まだ十分使えるし、亀甲型デザインのフェンダーはお気に入りなので、DIYショップで購入してきた金具を自分で少し加工し補強することにしました。
写真の、ブレーキ本体とフレームブリッジの間に挟んだL字金具がそれです。この後フェンダーに穴を開けボルトで固定します。
材料費等は500円にも満たないです。工賃は自分で行うのでゼロ円。
ところで、ある知人が先日の大雪でバンパーを破損しました。通勤途中の事故だったそうです。当然その日の労働賃金以上の修理費を支払う羽目になりました。何のために働いているのか?クルマを維持するために働いているのか?疑問に思ったとのこと。
クルマは購入費も維持費もとても莫大、それに比べて自転車はコストパフォーマンスに優れています。
そう考えると、自転車とのお付き合いは一生のお付き合いになりそうです。
と同時に今後、回転部分のグリスアップと消耗品(タイヤ、ブレーキシュー、チェン、ワイヤー)の交換を、部品を購入してきて自分で行います。
今冬は、後部フェンダー(泥除け)の取り付けボルト部分に亀裂が見つかりました。フェンダーを新品に交換してもよいのですが、まだ十分使えるし、亀甲型デザインのフェンダーはお気に入りなので、DIYショップで購入してきた金具を自分で少し加工し補強することにしました。
写真の、ブレーキ本体とフレームブリッジの間に挟んだL字金具がそれです。この後フェンダーに穴を開けボルトで固定します。
材料費等は500円にも満たないです。工賃は自分で行うのでゼロ円。
ところで、ある知人が先日の大雪でバンパーを破損しました。通勤途中の事故だったそうです。当然その日の労働賃金以上の修理費を支払う羽目になりました。何のために働いているのか?クルマを維持するために働いているのか?疑問に思ったとのこと。
クルマは購入費も維持費もとても莫大、それに比べて自転車はコストパフォーマンスに優れています。
そう考えると、自転車とのお付き合いは一生のお付き合いになりそうです。
■ ひとすじの道 by T ― 2020/11/19
オーダースーツやオーダーシューズ(ビスポーク)があるように、自転車にもオーダーフレームがあります。自分の体格や乗り方に合わせてスチールパイプを採寸カットし溶接して作る自転車のフレームです。
僕はサイクリングに目覚めた学生時代から現在に至るまでの37年間で、ちょうど10本のオーダーフレーム自転車を乗り継いできました。これら10本のフレームは唯一人のフレーム職人の手によって作られてきました。言い換えれば僕は唯一人の職人さんの作るフレームだけに乗り続けてきたわけです。
アルミやカーボンなど新素材フレームが主流になった今でも、僕はクロモリスチールフレームに乗り続けてきました。これだけは全くブレることがありませんでしたし、今後もそうでしょう。
そのフレーム職人さんも、もうすぐ80歳に近づいてきました。やがて80歳になる現在まで、フレームを作り続けてきましたし、今後もそうでしょう。
先日、秋の叙勲において、その職人さんは旭日章を受賞されました。その道一筋に生きてきたことが評価されることは何と素晴らしいことでしょう。
今日も、その職人さんの作った自転車フレームに乗り続けることのできる有り難さをかみしめています。
僕はサイクリングに目覚めた学生時代から現在に至るまでの37年間で、ちょうど10本のオーダーフレーム自転車を乗り継いできました。これら10本のフレームは唯一人のフレーム職人の手によって作られてきました。言い換えれば僕は唯一人の職人さんの作るフレームだけに乗り続けてきたわけです。
アルミやカーボンなど新素材フレームが主流になった今でも、僕はクロモリスチールフレームに乗り続けてきました。これだけは全くブレることがありませんでしたし、今後もそうでしょう。
そのフレーム職人さんも、もうすぐ80歳に近づいてきました。やがて80歳になる現在まで、フレームを作り続けてきましたし、今後もそうでしょう。
先日、秋の叙勲において、その職人さんは旭日章を受賞されました。その道一筋に生きてきたことが評価されることは何と素晴らしいことでしょう。
今日も、その職人さんの作った自転車フレームに乗り続けることのできる有り難さをかみしめています。
■ 何故、山に登るのか by T ― 2020/10/24
先日、ある人が言っていた。
「何で山に登ろうとする人がいるのだろう?自分だったらそんな重力に逆らうことなんてしない。」
何故、人は山に登るのか?イギリスの登山家、故ジョージ・マロリーの「そこに山があるから」という答えは有名だが、本当に何故、人は山に登るのだろう?
話は逸れるが、今は亡きロックミュージシャンの忌野清志郎は、50歳になってサイクリングを始め、各地の山道を自転車で登った。自転車を始めたきっかけを彼は話していた。
「2000年、東北山形県での話。雪崩に巻き込まれ行方不明になった息子を、80歳になった父親が吹雪の中探し回り、遂に救出したというニュースを知った。いざという時に今の自分には、自分の大切な子どもを助けるだけの体力があるだろうか・・。それから俺は自転車を始めた。」
人間は、自分だけに及んでくる重力さえ処理すれば生きていけるのだろうか?人生とは自分だけの問題なのだろうか?もしも自分だけの問題なら、どうせいつか必ず死ぬ自分なのだから、今死んでも五十歩百歩でなかろうか?自分がこれからも生きようとする動機というものは、自分の中だけを探し回っても見つけるのが困難なのではなかろうか?明日も生きようとする本当の動機とエネルギーは、今の自分を何か他の対象に投企するところから生まれるのではなかろうか!
