One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 本郷仁さんの個展のご案内 by M2018/10/12

ガラス作家の本郷仁さんから個展のご案内をいただきました。

本郷仁「あるものと、なきもの」

本郷仁「あるものと、なきもの」

「あるものと、なきもの」
鏡を素材に本郷さんが創る空間を言い当てているテーマだと思います。
会期は今日12日(金)〜11月4日(日)の金土日 10:00-17:00
砺波市の「Gallery無量」にて開催されます。

私たちは明後日14日(日)の午後に伺う予定です。
ギャラリートークが16:00に、この日は伊藤拓次ダンスパフォーマンスが催されるとのこと。鏡の空間でのダンスも楽しみです。

詳しくはこちらをご覧くださいませ。


■ ツワブキの開花 by M2018/10/13

ツワブキ開花

One’s Wayの庭でツワブキが開花しました。このツワブキは私の実家の庭からもらってきたもの。最初は小さな株でしたがずいぶん大きくなりました。

ツワブキといえば、沖縄旅行の際に訪れた沖縄県平和祈念資料館の入り口で咲き誇っていた姿を思い出します。2月下旬、暖かい風が頬を撫でる中、ツワブキの花の黄色が目に焼き付いています。

艶のある濃い緑の葉とのコントラストもツワブキならではのもの。秋の庭のアクセントになっています。

■ 養子(?)縁組成立! by M2018/10/14

コーヒーの木
写真はコーヒーの木です。

コーヒー好きの私たちが8年前に観賞用に購入したものです。いつも野菜苗を購入している太閤園さんでは観葉植物のレンタル事業もしており、その一つを分けてもらいました。

光沢のある瑞々しい葉は潤いを与えてくれます。また、南国の香りがする白い小さな花、その後に付ける赤い実は冬のリビングを彩ってくれました。

しかし、コーヒーは暖かい地方の植物ですので、寒さが大敵。冬場は10度以下にならない場所で管理する必要があります。いつも家にいるのあれば良いのですが日中外へ出たり、時には旅行で数日家を開けたりすると気が気ではなくなります。

とうとう夫はこのコーヒーの木を行きつけの美容室に譲ることを決意したのです。昨日、外出のついでに美容室に寄り、コーヒーの木を貰ってもらえないかと申し出たところ、快諾してくださいました。

その美容室は観葉植物であふれています。小さな枝を奥様が育てられ天井に届くくらいまで大きくなったものもあります。我が家のコーヒーの木、ルイ美容室で大事にしてもらえることと思います。

旅立ちまでの数日、名残惜しい毎日を過ごすことになりそうです。

■ あるものと、なきもの by M2018/10/15

昨日、本郷仁さんの個展「あるものと、なきもの」へ行ってきました。伊藤拓次さんの人形を用いたダンスパフォーマンスも同時に楽しみました。

あるものと、なきもの

古民家のギャラリー空間に本郷さんの作品が埋め込まれ、新しい空間ができていました。

境界でつながる。

境界線は両者を分けるものではなく、つながる仕掛け。

本郷さんの試みは今の世界を変える仕掛けになるかもしれない。そのような可能性を感じさせる空間になっていました。

パフォーマンスは4種類の鏡22枚でつくられたフロアで演じられました。命のないはずの人形が、伊藤さんと一体化し本物の人間以上に人間らしく動く様に引き込まれました。

あるものと、なきもの

伊藤さんのパフォーマンスは21日、28日、3日、4日の午後1時から開催されます。一見の価値あり!

詳しくはこちらをご覧くださいませ。

■ 手に入れた! by T2018/10/16

カイニョと塩
暑くもなく寒くもなくジメジメもなく、最高の季節です。

久しぶりに「里山の塩」を作りました。早朝から焚き火をして10リットルの富山湾海洋深層水(高濃縮塩水)を約5時間煮詰めました。約1300gの天然塩が出来ました。燃料の薪は主に我が家の屋敷林の間伐材や剪定材を使用しました。

かつての日本では屋敷林(富山ではカイニョと呼ばれている屋敷林)から産出される枝葉を燃料の一部として暮らしていました。このエネルギー自給システムは極めて合理的経済的であると僕は認識します。

そんなカイニョの所有者に私達もようやく到達した感があります。土地を購入し家を建て雑木林を育て、ゼロからスタートした里山生活。名実ともにようやくカイニョを手に入れました!

「里山の塩」が出来上がった後、我がカイニョに育っているクヌギ、コナラを剪定間伐し、新たに燃料薪約1週間分を産出しました。カイニョと共に暮らしが循環し始めました。

■ 伊藤拓次さんはただ者ではない! by M2018/10/17

■ 伊藤拓次さんはただ者ではない! by M

一昨日記事にした伊藤拓次さんについてもう少し詳しく今日は紹介します。

伊藤拓次_人形パフォーマンス

本郷仁さんの個展での人形を用いたパフォーマンスで初めて知ったダンサーであり、振付師の伊藤さん、現在は富山を拠点に活動していらっしゃいます。

が、かつてはフィンランドを始め世界各地の舞台にご出演されていたようです。帰国後も新国立劇場での作品の振付をなさったりと、グローバルにご活躍されています。

その伊藤さんが人形を用いたパフォーマンスを始められたきっかけは「面白そうだったから」とのこと。ご自身の感性のみで創り上げらた表現形態のようです。

今回用いられた人形は10体目だそうです。最初は粘土で人形を作ったそうです。大きさは今のものの半分以下。試行錯誤の末、今のものに辿りついたそうです。

先日のギャラリートークでは、あと8cm大きくてもいいかなあとご発言されていました。

今回の本郷さんとのコラボレーションでは、多くの学びがあったともおっしゃていました。「あるものと、なきもの」私たちの周囲には様々な「あるものと、なきもの」の間に位置するものがあるようです。感性を研ぎ澄ますことで間に位置するものが見えるようになれば、世界が変わるのかもしれない。そのような期待を感じるパフォーマンスでした。

