One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 富山 2019 初日の出 by T2019/01/01

富山2019初日の出
静かな大晦日の道を1時間余りランニングした。ほとんどすれ違う車がいなかったのに、コストコホールセール近辺には多くの車。

車の洗車も済んだ。ガソリンも充分。でも新年元日は車に乗らない。猪突猛進の年、だからこそ第一日目は浮つくことなく落ち着いて。

立礼点茶のしつらえをした。家具作家中村和生氏の制作したネストテーブルをセットして茶道具を設置。準備にかかった時間はおよそ30分。名画名軸名室贅沢な侘び寂びなど不要。これがOne’s Way式立礼点前。

拝景、雪景色の中、小楢の枝に僅かに残る枯葉。これに優る侘び寂びは無し。

■ 2019スノーシューで山歩き by T2019/01/02



初歩き
元日に使い初めをすることは滅多にありませんが、昨年の内に購入してあったスノーシューで里山の雪歩きをしました。

雪原には道が有って無いようなもの。歩いたところが道。雪さえあれば家の玄関から即フィールド。普段は雑草生い茂る藪や田圃であっても雪が積もれば容易に歩くことができます。

すぐにフィールド

ウサギの足跡を追う

野ウサギや小動物の足跡に並んで縦横無尽にスノーウォーキング。視点が変化するといつも見ている風景が違って見えるから不思議です。

快晴の元日

一時間も歩けば結構汗をかきます。車も使わずリフト料金も払う必要もなく、ただ雪原を歩くことが楽しい。これは病み付きになりそう。そして里山暮らしがいっそう好きになりそう。

登り坂

一汗をかく

家に戻れば薪ストーブが留守番をしてくれています。暖かい室内に入って昼食。薪ストーブのおかげで元日は包丁だけでなくガスコンロも使うことなく御雑煮を頂くことができます。

スノーウォーキングと薪ストーブ雑煮。お金をほとんど使わない元日になりそうです。

食後は妻が新年の抹茶を点ててくれました。静寂の元日に松風が聞こえました。


■ 初焼き?! by M2019/01/03

ベイクドチーズケーキ
写真はベイクドチーズケーキです。昨日、手作りしました。

きっかけはちょっぴり残っていた生クリームと昨年末から中々減らないクリームチーズの処分(?)のためでした。レシピサイトで調べた後、我が家にあった材料で作りやすいように適当にアレンジしました。

<材料>
クリームチーズ 200g
生クリーム    30g
牛乳       70ml(間違えて170mlで作ってしまいました!)
卵黄      2個
卵白      2個
砂糖      大さじ2杯
小麦粉     大さじ3杯

<作り方>
1 クリームチーズ を室温に戻します。
2 卵白に砂糖を加え、角が立つまで泡だてメレンゲを作ります。
3 1に卵黄を混ぜ、マヨネーズ状にします。
4 3に生クリームと牛乳を加えて、ハンドミキサーで攪拌します。
5 4に小麦粉を加えて、さらに攪拌します。
6 5に2のメレンゲを加えて、さらに攪拌します。
7 6を紙を敷いた丸型(20cm)に流し込みます。
8 7を160℃に温めておいたオーブンで60分焼いて出来上がり!

※ 甘味が控えめでしたので、ブルーベリーソースをかけていただきました!

牛乳の分量を間違えたためしっとり感が高めとなりましたが、まずますのお味でした。

特別なことはありませんが、新年2日目も静かにつつがなく過ぎました。今日も静かな一日でありますように!

■ コンサバじゃなくてトラッド by T2019/01/04

点茶

最近、保守的(conservative)と伝統的(traditional)の違いが拡大しているように感じます。

お正月にはおせち料理でしょ、という先入観は保守的。でも外注外食のおせち料理じゃあ家庭の伝統料理じゃない。

お神酒には日本酒、というのは保守的。でも醸造用アルコール添加の日本酒は、伝統を軽んじる経済優先のお神酒であって、本来伝統的日本酒は全て純米酒であったはず。

本来伝統的元日は財布の休業日であるはずが、田舎のショッピングセンター初売りは何と!朔日から。

陶器やプラスチックの鏡餅!模造品の榊!これぞ保守・反伝統の極み!!

