One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ほどほどに by T2019/02/17

枝も極力活用した
2008年に放送されたNHKの番組「エベレスト街道を行く」を視ていました。標高4000m近くの村には樹木がほとんど無く、薪は標高を下って徒歩で担ぎ上げてくるとのことでした。11月、シェルパの家では皆室内にいるにもかかわらず白い息を吐きながら暮らしていました。

私たち夫婦が2001年12月にエベレスト街道をトレッキングした時も、薪は主として調理に使用されていました。ロッジのゲストルームは極力暖房を控えます。暖房するとただでさえ薄い酸素がさらに薄くなってしまいます。その時あるシェルパの言葉が印象的でした。
「寒い時は服を着れば良い。」

今シーズン富山では雪も少なく我が家の薪消費量は例年より少ないようです。それでも6立米くらい消費したでしょうか。とても贅沢なことです。薪は再生可能なエコエネルギーとはいえ少なからず環境負荷をかけています。

写真は枝も極力活用した薪。薪の樹種につべこべ言わず、知足を肝に銘じ、大切に薪を焚きたいと思っています。室温もほどほどに。

ただし薪ストーブは焼却炉ではありません。合板や塗装板、釘付廃材はNG! それらは財布を痛めないかもしれませんが大切な薪ストーブ本体を痛めます。足るを知ることとケチは違います。