One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 土壌分析 by T2021/10/02

有機栽培
野菜の有機栽培を本格的に持続していくために、我が家の菜園の土を化学的に分析してもらいました。

知人の専業農家から教えて頂いた栽培コンサルタントは、長野県に本社のある株式会社ジャパンバイオファーム。丁寧な応対で第一印象は良好です。

今まで有機栽培は、経験と感覚で行われてきた感があります。また有機栽培だから見た目や収穫量が悪くても、そんなもんだろうといった諦め感もありました。有機栽培だから栄養価も高いんじゃないかといった漠然としたイメージもありました。そして有機栽培は環境意識高い系の人がやるものといった棲み分け感もありました。

そんな先入観を一掃し、科学的及び化学的根拠を元に、有機栽培が化学肥料栽培より、長期はもとより短期的にも環境面や品質面で優位であることを実証したいと考えます。

と同時に、有機栽培は自然放任栽培とも異なります。そもそも野菜は天然の山菜ではありません。野菜は人工物です。野菜が人工物である以上、作為的に土壌改良や施肥を行う必要があります。有機野菜だからといって栄養価が高いとも限りません。むしろ有機栽培は化学肥料栽培よりも土地を痩せさせることも考えられます。

カンと経験に頼るだけでなく、また、環境や健康といった倫理感情に訴えるだけでなく、理屈で論理的に説明できる野菜の有機栽培を続け、その蓄積された成功事例や失敗事例データを次世代の人間に伝えて行けたならば、有機栽培が持続可能な栽培になるのではないかと考えています。