One’s Way[ワンズウェイ]のブログでは、里山暮らしのあれこれを綴ります。ヘンリー・ デイヴィッド・ソロー の影響を受け、エシカルな暮らしを追求中。薪ストーブを暮らしの核とし、菜園、ガーデニング、サイクリング、ランニングなどを楽しんでします。

■ 歴史に学ぶ時 by T2021/08/18

ストラスアイラ蒸留所
現在のイギリスは世界に誇る園芸大国である。イングリッシュガーデンという言葉も、ときどき耳にする。そんなイギリスの王立園芸協会が設立されたのは、1804年。当時のイギリスは、産業革命以降、都市公害問題と並んで、労働者階級の飲酒、賭博、退廃娯楽による社会問題を抱えていた。「植物を育てることは、人々の生活をより良きものにする」の信条のもと、世界初・世界最古の園芸協会が設立された。

ところで、現在のコロナ禍で、人々はかなり高ストレスの状況に追いやられている。しかし、今までストレス発散方法として手っ取り早く選択されていた飲食を伴う社交やショッピング、娯楽的外出は、非常事態宣言等によって制限されている。

どんなに忍耐強い人間にもストレス容量には限界がある。案の定、我慢の限界に達したのか富山県も感染拡大してる。今までの手っ取り早い刹那的ストレス発散に替わる、生産的で安全なストレス発散方法が今こそ必要とされている。はたして、それをどうやって探せば良いだろう?そんな時、人類は常に歴史から学んできた。

季節も秋になり、朝晩は涼しくなってきた。身の回りを見渡せば、里山は言うに及ばず、結構街中でも土や緑がある。今こそ、ガーデニングの真骨頂を見せる時である。