One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ ラストスパート by T2019/05/11

早朝の薪割り
既に薪ストーブの煙突掃除も終了しているので、どれだけ朝冷え込んだとしても暖房することができない。ならばもう少し後で煙突掃除すれば良いのに?いやいや、暑くなったら暑くなったで煙突掃除が嫌になる。梅雨や台風で掃除できなくなる。そうやってズルズル掃除しなくなる。もう少し薪ストーブを焚きたいなと思う時が潮時。何事も8割がOK。

この時期、どうせ太陽が昇り始めれば気温がグングン上昇するのだから、少々寒いのは早朝だけ。そういう時こそ薪割りをして体を温めるのが得策。もう一ヶ月もすれば梅雨入り。薪割りもラストスパート。現在玉切りしてある原木を全て割り積んでしまいたい。

早起きはニ束三文の徳かどうか知らないが、少なくともニ束以上の薪は作れる。そのくらいこの時期の早朝一分一秒はとても貴重。ヤワなラジオ体操なんかに付き合っている暇はない。

でも今日は土曜日。朝のNHK FM番組「ウィークエンドサンシャイン」だけは例外。ピーターバラカン氏の選曲は、薪割りしながらでも十分聴くことが可能である。

その理由を述べよう。テレビと違いラジオは目と手を作業に向けることができる。それと斧による薪割りは機械割りと違って静かに作業できる。ラジオと薪割りはとても相性が良い。(でも今日は番組開始前に作業が終了しちゃった。ラストスパートが効いた。)

ちなみに今日、5月11日はボブマーリーの命日。

■ ガレージのバージョンアップ by M2019/05/12



コンクリート土間打ち工事1

コンクリート土間打ち工事2
写真はガレージです。昨日、コンクリート土間打ち工事が始まりました。

新築当初からいずれは土間打ちをと考えていました。19年目にしてようやく着工の運びとなりました。この間、いつも通り、あーでもない、こーでもない議論を重ね、たどり着いた結果がガレージ部分のみをコンクリート土間打ちをするというものでした。

以前は、積雪対策のためにガレージを道路まで伸ばすとか、ガレージに扉をつけて防風雪、防犯効果を高めるであるとか、道路とガレージの間をおしゃれな感じでコンクリート打ちをするとか…、中央の柱をぬくとか、いろいろと案はありました。

機能性と庭の状況を考えて結局は最もシンプルな案で落ち着き、着工の運びとなったのです。

明後日、火曜日にはコンクリートが入ります。数日間、ガレージと勝手口を使えず不便な生活となりますが、それもまた楽し!


■ 初夏のサイン by M2019/05/13

写真はガラス製のハエトリ瓶にいけた大手毬と桔梗です。ハエトリ瓶は結婚当初に蚤の市で購入したものです。
大手毬と桔梗

庭では大手毬が満開。初夏到来のサインです。ガラス工房マルさんの器とともに玄関先に飾りました。花器は高岡銅器です。
大手毬

One’s Way オープンハウス&ガーデンを開催した1週間前は芽吹きの緑のグラデーションを楽しめました。夏を思わせる先週の気候で緑は一気に濃くなり、初夏の花が咲き出しています。

黄菖蒲も高岡銅器の花器にいけ、bue-due製のネストテーブルに飾りました。
黄菖蒲

センダイハギは洗面所に!本郷仁さん制作の雲形の鏡への写り込みが面白い!
センダイハギ

大手毬をトイレのカウンターにも飾ります。bue-dueの奥様のエッチング共に…
大手毬

庭で眺める花も楽しいのですが、切り花を室内で賞美するもの悪くはありませんねえ…。

■ 薪焚き人は愛煙家? by T2019/05/14

薪ストーブの煙突
タバコを吸うもの人に非ずかの如く、受動喫煙嫌悪ムーヴメントもあって最近は禁煙嫌煙ファシズムのような時代です。僕は元々タバコを吸う身体能力に欠けているため喫煙の経験はありませんが、愛煙家の人々に同情する気持ちも無いではありません。

もし自分にタバコを吸う能力があったならばと仮定しましょう。

タバコの害として攻撃の的に晒されているタール。肺ガンや血管障害等身体の健康を害する面に関しては、さほどためらい無く喫煙したかもしれません。多少(かなり)寿命を縮めることになるかもしれませんが、一度きりの人生、好きなことをして終えたいです。

しかし、ニコチンの害は許容できないでしょう。このニコチンの害はタールの害に比べて世間では騒がれていない感があります。しかしニコチンの弊害がある限り、たとえ僕にタバコを吸う能力が備わっていたとしても、絶対にタバコを吸わなかったでしょう。

ニコチンの害とは何か?端的に言えば、「幸福感を失っていく害」です。

ニコチンを吸うと、知らず知らず確実に幸福感を削り取られていき、しかも厄介なことに幸福感が失われていっていることに本人が気付かない。そして現状が幸福だと勘違いさせられているといった正に映画『マトリックス』状態。

