One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 移住を促進する旅の人 by T2021/10/05

秋の里山
昨日、射水市未来創造課から定住・交流促進係長や移住コーディネーターの方々が我が家を訪問されました。案内役として金山里山の会会長以下役員もお越しになり、距離を保ちながら賑やかに話をすることができました。

ところで富山県では、私達のように他所からの移住者を「旅の人」と呼ぶことがあります。でも、実際本当に旅する人いわゆる観光客は、「自然が美しい」とか「風景が素晴らしい」とただ語り、そして見物して去っていきます。

移住し住人となった「旅の人」は、ただ里山は良い所だなーと傍観者のような感想を言っているだけで良いのでしょうか?

里山の美しい自然や素晴らしい風景は、何もせずとも唯そこにあるわけではありません。変わらないということは何もしないということでは決してありません。美しさや素晴らしさを変わることなく維持する背景には、住民達の労力と努力が存在しています。

射水市の定住・交流促進係長に、「今後移住を考えている人たちに、実際移住された人のナマの声や体験を語ってもらえないか」と依頼されました。是非協力させて下さいと応えました。

「旅の人」は観光客のような傍観者ではありません。「旅の人」も地域住民であり地域作りの主体・参加者です。そこには垣根がありません。美しく素晴らしい里山の維持努力に参加できる機会があるならば、それは大きなチャンスですし、未来の「旅の人」を受け入れる橋渡しになれたならば、とても有難いことだと考えます。