One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 台風一過とはいかないけれど by T2018/10/01

台風一過とはいかないけれど

台風24号が通過しました。台風一過といった空模様には程遠いです。でも幸い暴雨風の被害はなかったようです。何と言っても台風の備えは空振りであることが最も成功と言えるでしょう。

この週末は、不要不急の外出をしないために図書館で本をたくさん借りておきました。また事前に車のガソリンを満タンにしておきました。晴れ間を見てジョギングをして周囲の状況を観察しておきました。そして乾電池と携帯電話の充電をしておきました。

今回避難準備等の発令は経験できませんでしたが、もし発令されれば良い経験のチャンスですから、非常用携帯物を持って積極的に避難してみようと思っています。

いざという時、最も重要な非常用携帯物は冷静に判断できる精神力と行動力。パニックにならないコツはSTOP。Sはstop(立ち止まる)、Tはthink(考える)、Oはobserve(観察する)、Pはplan(計画する)だそうです。

■ NIKON D5600 by M2018/10/02

NIKON D5600 18-140 VR Kit
ニコンの一眼レフカメラD5600を18-140mmのレンズキットで購入しました。今年の春ごろからこれまで使っていたニコンのコンパクトカメラcoolpix p310の遠景撮影でピントが合わず、この機会に初めてのデジタル一眼レフカメラの購入となりました。

一眼レフフィルムカメラを2001年に購入した後、時を経ずしてデジタル時代に突入しました。それでも頑なにフィルムカメラを使っていました。しかし、夫が自転車雑誌に記事を投稿し始めた2013年にデジタルカメラの購入を決め、初めて手にしたのがcoolpixでした。デジタルカメラはフィルムの消費を気にせずに済む反面、闇雲に取れてしまう怖さもあります。怖さがある一方でその便利さ故、例えばブログにアップする時などになくてはならないものとなってしまいました。

D5600購入時にお店の方に聞いたところによれば、メーカーは修理部品を5年で廃棄するとのこと。在庫を抱えていては経済効率が悪いからだそうです。そもそもデジタル製品は寿命が短い宿命を抱えています。今回は趣味への久しぶりの投資になりますので、coolpixの何倍もの性能を存分に楽しみたいと思います。

ちなみに昨日のブログの写真がD5600での初めての一枚です。

■ 行きました!木梨憲武展 by M2018/10/03

REACH OUT

金沢21世紀美術館で開催中の木梨憲武展へ行ってきました。2014年以来4年ぶりの展覧会の鑑賞を夏から待っていました。

台風24号が通り過ぎたこの日、強い風と雨が時折ぱらつきましたが、平日とあって美術館にはスムーズに入館でき、自分のペースでの鑑賞が可能でした。

彼の人柄を彷彿させる作品の数々に思わず吹き出したり、笑ったり…。木梨さんとLiLiCoさんによる音声ガイドにも助けられ、存分に鑑賞を楽しめました。

会期は10月13日(土)までとなっています。会期中は無休なので残り11日間。写真は新作の「REACH OUT」シリーズの一作です。手と手を取り合う、繋がる…、様々なメッセージが込められた作品です。

木梨憲武展のウエブサイトはこちらです。

http://www.kinashiten.com

■ 世紀末のローファー by T2018/10/04

世紀末のローファー
BASSのローファーを購入したのは1998年12月。つまりこのローファーは前世紀から履いているローファーである。購入場所はカリフォルニア、ギルロイという街のアウトレットにて。

今でこそアウトレットは日本でも知られているが、当時20世紀末には僕にとってアウトレットという言葉というか商業施設は初耳だった。当然日本にはまだアウトレットは存在していなかった。

ジョンスタインベックの小説舞台でも有名なモントレーからサンノゼへの国道101を赤いフォード車で走っている途中に立ち寄った。ギルロイはニンニク生産で有名だが、この巨大なアウトレットも広大なニンニク畑に建設された。当時アメリカでもかなり初期のアウトレット。つまり世界的にみて老舗アウトレットである。

僕にとってアウトレットの初体験がギルロイだったので、21世紀に入りチラホラ日本にアウトレットが建設されても、それは標準的なショッピングモールにしか見えない。それだけアメリカのアウトレットは巨大だったのだ。

ともあれ、このBASSローファーは靴底を数回貼り直し、時々オイルを塗りながら、現在も愛用している。購入場所は大量生産・大量消費・大量廃棄の代名詞のような場所だったが、20年の時を経過し、その存在は一点物の固有物に昇華した感がある。

■ 人災か天災か by M2018/10/05

樹齢300年
また台風が日本に到来中。今年は台風の発生数、日本への上陸数とも統計をとって以来最大となっているようです。

これは天災なのでしょうか?天災だから受け入れるしかないのでしょうか?天災だからその復興に多額の税金が使われることは当然なのでしょうか?