グローバル経済優先が世の主流であり、それに追従するのが保守的というならば、グローバル保守とローカル伝統の格差が拡大するのも頷ける。

こんな時代だからこそコンサバ(保守的)じゃなくてトラッド(伝統的)な生き方を貫きたいと年に初めに決意新たにしたのでした。

■ 普通にある by M2019/01/05

エシカルなファイル
写真は11月のドイツ訪問時に購入したファイルです。表紙は紙製、金属製のとじ金具がついています。

マイクロプラスチックが環境問題としてニュースに取り上げられる以前から私たちは出来るだけプラスチック製品を使わない生活を心がけていました。日本でプラスチックを用いないファイルを探すのは至難の技でした。外国製の高価なものでしたらこだわりの文具店で購入できるのですが、普段使いにはどうかと思うことがしばしばあり、金属製の金具だけを購入していました。

詰まった日程の中で、ドイツ(コトブス市)での研修中に夕方自由時間が30分ほどできました。ホテル近くの庶民的なショッピングセンターの文具売り場で見つけました!しかも価格は50円ほど。研修に関する資料用に2枚購入。ホテルに帰り、穴あけパンチを借りて、資料を閉じこみました。

普通にエシカルな商品を購入できる環境があるドイツ。日本はまだまだ後進国と思わされる出来事でした。

■ ない。でも幸せ?! by M2019/01/06

ないものが多い
ないものを写真に撮ることは難しい。多くの家庭にあるけれど我が家にはないものが結構あります。

昨日はプラスチック製品をできるだけ購入しないようにしてると記事にしましたが、他にも購入しないものがあります。家電製品でいえば…

その1 炊飯器:結婚当初から鍋でご飯を炊いています。起きてすぐに火をつければ30分後には炊きあがっています。

その2 エアコン:夫の実家は1970年代初期にすでにクーラーがあったそうです。私は一度もエアコンもしくはクーラーのある家に住んだことがありません。

その3 電子レンジ:夫の実家はエアコンと同じく1970年代初期にすでに家にあったそうです。私はエアコン同様、一度も電子レンジを持ったことがありません。

その4 電気ポット:お湯はその都度沸かします。冬季は薪ストーブの天板においたポットに常に湯が沸いています。

我が家を訪れた方に時々「TVもないのですか?」と聞かれることがあります。リビングにはありませんが、寝室に小型のTVがあります。TVは夫の目覚まし替わりになっています。その他、週に1、2度映画を観るくらいです。

なくても楽しい毎日を過ごせます。最近読んだ書籍「サピエンス全史」でも書かれていましたが、狩猟採集民が豊かな暮らしをしていたとのこと。ないものが多い方が、ある意味で暮らしに豊かさを感じられるのかもしれません。

■ 予想的中! by M2019/01/07

the Most
昨日、the Mostへ行ってきました。2015年にオープンしたオーダーメイド紳士服のお店です。

もう何年も前から夫はツイードのジャケットを新調したいと言っていました。今持っているジャケットは20代の後半に富山の老舗のSHOPで購入したものです。細身で身長の高い夫にはサイズ感が少し太めで後姿はジャケットに着られている風でした。それでも冬季の外出には欠かすこととできないアイテム。大事に大事に25年以上着続けています。

theMostを知ったのは夫が検索して見つけたウエブサイトでした。写真にはKAKIのものらしき家具が写っていました。私たちと共通の嗜好性、ツイードへの強いこだわりと向上心を感じさせる内容に好感を持ち、今年初めての買い物へ出かけたのでした。