自分の命をかけても守るべき大切な命が他に存在する。そんな命の存在の有難さ。そのためにも、自分の他にもう一人分の重力を背負うだけの体力を身につけておく。それはあたかも重い荷物を背負って山道を登るかのよう。
何故、山に登るのか?
そこに大切なものがあるから、それが共に生きていくということだから。
「何で山に登ろうとする人がいるのだろう?自分だったらそんな重力に逆らうことなんてしない。」
何故、人は山に登るのか?イギリスの登山家、故ジョージ・マロリーの「そこに山があるから」という答えは有名だが、本当に何故、人は山に登るのだろう?
話は逸れるが、今は亡きロックミュージシャンの忌野清志郎は、50歳になってサイクリングを始め、各地の山道を自転車で登った。自転車を始めたきっかけを彼は話していた。
「2000年、東北山形県での話。雪崩に巻き込まれ行方不明になった息子を、80歳になった父親が吹雪の中探し回り、遂に救出したというニュースを知った。いざという時に今の自分には、自分の大切な子どもを助けるだけの体力があるだろうか・・。それから俺は自転車を始めた。」
人間は、自分だけに及んでくる重力さえ処理すれば生きていけるのだろうか?人生とは自分だけの問題なのだろうか?もしも自分だけの問題なら、どうせいつか必ず死ぬ自分なのだから、今死んでも五十歩百歩でなかろうか?自分がこれからも生きようとする動機というものは、自分の中だけを探し回っても見つけるのが困難なのではなかろうか?明日も生きようとする本当の動機とエネルギーは、今の自分を何か他の対象に投企するところから生まれるのではなかろうか!
自分の命をかけても守るべき大切な命が他に存在する。そんな命の存在の有難さ。そのためにも、自分の他にもう一人分の重力を背負うだけの体力を身につけておく。それはあたかも重い荷物を背負って山道を登るかのよう。
何故、山に登るのか?
そこに大切なものがあるから、それが共に生きていくということだから。
■ これだけ進歩したにもかかわらず by T ― 2020/09/20
先日、通勤帰りに自転車の前輪がパンクしました。今年初めてのパンク。秋の日は釣瓶落とし、暗くなりかけていたので急いでチューブを交換して帰宅しました。
こんなに科学技術が進歩して、宇宙にまで飛び出すことができるようになった人類にもかかわらず、未だにタイヤの無パンク化を実現できていません。
確かに自転車のノーパンクタイヤは存在します。しかしその乗り心地は重たく良好とは言えません。またノーパンクタイヤは外すのが困難で、リムやスポーク修理が面倒です。
パンクのリスクが無くなるならば、自転車は更に性能の良い道具となるでしょう。
とは言うものの、パンク修理するのも楽しいものです。せっかく身につけたパンク修理のスキルですから、1年に1回くらいのパンクはスキル維持には適当です。
写真は、左が一輪車のノーパンクタイヤ車輪及び軸付きで、右が僕の自転車のタイヤチューブのみです。何と、両方ともほぼ同額の約1500円です。これも信じられません。
こんなに科学技術が進歩して、宇宙にまで飛び出すことができるようになった人類にもかかわらず、未だにタイヤの無パンク化を実現できていません。
確かに自転車のノーパンクタイヤは存在します。しかしその乗り心地は重たく良好とは言えません。またノーパンクタイヤは外すのが困難で、リムやスポーク修理が面倒です。
パンクのリスクが無くなるならば、自転車は更に性能の良い道具となるでしょう。
とは言うものの、パンク修理するのも楽しいものです。せっかく身につけたパンク修理のスキルですから、1年に1回くらいのパンクはスキル維持には適当です。
写真は、左が一輪車のノーパンクタイヤ車輪及び軸付きで、右が僕の自転車のタイヤチューブのみです。何と、両方ともほぼ同額の約1500円です。これも信じられません。
■ 人生いろいろ 暑さも人それぞれ by T ― 2020/08/23
誰に聞いても、昔と比べて今は暑くなったと口を揃えておっしゃいます。
果たして、昔と比べて今は本当に暑くなったのでしょうか?
僕の場合、個人的印象ですが、今の方が暑さに関して楽です。断然昔の方が暑くて辛かった。その理由について述べましょう。
今から40年近く前、前世紀のことですが、僕はアマチュアで自転車ロードレースを走っていました。例えば全日本クラスの国民体育大会のレース(当時まだ国体はそれなりにステイタスがありました)が10月に開催されるとなると、県予選は8月の今頃。それに向けて練習するとなると、真夏の暑い中100キロから200キロのアップダウンの激しい道を走らねばなりません。時には心拍数を170〜180拍/分の有酸素運動AT値ギリギリで。
今の年齢で追い込んだ運動をすると活性酸素によって寿命を縮めますから、そのような高負荷をかけてはいけないと自分を納得させることができます。だから自分を叱咤する自分はもう存在せず、堂々?と楽に楽しく自転車に乗ることができるわけです。反対にスピードを上げようとすると「ダメじゃないか!お前は早死にしたいのか?」と止める自分がいるくらいです。僕は渋々(ほくそ笑みながら)スピードを落とすわけです。
要するに、昔の夏のロードワークは暑くて暑くて辛かった。強烈なトラウマです。それに比べて今の真夏の楽なこと楽なこと。
人生いろいろ、暑さもそれぞれ。十把一絡げではありません。