アメリカの元大統領アル・ゴアさんが映画「不都合な真実」で世界各地で被害をもたらしている気候変動を告発してから11年経ちました。映画では、お金と地球とを天秤にかけていました。今の世界は経済優先、地球を軽く扱っています。しかし、その状態が続けば結局経済的に大きな損失を被るということが語られていました。

もし、地球温暖化に警告が発せられ始めた直後からその対策を世界全体で取り組んでいれば、ここまで大きな被害はなく、経済的な損失も少なかったのではないかと思うとやるせなさを感じます。

「ショックドクトリン」
大惨事につけ込んで実施される過激な市場原理主義改革のことです。震災直後にも感じましたが、台風の被害に対してもこの原理がまかり通っているのではないかと危惧します。

災害処理を儲けのチャンスとする大手資本。投資家。被災者と納税者を欺き、災害をチャンスと捉える人々がいます。災害復興に投入される税金を地球温暖化対策に投資していたらどうなっていたのだろう…

天災が実は人災だったとしたら、それも経済効率を優先させた結果だったとしたら…。色々な言説がありますが、私はその言説で得をしてるのは誰かということに注目するようにしています。真実がそこにあると思うから…。

写真は台風一過の金沢の空です。樹齢300年の椎木が街中に残っています。

■ 懐かしい by T2018/10/06

母が「あなたの家の焚き火場で、塩を作るときにでも燃やしなさい。」と、保管しておいてくれた小中学生時代の賞状数枚をくれました。その中にとても懐かしい賞状が混じっていました。

中学2・3年生の夏休み読書感想文。それは僕の住んでいた町の図書館主催の読書感想文コンクールでの入選賞状です。

正直言ってこの賞は僕の自慢です。どこが自慢なのか?たかが町の読書感想文コンクールなのに、自慢にもなりません。

貴重な夏休み、たかが読書感想文なぞに自分の貴重な時間を浪費したくはありませんよね。というわけで僕は本を読まないで感想文を書き入選しました。それもよくある話です。自慢にもなりません。

僕の自画自賛するのはこういうことです。

僕は存在しない本をでっち上げ、当然著者もでっち上げ、その本の読書感想文を書き2年連続で入選しました。どうです?これなら自慢できるでしょう。

勘違いしないでください。架空の物語本を創作できるほど僕は才能ありません。ずる賢い僕は伝記を読んだことにしました。2年生の時のタイトルは『徳川家康を読んで』3年生の時は『武田信玄を読んで』としました。ストーリーは歴史の授業で習ったことでO.K.あとはテキトーに感想を書けば良いのです。要は如何に時間と労力をかけずに読書感想文を片付けるか、更に事もあろうか賞も頂いてしまった。そこが自慢なわけです。

しかし!
それはそれは大きな落とし穴が僕を待っていました。

表彰式が図書館の一室で行われ、そのあと図書館長と一緒に茶話会がありました。3年生の時の茶話会で僕は図書館長の横に座らされました。ケーキを頂きながら図書館長に話しかけられました。

「おめでとう。楽しく読ませてもらったよ。ところで君の読んだ本の著者、私の知らない作家なのだけれど、他にどんな本を書いている作家なの?」

・・・。

■ 薪割り機の功罪 by T2018/10/08

薪
自分で薪を作り始めて19年が経過した。その間、冬のシーズン途中に薪が不足し森林組合を通じて薪を購入したのが1回(2002年)、薪割り機を使用したのが2回(2017・2018)、あとは全て斧で割って薪を自給してきた。昨日が薪割り機を使用した人生2度目の日であった。

夏直前にサクラとケヤキの太い根株を知人から頂き、夏に突入してしまい乾燥したこともあり、斧で容易に割れなくなってしまった。

僕の所属する金山里山の会では、会の所有する油圧エンジン薪割り機と作業場スペースを会員に開放してくれている。午前中、軽トラックに玉切りされた根株原木を作業場に運んで約2時間ほどで軽トラック一杯の薪を作った。