人間に幸福感や幸福期待感をもたらす脳内物質はドーパミンだそうですが、ニコチンはドーパミンの代わりをするようになります。よってドーパミン分泌を低下させ、幸福感を得るために常に外部からニコチンを摂取しなければならなくなります。

タバコを吸うとイライラが落ち着くと愛煙家は言いますが、タバコを吸わない人は吸わなくても落ち着いた幸福状態なわけです。タバコを吸うと食欲が減退したと言う人がいますが、正に食べる喜びを削り取られているのかも。

他人の心の中には決して入ることができないので、自分が幸福状態だと認識している状態は、実は他人と比べて低く、さらに低くなっていっているとしたら・・。

僕個人としては許容できません。

写真は、煙突掃除を終えてネットを被った薪ストーブの煙突。

■ 話し合い現在進行形 by T2019/05/15

コンクリート流し込み
ガレージのコンクリート土間打ち工事、ただいま進行中です。
昨日、コンクリートの流し込みが無事終了しました。

コンクリート作業に最適の気温は4℃。これは水の体積が最も小さくなるからです。よって強固なコンクリートを築くためには氷点下にならない寒い時期が適しています。(実際、母屋の基礎工事は1999年の11月から12月に行いました。)

しかし、建物のコンクリート基礎など強度を必要とする場合ならともかく、今回は平板な土間打ちなので、そこまで神経質にならず気楽にこの時期に行うことに夫婦で話し合って決めました。薪ストーブもオフシーズンとなりガレージの薪棚を移動しやすかったためも理由の1つです。

このようなコンクリート工事に限らず、私たち夫婦は物事を決める際に徹底的に話し合うように努めています。その際お互いの発言力は完全に平等です。一方が強く他方が発言を控えるということが決して無いように、特に自由な発言ができる空気を作るように努めています。自由な発言のための空気作りに関してはブレーンストーミングのルールを参考として、アイデアを生み出す段階において過度な批判は避けることにしています。

一方で、発言が自由であり発言力が完全に平等であるということは、相手任せ、相手依存になってはいけないといった責任責務が発生します。そして結果に関して、たとえ失敗や反省すべき点が生じた場合でも、どちらかに責任をなすりつけることができないということでもあります。

このような徹底的な話し合いは、家族という集団のまとまりと生産性を高めるにはとても良い方法だと考えています。家族内の話し合いができていれば、夫婦の姓が1つであろうと別姓であろうと家族としてのまとまりは強いと思われます。

とまあ、肩苦しいブログになりましたが、要は話し合って知恵を出し合うことはとても楽しいということです。

我が家に入居して19年。現在も楽しく自分たちのカイショの範囲内で家作りを進行中です。

■ 2つのブルックス by T2019/05/16

ブルックスブラザーズのシャツ
アンディウォーホルに影響されたわけじゃないけれど、シャツ(いわゆるワイシャツ)はブルックスブラザーズを愛用している。ワイシャツの下に肌着シャツを着る日本人が多いけど、あれはダサい。それはパンツを2枚重ねて履いているようなもの。開いた襟元から下着シャツの首元が見えようものなら最悪。やっぱり直接地肌にブルックスのセミワイドカラーシャツやポロカラーシャツ(ボタンダウンシャツ)を着るのがカッコいい。シャツ一枚じゃ肌寒かったり、逆に暑くて汗シミが目立ったりするのが嫌だったらベストを重ねたほうが正統派。そして絶対に半袖シャツは厳禁。暑ければ長袖を巻くし上げれば良い。

ところで、僕の自転車のサドルも同じくブルックスB17細身の革サドル。でもこの2つのブルックスは全く別物。シャツのブルックスはアメリカの会社(1818年創業)だが、ブルックスサドルは英国の会社(1866年創業)。今ではほとんど革サドルを見かけなくなった。確かに革サドルは重いし雨に濡れたりすると手入れが面倒だからかも。でもやっぱり手のかかる革サドルに優るものは無い。

ダンディズムとは骨折り損のやせ我慢を貫き通すことである。

■ 今日はエンヤの誕生日 by T2019/05/17

エンヤのお父さんが経営していたパブ
5月17日はアイルランドの歌姫エンヤの誕生日。エンヤの生まれ故郷はドニゴール州の田舎。数年前、エンヤのお父さんが経営していたパブを訪れたことがある。レンタカーじゃなければ訪れることが極めて困難な場所にあるパブ。みんなどうやって飲みに来るのだろう。ちなみにドライブ中の僕たち夫婦はコーヒーとケーキと頂いた。

アイルランドやスコットランドでは車の運転は極めてストレスが少ない。日本と同じ右ハンドル、左側通行という理由もあるが、最大のストレスフリーは信号機の少なさとラウンドアバウト(ロータリー)の多さである。

絶対にラウンドアバウトは信号機よりも合理的である。車は必ず減速するので交差点事故が減るであろうし、停電になっても交通がマヒしない。

最近になってようやく富山県内にラウンドアバウトができたそうである。“ようやく”である。日本は世界標準からかなり遅れている。早く日本も先進国の仲間入りをして欲しいものだ。

■ ようやく完成! by M2019/05/18

元はスカート
3月末にニットスカートをフェルト化したことを記事にしました。
http://onesway.asablo.jp/blog/2019/03/22/9050116

本日、ようやくトートバックが完成!

