One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ スモール・タウン・トーク by T2019/05/01

フランクフルト(オーダー)
他人事に興味を示したり自分から詮索したりしない。その理由は、時間と労力と記憶力がもったいないから。自分の記憶容量には限りがあるから。

地方新聞を定期購読しない。そこに書かれた情報は耳を塞いでいても噂として耳に入ってくるから。新聞を読まないで困った経験はおくやみ欄情報ぐらい。

TVニュース番組のトップは見ない。その理由は新聞と同様、親切にも誰かが要約して教えてくれるから。その方が時間の節約になるから。

原則、スポーツ番組は見ない。頼んでもいないのに必ず誰かが結果を教えてくれるから。その方がかなりの時間とビール代の節約になるから。

みんなが知っているから自分も知っていないと、みんながやっているから自分もやらないと…という行動様式は努めて選択しない。そんな行動様式の裏は空虚だから。そんな行動様式はコンプレックスや劣等感の裏返しかもしれないから。

スモール・タウン・トーク (小さな町の噂話) に煩わされていると、あっという間に人生が終わっちゃう。だから噂仲間に極力近寄らない。

写真はドイツ東部人口約58,000人のフランクフルト(オーダー)

■ ニホンかニッポンか by T2019/05/02

時代により鯉の数が変化
日本のよみ方、ニホンでもニッポンでもどちらも正しいとされていますが、広辞苑では特別な場合を除きニホンとよみならわしています。

ですが、自分の母国のよみ方ですから自分なりにスッキリさせたいという思いも少しあります。

さて、あなたはどちらよみですか?そしてその根拠は?

僕は以前よりニホンとよんでいます。その根拠はこうです。
日本に伝存する最古の正史『日本書紀』が通俗的にニホンショキとよまれているからです。さらに日本書紀以降の六つの正史いわゆる六国史全てニホンとよまれています。

さて、新天皇が即位されました。新天皇の御言葉の中で、陛下は日本国をニホンコク、日本国憲法をニホンコクケンポウと明確によまれました。この歴史的事実はとても重要だと認識しています。今後ニホンよみの確たる根拠としていきたいと僕自身思っています。(ちなみに安倍晋三氏はニッポンと読んでいました。)

さてさて、あなたはどちらよみですか?そしてこのことがとても重要だと思いますが、その根拠は何ですか?

根拠とは好き嫌いや趣向性といった感情・習慣とは一線を画した、自分自身で理性的論理的に思考する際の中核だと考えます。

■ スーツに畳 by T2019/05/03

1993年_パリを闊歩
絶対に相性の悪い組み合わせ、それはスーツと畳。僕は確信している。

まず第一に、正座やあぐら姿勢によってスーツのトラウザーズ(いわゆるズボン)が確実に痛む、特に膝が抜ける(穴が開く、膝部が前に飛び出す)。上下一対でスーツなのだから下がダメになると上も使えなくなる。また、膝のテカったスーツは洗濯していない学生服のよう。

第二に、畳のすり切れ屑がスーツにくっ付く。不潔感大。

第三に、靴の履いていないスーツ姿ほどダサい姿はない。それはまるで銭湯の脱衣場でシャツを脱ぐ前にブリーフを脱いでしまったダサ姿に匹敵する。

というわけで、畳にスーツは極力避けたいと思っている。

というわけで、どうしても畳の場合、僕はジャケット及びパンツを活用する。ジャケットであったとしても靴を脱ぎたくないのだが何とか許容している。スーツよりもカジュアルになるが、ノーネクタイにスーツよりも品良くドレスアップは出来る。パンツはダメになってもジャケットはその後も使える。

先日、親戚の祭礼宴に招待された。着用したジャケットはインド製麻AvonHouseジャケット。細かな格子柄のおかげで汚れが目立たず長期間使えている。

1993年、初めてツールドフランスを生観戦しに行った時のアルバムを眺めていたら、そのAHジャケットを着てパリを歩いていた。ということは少なくとも25年以上は愛用しているということだ。スーツやジャケットは畳よりも石畳の方が相性良し!

■ 19回目の煙突掃除 by T2019/05/04


煙突掃除
煙突掃除も無事終え、19回目の薪ストーブシーズンが終了しました。
事故も無く快適な薪ストーブライフを過ごせたことを本当に有り難く思っています。
来シーズンは20回目の節目。来シーズン用の薪は既に用意されています。

さて、煙突掃除の道具を1つ紹介しましょう。正確に言えば道具入れですが。
煙突掃除用ブラシ入れ
写真の筒は煙突掃除用ブラシ入れです。煙突掃除は約1メートルのステンレス棒を7本繋ぎながらトップブラシを煙突内に通していくわけですが、7本のステンレス棒を屋根の上の煙突場所まで運ばなければなりません。しかし安全に屋根に上るためには両手をフリーにしておく必要があります。そこで背中に担ぐことのできるブラシ棒入れを自作しました。作り方は薪ストーブ雑誌で紹介されていたアイデアを使わせてもらいました。材料は配管用の塩ビパイプです。極めて簡単に作ることができます。お試しあれ。



■ オープンハウス&ガーデン 1日目2019/05/05


One's Way _ Open House & Garden
五月晴れの爽やかな天候のもと、One's Way Open House & Gardenの1日目が終了しました。

玄関アプローチ

キッチン&リビングダイニング

ヤエヤマブキとキキョウ

リビングダイニング



昨日は午後だけの開催でしたが、程よい感覚でお客様がお越しくださり、楽しいひと時を過ごすことができました。

センダイハギ

旅行好きの方とは旅行談義を楽しみました。トルコ、マレーシアetc. お国柄、食べ物、政治など幅広い知識と体験からのお話に時間が経つのを忘れました。

また、このブログ読者の方がお嬢さと一緒にお越しくださいました。ブログを読んでくださっていることに感謝!そして、住むなら木の家が良いとおっしゃるお嬢様、庭の散策を楽しんでくださったお母様に、掃除と草むしりをした甲斐があったと実感!