体力の続く限り斧で薪を作り続けるつもりである。薪割りはとても楽しい。それに比べて薪割り機の作業はやっつけ仕事の感がある。ただ最近は自分で山に入り雑木を伐り出してくることが多くなったので、クセの強い根株や原木も増えている。今まではチェンソーで細かく切ったりしていたが、これからは薪割り機の補助的有効活用を考えている。

■ 冬の設え by M2018/10/09

昨日はストーブシーズンに備えて、1階リビングダイニングの模様替えをしました。

模様替え前

外に向いていたソファーを薪ストーブが見える向きに変え、併せてダイニングテーブルの向きも少し変えました。併せてエルクも帰ってきてくれました。

模様替え中

週間天気予報ではまだストーブが必要な気温はありませんが、例年10月中旬には冷え込む日があります。これでいつでもストーブに火を入れられるので一安心です

冬の設え


■ 庭にある材料でスワッグ に挑戦! by M2018/10/10

スワッグ に挑戦

写真は初めて作ったスワッグ です。ハーバリウムの次に火がついたらしいフラワーアレンジの一つです。

材料は全てOne’s Wayの庭にあったものです。ススキ、月桂樹、ワレモコウ、ヒオウギの実。それらを適当に束ねて麻ひもで結びました。

10月21日(日)に開催される金山文化祭への出品を目指して試行錯誤中。初めてにしてはそれなりの出来栄えのような気がするのは私だけでしょうか?

大きな作品には手が出ませんが、小振りのスワッグ を何点か出店できればと思っています。

■ お金を支払ってまでマラソンを走るなんて・・ by T2018/10/11

TOKYOマラソン2018

富山マラソンまで3週間を切りました。近頃は、かつて帝王マイルズ・デイヴィズもライブした県民公園太閤山ランド(一周約4キロ)をよく走っています。

週末になると、ランド内は多くの人で賑わっています。駐車場にもクルマがいっぱい停まっていますが、僕の周りには駐車料金390円がもったいないとランドを敬遠する人もいます。そんな人は駐車無料の大型ショッピングモールなどで休日を過ごしているのかも知れません。

駐車料金を支払い、お弁当を持参して、太閤山ランドにてピクニックする家族と、
駐車料金無料で、大型ショッピングモールにて買い物及び外食する家族と、
果たして1日の合計支出金額はどちらが多いのでしょうか?

なぜショッピングモールは駐車料金が無料なのか、それ以上に利益を回収できるからでしょう。タダは本当のタダではない。

お金の使い方にもその意味にも、投資、消費、浪費、被搾取、ローン返済いろいろあります。

ところで、マラソン大会にエントリーするにはお金を支払わなければなりません。富山マラソンや東京マラソンの場合10000円かかります。加えて交通費や宿泊費もかかる場合があります。「お金を支払ってまでマラソンを走るなんて、その心境が理解できない」と言われることがあります。有料マラソンの意味については複雑多岐に渡ると思われるので、お金の損得に絞ってその意味を考察したいと思います。

結論を述べると僕の場合、1年に1回、富山マラソンに10000円支出することによって他の支出をそれ以上に抑制できると考えています。いわば損して得を取る効果を狙っています。

走ることを自分のライフスタイルに組み込むと、マラソン大会を目標に毎日ある一定の時間を走ることに費やします。その負担は意外と大きく、他のレジャーや趣味に手を出すことが物理的に困難です。二兎を追う者は一兎も得ずです。また、走っている間は時間を消費しますがお金を消費できません。無駄な間食もできません。また、次の日も走るために休息を必要とします。よって飲酒や夜更かしを意識的に抑制します。昼間っからビールなんて言語道断です。

一方、走るということはストイックな行為なので意志力が鍛えられ、よって自己管理能力をつかさどる大脳の前頭前皮質が刺激強化されます。それによって意志力がさらに高まり金銭の衝動的浪費が抑制されます。走れば走るほど生活の無駄が削がれ、暮らしはシンプル、ミニマルになり、最終的に家計利益を高めると思われます。

今回は、走ることによる健康医療費面での損得を考慮していません。それを除いても、僕にとって、走ることは金銭的にお得であると考えています。走ることは木を見ず森を見る行為だと認識しています。

あっ!それともう1つ。僕は太閤山ランドまで自宅から走って行くので、駐車料金390円を必要としません。走るという移動行為は車による支出をかなり抑制してくれます。