ウォーミングアップ中

本郷さんの作品が創る空間の中でのパフォーマンスは、一見の価値ありです!

■ ようこそ by T2018/10/18

ようこそスナフキン、ようこそ炎

昨晩、薪ストーブに炎が帰ってきました。薪ストーブライフも19回目を数えます。シーズン初めはいつも試運転から。約2時間ほど焚いてフェードアウトしました。

数回ウォーミングアップ焚きを繰り返し鋳鉄を伸び縮みさせます。1週間ほどしてから巡航運転に入ります。

薪ストーブに火が入ると洗濯物がよく乾きます。というより洗濯物が加湿器の役割を果たしてくれます。南向きのペアガラスの一角がサンルームになります。

我が家では、薪ストーブの炎をスナフキンと呼んでいます。ムーミン物語のキャラクターであるスナフキンは夏の間はムーミン谷にいますが、冬の間はどこかに旅立ちます。

ようこそスナフキン、ようこそ炎。

■ イノシシは過労死するのか。2018/10/19

過労死するのか?
イノシシやカモシカなどの野生動物やヒヨドリやハクチョウなどの野鳥たちは、おそらく一生の時間の大半を食料確保や食事に費やしているのだろう。イノシシなどは夜中まで食べ物を求めて活動している。そう考えると野生生物たちは8時間労働のレベルをはるかに超えて働いていることになる。彼らは働きすぎで命を縮めたりしないのだろうか。自然の脅威等の原因を除き、彼女らは食べていくための活動そのものの負担荷重によって病気になったり自死したりすることはあるのだろうか。

薪を作ったり野菜を育てたりしている時、いちいち労働時間を考えることは少ない。薪を作ったり野菜を育てたりすることは暮らしの一部を支える生産活動なのだけれど、それによって命を縮めるような強いストレスや不安を感じることは無い。むしろ命をダイレクトに生きているリアル感がある。

薪を作ったり野菜を育てたりすることに定年退職を考えることは無い。定年を待ち望み、薪割りや菜園から早く引退したいとは決して思わない。

ますます複雑化する人間社会。時にはルビンの壺のように、人生の図と地を反転させ、プリミティブに野生を謳歌したい。

■ 成功とは何か by M2018/10/20

秋の朝の日差しをうけて
「Success」

To laugh often and much;

To win the respect of intelligent people and the affection of children;

To earn the appreciation of honest critics and endure the betrayal of false friends;

To appreciate beauty, to find the best in others;

To leave the world a bit better, whether by a healthy child, a garden patch or a redeemed social condition;

To know even one life has breathed easier because you have lived.

This is to have succeeded.


Ralph Waldo Emerson (1803 – 1882)


「成功とは何か」

よく笑うこと

知的な人からの尊厳を得て、子供たちに好かれること

良い評論家に認められ、見せかけの友人の裏切りに耐えられること

美しいものが分かり、他人のよいところを見つけられること

元気な子供を育てることや庭を造ることでも、社会問題を解決することでもよい

この世を少しでもよいものにして去ること

そして、私の存在によって、この世でたった一人でも気持ちが安らいだ人がいることを知ること

それができたら、人生は成功だったといえる


ラルフ・ウォルドー・エマーソン


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エルクは私たちを幸せな気分にしてくれます。
エルクの人生は成功ですね。


この詩を教えてくれたOさん、ありがとう・・・

■ NEW! 物干し台 by M2018/10/21

写真は我が家のアイテムに新たに加わった物干し台です。

Clothes Dryer

ドイツの工房SIDE BY SIDEで作られたものです。購入したショップの店員さんによるとこの工房では障害のある方たちが製作に携わっていらっしゃるとのこと。機能性、デザイン共に優れており、日本の障害者工房で作られている商品とは一線を画しています。

これまで使っていた物干し台は、結婚直後に地元のホームセンターで買い求めたステンレス製のものでした。一部にプラスチックが使用されており、経年劣化でボロボロに。使用には大きな障害があるとは言えなかったかもしれませんが、移動の際にポールが落ちたり、強風で倒れたりすることに多少ストレスを感じていました。

デッキを延長して物干しを取り付けようと計画していたところでした。恒久性を考えると移動式の物干し台の方がbetterかも!

物干し台_不使用時

少々値は張りましたが、期待以上の使い勝手。デザインが良いので部屋干しも絵になります。不使用時は折りたためて、インテリアに馴染みます。

10月初めに上京しCONRAN SHOPで見つけた逸品。最後の1点を清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ち(大袈裟すぎ?)で購入したことに、後悔はありません。