寝室

本棚

今日も五月晴れの一日となりそうです。新緑の眺めを楽しんでいただけると思います。
みなさまのお越しをお待ちしてます。

本日は10:00〜18:00の開催です。

玄関

■ オープンハウス&ガーデン 2日目2019/05/06

ボタン開花間近
快晴の空の下、One's Wayのオープンハウス&ガーデン二日目が終了しました。

まずお越しくださったのは夫の幼馴染み。以前に開催した10回のイベント全てにお越しいただいた方です。結婚20周年を機に海外旅行を計画中とのこと。楽しみですね。

その後、父方の叔母と従姉妹が来てくれました。従姉妹のひとりは東京在住。初めてのOne's Way訪問でした。家を案内した後、コーヒーを飲みながら従兄弟の結婚式でのエピソードなど思い出話に花が咲きました。

午後からは「金山里山の会」の会長さん、この家を設計してくださった天野さん、元同僚の方々、母方の叔母と母…、途切れることなく訪問者がありました。

里山暮らし、近況の報告etc. あっという間に終了時刻となりました。

オープンハウス&ガーデン2019春も今日を残すだけとなりました。今日は13:00終了。天気が崩れる前にイベントを終えられそうです。

GW最終日。よろしければOne's Wayにお越しくださいませ。

写真は今にも開花しそうなボタン。GW後半の好天に蕾が一気に膨らんだようです。

■ One’s Way オープンハウス&ガーデン終了2019/05/07

朝陽に輝く庭と家
One’s Way オープンハウス&ガーデンが終了し一息ついています。

最終日は午後1時までということもあってか、お越しくださったのは1名。ゆったり、まったりと時が流れました。

昨日来てくれた彼女を私たちはOne’s Wayの準スタッフと呼んでいます。実際、一昨日お越しくださった方の中に「○○さんに会えると思ってきたんだけど、残念!」という人もいたくらいですから…。

2013年春から2017年秋までとは趣向を変えたイベントでした。私たち夫婦だけでなく、家も庭も歳を重ね、今のOne’s Wayにとって無理のない形で開催できたのではないかと思っています。

4月中旬からのひと月は里山が輝く季節。輝く緑の中でイベントを開催でき、予想以上の方々にお越しいただいたことに感謝します。

ありがとうございました。

■ 皐月のころ 今年も・・ by T2019/05/08

ブルーベリーにヒヨドリ
今年もブルーベリーの花が咲き、例年通りヒヨドリが蜜を吸いにやって来ました。
そのおかげでブルーベリーが受粉します。そして実が成ると再びヒヨドリがついばみにやって来るでしょう。

庭のブルーベリーの木。ダイニングテーブルから眺めるには一等地の場所に植栽されています。でも私たちはほとんどブルーベリーを食べることができません。それをついばむ野鳥を鑑賞する目的のブルーベリーの木となっています。

野鳥にしてみたら、自分が受粉を助けて実を育てたのだから自分が食べて当然の権利だと認識しているかもしれません。確かに僕は草取り以外ほとんど何もしていない。そしてブルーベリーは僕が育てているのではなく、ブルーベリー自身が育っているのです。

まあ、いいか。自然は常に持ちつ持たれつ。

■ 偶然の産物 by T2019/05/09

苔の庭
10年くらい前、芝生の庭を計画しました。

でも何という事でしょう!10年経過してみると苔の庭になりました。

そして今は、芝生よりも苔の庭の方が良いと心から思っています。

高麗芝は冬に枯れますが、苔は常緑モスグリーン。

さらに石や側溝にさえも領域を広げています。

乾燥すれば休眠し、雪の下でも冬眠し、日陰でも元気な苔。

苔のおかげで雑草の繁殖が抑えられ、土が固くなることなく雑草取りも容易。

偶然の御縁で苔と付き合うことになりましたが、末永くお付き合いしたいと思っています。

■ ボーッと牡丹 by T2019/05/10

庭の牡丹
隙間時間があると損した気分になるからゲームしたりスマホいじったりするんだ、と言う知人がいました。

確かに時間は貴重です。しかし一方で、僕はボーッとするのが好きです。時々ボーッと考えています。ボーッとする時間が無いと今後の段取りを立てることができません。

例えばガーデニング。花木や野菜は時期を逸したり失敗したりすると次回は来年を待たねばなりません。人生は短い。例えば僕がナスやキュウリを育てることのできるのも、長く見積もってあと50回(50年分)ぐらいが限度。衝動的、反射的に「とりあえずやり始めてしまえ!下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」的な冒険的生き方は、それこそ貴重な時間を無駄にするやも知れません。

里山スローライフは、ガーデニングや野菜作り以外にも、薪作り、家や道具類のメンテナンス、体力健康作り、地域活動などなど複数の作業を、天候や季節を考えながら同時進行でこなしていかねばなりません。無計画行き当たりバッタリに行うならば、たくさんの仕事量の割には、ただ忙しくせわしなく時間が足りなくて、結果、何をしていたんだろうといった低生産に終わるかも知れません。

写真 : 庭にてボーッと座れば牡丹