One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 品の良い薪の置き方・燃やし方 by T2018/10/30

オーロラファイア

薪ストーブの炉内がある程度の暖まり、熾(おき)ができたら、その熾を炉内後方に集めます。そして新しい薪を1本熾の前方に横たえます。そうすると横たえられた薪に炎がまとわりつくようにユラユラゆっくり燃えだします。

これは薪自身が燃えるのではなく、薪から出てくる煙に火がつき燃えている状態といえましょう。この状態だと薪はとても長持ちし、炎も無駄に大きくなりません。

我が家のヨツールF500薪ストーブはクリーンバーンシステムを採用しており、再度酸素を供給する2次燃焼用空気パイプが炉上部にあります。おそらくこの2次燃焼用空気も煙を燃やすことに一役かっているのでしょう。とても単純で合理的・効率的な薪の燃やし方といえます。且つ煙の排出量も抑制され煙突内の煤も少なくなるというわけです。

薪ストーブに限らず、野外の焚き火においても、薪を井桁に組んだり斜めにテント型に組んだりすると炎はバカでかくなり、まるで野蛮人の生贄の儀式のようになります。薪は並行に横並べした方が炎も大きくならずゆっくり心地良く燃えます。

薪の燃え方にも品格の良し悪しを感じるようになってきました。