One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 大切なのは一貫性 by M2021/03/16

豆桜開花
我が家の建築に際しお任せしたのは、宮田建築の宮田邦彦さん親子です。お父様の跡を継ぎ大工として主に住宅建築を手掛けられており、我が家の仕事がお父様の手を離れた最初の仕事でした。

宮田さんは親子ともども言葉と行動に乖離がないため、心から信頼を寄せています。昨日もエアコンの設置工事に先駆け、足場の敷設の打ち合わせに、仕事の合間を縫って訪問してくださいました。

一方、言葉と行動が乖離している人を見ると、懐疑心が沸き起こります。10年以上も前に出会った方ですが、今でも時折思い出す人がいます。

その方は、環境教育の分野で高い評価を得ていた方でした。当時、その方と比較的近い立場に私はいました。その方の普段の行動は外からの評価とはかなり異なっているように私は感じ、腑に落ちずにいました。

具体的なエピソードの一つは、大きなワンボックスカーを通勤に使っていらっしゃったことです。環境意識の高い人でしたらお分かりかと思います。ワンボックスカーは大量のCO2を排出しているのです。

同様に頻繁にある停車時のアイドリング、紙の大量使用、歩ける距離でも車を使用するなど、日々の行動と外向けのパフォーマンスとの乖離に、その方の行う環境教育に胡散臭さを感じずにはいられませんでした。

そういう私も排気量の大きい車を所有し通勤に使っています。このブログでエシカルを標榜している以上、排気量の大きい車を手放したほうがいいのかもしれません。一方で、新しい車を購入するよりも乗り続けた方がトータルに考えると環境への負荷は少ないとも考えます。

一面だけを見て人を判断することは控えたほうが良いのはもちろんです。しかし、大切なことは細部に宿っているのではないでしょうか。

信頼に値する人間であるために、宮田さん親子に倣い、一貫性を保った言動を心がけたいと思います。