予想は的中!
フィッターの久保さんが語るツイードの話は楽しく、生地を選び、採寸までの2時間があっという間に過ぎました。出来上がりまでにひと月。お店を訪れてから、出来上がりまで続くウキウキとした気分は、旅行計画と似たものを感じます。過程も楽し。値は少々張りますが値段以上の買い物になるだろうと確信しています。

出来上がりは2月5日。どのような仕上がりになるのでしょう。今から楽しみです。

the Mostのウエブサイトはこちらです。
https://the-most.jp

■ 塗る by T2019/01/08

デッキ

時々、自転車の革サドルと工具携帯ポーチにオイルを塗ります。そうすれば革が硬くならずしなやかな状態を保ち、よって長持ちします。

時々、革靴に靴用クリームを塗ります。最初に汚れを落としてからクリームを塗ります。

杉の床板に蜜蝋ワックスを塗ったりします。杉の木目が浮き出てきて嬉しい気分になります。

雪の時季は除雪用スコップに雪がくっつかないよう、古びたロウソクを擦り付けます。スキー用のワックスだったらもっと良いです。

春になったら家のデッキの再塗装をしたいと思っています。

塗ることは大好きです。

■ ブルックス革手袋の収納場所。 by T2019/01/09

手袋は胸ポケットに

昔、ツイードジャケットの胸ポケットに黒革手袋を差して歩くジェントルマンを見かけ、「カッコいいな」と妻に話したところ、ブルックスブラザーズの革手袋をプレゼントしてくれました。

かれこれ10年近く使っています。ブルックスの革手袋は冬の定番です。

結婚当初、今から25年以上前、銀座にあるポールスチュアートやブルックスブラザーズは僕(僕たち)にとって『ティファニーで朝食』でした。店内を眺めているだけで幸せな気分になれました。でも頑張って買うモノといったらネクタイやシャツまででしたけど。

雪国から上京した僕たちにとって、東京の冬はコートの必要はなくツイードジャケットにマフラーそして手袋があれば十分。暖かいお店に入れば手袋は胸ポケットにスマートに収納というわけです。

写真説明 : ロフトに上がる階段を大工の宮田棟梁に作ってもらった際、踏み板の後ろに木のポールを組み込んでもらいました。階段下のスペースを有効活用してハンガーに洋服をかけるためのものです。帰宅し脱いだ洋服は直ぐにクローゼットに収納せず、ブラッシングして一晩風を通してから収納します。また翌日着用するシャツをかけておいてシワ取りするためにも使います。アイロンがけした直後も使います。ポールにしっかりハンガーをかけるため、不意に落下することがありません。

■ 小さな家 その1 by T2019/01/10

トイレの漆喰壁

我が家の建坪は17.5坪で延べ床面積が約30坪です。二人暮らしで充分な大きさだと思っていますが、富山の平均的な一戸建て住宅からすれば小さいようです。

小さいことは多くの利点があります。その利点の一つにホンモノの材料を隅々まで100パーセント使用できるといった点が挙げられます。細部で妥協する未練は残りません。

例えば内装の天然漆喰壁です。クロス張りは1箇所もありません。トイレからロフトの妻部分まで漆喰壁です。柱や梁を大壁で隠すことなく、昔ながらの日本住宅に習い柱を見せる真壁にして白い漆喰を塗ってもらいました。そうすることによって無垢の木の柱や梁が呼吸できます。また多孔質の漆喰壁も調湿効果大です。更に白壁は僅かな照明光でも反射し室内が明るくなります。漆喰壁は埃が付着しにくく古くなっても味わいが増します。クロス張りだと古くなると汚くなり剥がれたりします。

ビニールクロス張りの方が天然漆喰壁よりも大好きという人に出会ったことはありません。でも漆喰壁はクロス張りに比べて単位面積当たりのコストが大です。ならば小さな家にして全体の壁面積を抑制すれば隅々まで漆喰壁にできるわけです。

他にも小さな家の利点が考えられますが、今日はこの辺で。