4月に富山市内にある革細工素材を扱っているお店「クラフト工房」に行きました。店主さんに皮の持ち手をつけたいと相談したところ…色々とアドバイスを下さいました。

1)ニットだけは伸びるし、中が汚れるから裏地をつけること。
2)革を馴染ませてから取り付けた方がいいのでオイルを塗ること。

ということでこの日は、持ち手用の革ベルトを購入しただけでした。

その後、夫が自転車用のオイルを塗り込んでくれ、私は夫が着古したシャツで裏地をつけ、昨日ようやく「クラフト工房」へ…。開店と同時に入店し、店主さんに教わりながら作業をすること1時間余り…。途中、小さな(?)ミスもありましたが、何とか完成。

しかし、季節は初夏。
ニット製トートバックの出番は半年後?

■ 動いている庭という哲学 by T2019/05/19

自生繁殖しつつあるレンゲ草
ジル・クレマンというフランス人作庭家については、30年来の自転車仲間から教えてもらった。我が家の庭を見て何となくクレマン氏の著書『動いている庭』を貸してくれたのだ。

植物は適者生存の原理に則り、人間の意図を超え、人間も含めあらゆる媒介者を巧みに利用し、作り込まれた庭をはみ出し、ついには庭を混沌に導く。そうしてできた荒れ地とは人間から土地を奪還する植物たちの正常な営みであり、生命の揺らぎとエネルギーに満ち溢れた土地である。そのダイナミズムの中で自然本来の庭は形作られ、そして変遷していく。

写真は庭で自生繁殖しつつあるレンゲ草。僕には種子をまいた記憶が全く無いがいつの間にか群を成した。これだけ増えてくると何となく周りの雑草を取り除かずにはいられない気持ちになる。レンゲ草にとっては”してやったり”。レンゲ草も元々は雑草のひとつだったのに。僕という人間を巧みに利用し、競争相手を出し抜き、その範囲を拡大していく。

人間の浅はかで馬鹿な特性、それは他人からよく見られたいが故に草取りに勤しむ特性、そして汗を流して草取りしたことを周囲に何となくPRする習性。植物たちはそんな人間の特性を巧みに利用し、その裏をかき、強かに広く遠く動いていく。

庭で学ぶことは極めて多い。庭は哲学するには絶好の場所である。

■ 有るものから考える by T2019/05/20

あるものディナー
里山暮らしを始める前、私たち夫婦は街中で某スーパーマーケットの隣に住んでいました。私たちにとって隣のスーパーはあたかも大きな冷凍冷蔵庫でした。すなわち家の冷凍冷蔵庫に食材を買い置きする必要がなく、食事メニューを決めてからスーパーに食材を集めに行く(買いに行く)のでした。

最も近いコンビニエンスストアまで3キロ、最も近いスーパーマーケットまで5キロの里山に家を構えてからは、食材は週2回の宅配サービスに依頼。よって妻は食材を見てからメニューを考え調理するようになりました。

現在、スーパーマーケットに買い物に行くのは一年に多くて5回ぐらい。全く不自由を感じていません。妻は家に有る食材という条件があった方がメニューを考えやすいと言っています。

当然、新鮮な刺身を食べることはできません。でも僕は高校生までほとんど刺身を食べなかったおかげでしょうか、身長183cmまでスクスクと成長できました。(生モノよりも加熱した物の方がタンパク質や糖分の分解吸収が良いとのこと。それに寄生虫や食中毒のリスクも少ない) だから今更必要ありません。

新鮮な刺身は食べることができませんが、代わりに里山で育った新鮮な自家菜園野菜を朝採れで食べることができています。

写真は昨日のディナー。赤ワインに合わせるメニューという条件で、家に有る食材で妻が作ってくれたサイコロビーフステーキです。付け合わせに僕が掘ってきたタケノコと畑に育っているウドをのせて、自家製塩でシンプルに食べました。

頻繁に買い物に出かけなくなって不必要な無駄使いも減り、食材を腐らせるような食品ロスも激減しました。当然ストレス解消のための買い物や外出目的のショッピングも減りました。以前は必要だから買い物するんじゃなくてお金を使う快感のために買い物してたのでしょう。里山暮らしによってストレスも減ったのかもしれません。

有るものから考えて生きていく。おそらく人類の長い歴史の大半はそんな暮らしだったことでしょう。何も考えず何でもすぐに手に入る時代はごく最近のこと。人間の遺伝子に組み込まれた行動パターンからすれば、有るものという条件から考え行動し生きていく方がスムーズで自然なのではないかと思います。