One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 本質を探究する by T2021/03/15

梅の花
投資家の藤野英人氏が示唆に富む話を述べておられた。
「日本の企業には致命的な問題点が存在する。それは、そもそも自分たちが何者なのか、どういう会社であるのかについて議論がなされていない。日本では、本質を探究するよりも、汗水垂らして規範に対して忠実に行動することに重点が置かれている。・・例えばAmazon ならば、買うとはどういうことかを本質的に考える人がいる。Facebook ならば、コミュニケーションとはどういうことかを本質的に考える人がいる。それが現在の世界的地位を確立した。ところが日本の企業にはそれが希薄である。」

「金山里山の会」という組織は、どういう組織で何をする組織なのか。そんな本質についての議論や共通認識はとても重要である。本質が認識されていないと、何のために自分は会の活動をしているのか分からないので、モチベーショも希薄になる。ただ上から頼まれて、ただ上に忠実に従っているだけとなる。

組織の本質や政治的な難しいことは、誰かが考えてくれること。自分はただ言われたこと、決められたことに素直・忠実に従う分相応の人間、と思っているならば、それは江戸時代の身分制度、農民身分から全く進化していないのではないか。

今、「金山里山の会」も世代交代の時が来ている。初世代が作り上げて下さった組織を、次世代にも持続し得る組織にしていくために、原点に戻って「金山里山の会」とは何なのか、といった本質の議論が必要不可欠だと考える。

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