One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ トップダウン by T2019/11/03

上部着火法

薪を燃やす時、一般的には熱源の上に薪を載せていくものだと思っていませんか?確かに熱源の上と下では、上の方が高温だから。

では、そもそも燃焼とはどのようなメカニズムなのでしょうか?

薪は100℃以上で水蒸気が発生し、260℃以上で可燃ガス(煙)発生し、600℃以上で可燃ガス(煙)と酸素が結びつき燃える(いわゆる燃焼開始)というメカニズムです。つまり可燃ガス、600℃以上の熱源、酸素といった3つの要素が揃った時、燃焼が始まるというわけです。メラメラしている炎とは、薪が燃えているのではなく可燃ガスが燃えているわけです。

ということはですよ。可燃ガスの立ち上る薪上部に熱源を設置した方が燃焼され易いということになるわけです。こういうわけで、薪の上部に火種(着火のための熱源)を設置する上部着火法(トップダウン)が理に叶っているということがお分かりいただけると思います。

我が家の薪ストーブ(ヨツールF500)も含め、最近は炉内上部に二次燃焼用空気吹き出し口を備えたクリーンバーン薪ストーブが多くなってきています。このタイプの薪ストーブは上部から燃焼用酸素が供給されるので、上部着火法にはとても適しています。

可燃ガスを燃やす上部着火法とは、すなわち煙を燃やす燃焼法なので、排煙が少なくなり環境にもgood。また煙突煙道内の汚れも少なくなりgood。

薪ストーブは、よく乾いた薪でトップダウンがオススメです。

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