One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 自宅でCO2吸収 by T2021/10/23

CO2吸収
富山県砺波市は散居村で有名。その屋敷林をカイニョと呼びますが、カイニョ林がどのくらいの二酸化炭素(CO2)を吸収するかを、砺波カイニョ倶楽部のメンバーが算定しました。

結果は、カイニョ林1戸分で平均家庭16戸分のCO2を吸収。調査したカイニョ林は約250本の樹木と約350本の植物。川崎市の環境団体が作成した「大気浄化植樹マニュアル」の基準でCO2吸収量を算定。詳細は2017年8月7日付けの北日本新聞記事を読んで下さい。

ところで、我が家の屋敷林は植樹したものが13年しか経過していないので立派なカイニョには未だ及びません。しかし元々自生していた樹木を加えると、本数レベルでは上記の事例に引けを取らないので、数年後には同レベルほどのCO2吸収量になってくれるものと目論んでいます。また屋敷林が成長すれば吸収量のみならず樹木本体自身が炭素を貯蔵してくれます。

我が家の暮らしを見るに、ガソリンやプロパンガスのみならず薪に関しても、燃やせばCO2を排出します。どれだけ無駄な燃焼を削減してもCO2排出をゼロにすることは不可能。僕が呼吸するだけでCO2を出すわけですから、人間が生存する限りCO2が出ます。

「究極のエコは人類の消滅なのだから、環境エコ活動は無意味」と結論づける人々がいます。でもそういった全か無か(100かゼロか)のような極論主義者には反対です。極論主義者は何かと理屈をつけて努力を回避しようとしている安易主義者に僕には見えるからです。

たとえ完璧でないにしても、そしてたった一人の活動でも、出来うる限り抑制する努力は可能です。自分で排出したCO2は自分で(自宅の庭で)回収する。いっそうガーデニングに力が入ります。